こんばんは、3月ってほんと忙しいよね!なのいにーです。いやもう3月の頭から仕事は立て込むしプライベートも立て込むし(主に飲み会や内田篤人の「情熱大陸」とかで)、ブログ書きかけのままずっとアップしてなかった・・・orz
もう話題としては古くなっちゃいましたが、一応載せときます。
放送大学学長と自称「有名大学教授」の「矢吹樹」なる人物のツイッターでのやりとりが話題になってますが、いやーこんな一発KO初めて見ましたわ・・・
ネット史上、いや人類の歴史上、ここまで短時間かつ最小限の労力で、他に被害を出すことなく(※ここ重要)、徹底的かつ完膚なきまでに敗北せしめた戦いの例ってないんじゃないか・・・?いや、戦いにすらなってないか、学長さんが戦おうかな?と思ったところで相手方が敗走しちゃったわけだから。
しかしこれリアル水戸黄門だよなあ・・・と思ったら、人気のある長寿時代劇ってみんな「主人公が高い身分を隠して、最後にそれを明かして悪を倒す」話なんですよね。「水戸黄門」しかり「遠山の金さん」しかり「暴れん坊将軍」しかり。学長先生は身分を意識して隠してたわけではないですが(ツイッターのプロフィール見たらちゃんと「放送大学学長」って書いてある)、まあ、ツイート見ただけじゃわかんないですもんね。身分のわからない相手にかさにかかって上からモノ言ったヤツが完膚なきまでに叩きのめされるって、そりゃあ日本人の琴線に触れまくるというか、ぐっとくる展開だよなあ・・・
しかしこの「矢吹」さんも、ずいぶん品性と知性のないツイートばっかりだから大学教授を詐称してるんだろうと思ったら、なんかほんとに大学で教えてるみたいですね。どうすんだこんなんバレちゃったらもうアカデミックな世界じゃ生きられないだろ・・・免職まではされないにしろ、こんなツイートしてたの同僚や学生に知られたら恥ずかしくて顔も上げられん・・・転職するにしたって、もう日本全国つーか世界中の日本人が知ってる状態なんだから、どこ行ったってプークスクスされんだよなー。うわー!想像しただけで恥ずかしくて死ぬるー!!!!
やっぱねえ、いくら匿名だからってあんまり下劣なことはすんなっていうのと、吐いた唾は必ず自分に降りかかってくるってことですなあ。なにこの
90近いじいさんカツアゲしたら元ライト級チャンプだったとか、、
70すぎのじいさんち押し入ったら元軍人の上にフェザー級チャンプだったとか、
40人で列車強盗してヤリ放題だぜヒャッハーって思ってたらたまたまグルカ兵がひとり乗ってて、ナイフ一本で片っ端から血祭りにあげられちゃったみたいな話。
結論:喧嘩は相手見て売れ。喧嘩強いヤツが何故強いかというと、「負ける相手とは絶対やらない」からだ。
読書メモ。
「隅の風景」恩田陸
旅行記。相変わらず酒飲んでますな恩田さん・・・
そして今まで食べたことのない馬刺しがすんごい食べたくなります。
「白洲次郎 日本を復興させた男」須藤孝光
白洲次郎といえば終戦直後にGHQと渡り合ったことで有名ですが、この本はそれよりちょっと後、商工省を解体して通産省を発足させ、サンフランシスコ平和条約を結んだあたりのことです。ごちゃごちゃした思惑をすっぱんすっぱん切り払って進んでいく姿が実に痛快!「ドキュメントノベル」と銘打っていて、少し創作も入ってるみたいですが、やっぱりかっこいいわー白洲さん~。
「父 中原淳一」中原洲一/「夫 中原淳一」葦原邦子
「歴史秘話ヒストリア」で中原淳一やってたので、ふと興味をもってググってみたらいろいろと面白そうだったので、中原淳一の長男と妻が書いた本を借りてみました。
先に息子のほうを読んだんですが、淳一の家庭内での暴君っぷりが延々と書かれてて少々めいる・・・(=_=)それでも息子は息子なりに父のことを愛していたし、また父からも愛されたかったんだろうなあと切なくなります。
妻のほうは夫がいかに素晴らしい人だったか、自分がいかにいたらない妻だったかを切々と綴っているんですが、先に息子のを読んじゃうと、なんていうかこう、夫婦のあり方っていろいろなんだなーとか家族ってなんだろうとか、しみじみ考えちゃうわ・・・
「私の小さなたからもの」石井好子
全編これセレブの自慢話。いやたぶん本人は自慢してるつもりなんかさらさらないんだろうが、それが余計腹立つわー(笑)
森茉莉のエッセイで、女流作家のパーティーかなんかで「石井好子に挨拶したらものの見事に無視された」ってすげー怒ってるのがあったけど、こういうセレブ精神の持ち主なら、いくら文豪森鷗外の娘といえど奇矯なばあさんにしか見えない森茉莉のことはさらっと無視するわなあ・・・と思いました。
若いころ暮らしたパリの話や、自分の好きな料理や食べ物の話ばかりを書いてるっていう点では森茉莉とまったく一緒なのに、どうしてこうも違うのか(笑)
なんか森茉莉の非凡さをあらためて感じたなあ。