金魚の眼鏡は百色眼鏡

死して屍拾う者なし。三十路の生き様とくと見やがれ。

小林賢太郎ソロパフォーマンスライブ「Potsunen2008Drop」観て来ました(ネタバレ)

2008年03月31日 22時27分33秒 | ラーメンズ
 ポツネンドロップ感想、ネタバレありなので伏せます。読みたい方は反転を。


・三つの願い
 ポツネンドロップの缶に閉じ込められた江戸っ子の魔法使いと、彼を呼び出した人たちの話。落語仕立てでした。「無人島の男」と「一年にひと文字しか喋れない男」と「毛虫と坊ちゃん」の三本立て。「無人島」はわりと簡単にオチが読めましたが、「一年にー」はよくひねってあってSFの小品みたいなオチでした(笑)「毛虫と坊ちゃん」はてっきり高校生の話だと思ってたら小学生だったんですね・・・。それで体育倉庫のネタはまずいんじゃ(笑)

・アナグラムの穴
 ポツネン名物アナグラム。今回はなんかあっさりめでした。途中で小林が「何か生まれそうな気がする!」と言ってひとネタやってましたが、あれは本当にアドリブだったんだろうか?「よーし、こうなったら・・・チーズ貸せ!」の後、「いったい何が起きたんだ?」と自分で言ってました(笑)ラストのアナグラムは以前小林がKAWADE夢ムック「new」でやってた奴の焼き直しでした。たぶんあれコアなファンならひと目でわかったんじゃ・・・そして新キャラ「チクワマン」誕生。わざわざ小道具も用意されてて、かなりイチオシキャラみたいでしたチクワマン。
 アナグラムは今までに名作が出すぎてるので、過去を越えるのはもうかなり難しい気がしますよ・・・。

・小宮山
 他人の研究室の電話に出ては勝手に引っかきまわす迷惑非常勤講師小宮山リターンズ(笑)前回の小宮山はちょっとホラーっぽい怖さがありましたが、今回はなんかあんま怖くないただの迷惑な人でした(笑)今回は彼の学科と研究内容が判明!すげー楽しそう!

・SEチクワマン
 小宮山が引っかきまわした研究室の備品を使って、アナグラムで生まれたキャラ「チクワマン」の冒険活劇にSE(効果音)をその場で入れていきます。「鉄腕DASH!」でTOKIOがやってたような。SEはほんとよくできてたんだけど、別にこれ小林がやらなくてもいいんじゃ・・・ってネタでした。(辛口)

・ウルトラクイズ
 あの国民的なクイズ番組の北海道予選の司会を務める北海道ラベンダーテレビのアナウンサー。しかし思った通りに進まず・・・?
 小林は札幌ドームのオーロラビジョンの位置が非常に不満なようです(笑)

・ドロップ
 スクリーンに映る動画とシンクロするポツネンならではのネタ。今回はリアルな水が出てきました。バケツから水捨ててましたが、捨ててたところになにもなかった気が・・・地味に手品だったのかあれ?!

・メロス
 アナグラムっぽいネタ。「走れメロス」がどんどん展開していきます。小林の描くメロスがめちゃくちゃかわいかったです。単行本化してほしい(笑)

・干支の覚え方
 記憶術ネタですが、すみませんこれ正直あんま面白くなかったですorz

・ウルトラクイズ再び
 ウルトラクイズ、ついにNYの決勝戦までやってきました。しかしこれまた思った通りに進まず・・・?
 思い通りにいかず怒る小林がいとおしかったです(病気)

・毛虫と坊ちゃん再び
 全然成長してねえ坊ちゃんと毛虫の再会。坊ちゃんバカだー!(褒め言葉)

あれ?なんか全体的に褒めてない気がするぞ(汗)
まあ、ポツネンは前2作がほんとすごかったので、あれを期待していくと「今回はちょっと軽いかな?」って感じでした。「小林、ほんとはもっとできんじゃね?」みたいな。
そして、私たちの隣の席に若い男の子二人連れがいたのですが(アンケート書いてるのちらっと見たら16歳でした!!!)、そういう若い子にはウルトラクイズのネタとかわかんなかっただろうなーと思ってちょっともったいなかったです。ものすごい激戦を勝ち抜いてチケットゲットしてきた人ばかりだから、もっと幅広く楽しめる普遍性のあるネタで勝負してほしかったような(贅沢)
カーテンコールはあまりにも皆が何回も呼ぶので最後はヨレヨレになってました(笑)「夜公演があるとわかっていても全力でやってしまう」と言う小林にみんな大拍手。でもほんと目で見てわかるぐらい疲れてました小林。たくさん公演打ってくれるのは嬉しいけど、あんま無理して欲しくないなー。


グッズはTシャツとドロップ缶とポスターでした。あとはゴールデンボールのDVDやシンメトリーズのCD、大喜利猿の新刊とか売ってました。物販買う予定はなかったんですが、ポスターのあまりにかっこよさに即ゲット。このクオリティで2000円は惜しくない。
ポスターと同デザインのチラシも配られたんですが、すげーいい紙と印刷でクオリティタカスな感じでした。嬉しい。


最新の画像もっと見る

5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
拷問か (64)
2008-03-31 23:49:57
すげー読みたいのに今後DVDで見たいと思ってるので読めない・・・いや読んだってその輝きがうせるわけじゃないんだ・・・などと軽く苦悶しています。はあはあ。
返信する
ひでー (のいにー)
2008-04-01 00:59:38
64さんがレポれっていうからレポったのにー。・゜・(ノД`)・゜・。
DVD化されるのは相当先だと思うので読んじゃえ読んじゃえ(無責任)
返信する
Unknown (かおる)
2008-04-02 09:14:59
小林LIVE、ご一緒させていただいてありがとうございましたm(__)m

衝撃度では前々作、浪漫度では全作が上だなぁという感は拭えませんが、小林賢太郎という人と同じ空間に居るだけで感じる満足度は大したものだと思いました。
やっぱすげぇなーー小林!(笑)
返信する
Unknown (ニヤ)
2008-04-03 19:36:19
64子と同じく葛藤してましたが
欲望には勝てず
読んじゃった。。。

生で見たいな。。。
返信する
拝見しました (64)
2008-04-03 21:38:55
ワタクシも拝見しました。
うひょ~ネタバレどころか、むしろ中身が楽しみになる絶妙レポありがとう。DVDでもいいから賢太郎に会いたいよ。

ラ関係の紙ものはいいですよねえ。デザインはもとよりいつも材質とか加工の使い方とか感動する。
そしてそれがいちいちわかる印刷屋な自分がちょっと幸せ・・・(不遇すぎ)
返信する

コメントを投稿