ノイバラ山荘

花・猫・短歌・美術な日日

三島由紀夫と徳富蘇峰@山中湖

2013-10-19 19:54:14 | 
家で雑用をしながら、
ふとつけたテレビで
「八重の桜」再放送をやっていて、
しかも、同志社在学中の徳富蘇峰(猪一郎)が
いきなり映り、仰天しました。

山中湖「文学の森」の「徳富蘇峰館」に
行ってきたばかりだったからです。

忙しい間、自然の中に身を置きたい・・
とずっと思いつづけていましたが、
願いかなって山中湖に行ってまいりました。

ほんと、何年ぶりでしょう。
ペンションで英語合宿したり、
富士山や河口湖、伊豆に行く時に通ったり、
大好きな湖ですが、
最近はご無沙汰でした。


途中、道志村の道の駅に寄ります。
地元の野菜やおみやげ売っています。


リスちゃんが水辺に案内してくれます。かわいいでしょ。

 
道志川です。


他に車はいません。

 
湖は雲に覆われていて、富士山が見えません。


船着き場に鴨ちゃんがいっぱいいます。

  
近寄ると逃げるので、遠くから撮っています。

   


これは確かフジアザミ。

 
紅葉です。

 
「フジヤマキッチン」でランチを食べることにしました。

   

窓際の席です。テラス席でも食べられるようです。

 
オーガニックなカレーセットです。
やさしいお味ですにゃ・・サラダは
ドレッシングが足りなくて足してもらいました。

 
お庭をお散歩してみます。

 
こちらが温室と畑のようです。
ここで作ったお野菜をいただいたのですね。


きのこ!

 
団栗がいっぱい落ちていたり、リンドウが咲いていたり。

 
お庭から見たレストラン。


お隣のハンモックカフェ。


すぐ近くの「文学の森」内に
「三島由紀夫文学館」「徳富蘇峰館」があります。

  
ステキな森ですにゃ❤

 
まずは「三島由紀夫文学館」。

  
入り口突き当りに「アポロ像」があります。
三島邸にあるものの縮小レプリカ。

なぜ三島の文学館が山中湖に?
縁があるわけではなく、
小説の取材に訪れたようなのです。

『恋と別離と』『蝶々』『暁の寺(豊饒の海・第3巻)』
『蘭陵王』に山中湖の記述が見られるそうです。
ホームページに詳しいです。
「三島由紀夫と山中湖」

展示室で興味深かったのは、
三島の書斎机の再現、
映像『世界の文豪 三島由紀夫』
(第1部「生涯と作品」、第2部「豊饒の海」)。

映像は1時間弱かかるのですが、
ひきこまれて全部観てしまいました。

また、三島が詩歌を作っていたことは知らず、
しかも定型詩、短歌に三島の世界が
表現されていたのには驚きました。

歌人になるつもりはなかったのでしょうが、
昭和初期にこの十代の瑞々しい世界が
歌壇に発表されていたら・・。

資料室でコピーサービスも受けられたようなのですが、
後から知ったことです。

センセーショナルな最期が印象的でしたが、
その短い生涯と豊穣な作品は
今なお愛され続けています。

三島の記念館は全国でもここだけ。
ネームバリューの割には少ないです。
また訪れてみたいと思いました。


次は徳富蘇峰。

 
なぜここに蘇峰館が?
こちらは縁がありました。

蘇峰は晩年、山中湖旭日丘(あさひがおか)に
別荘「双宜荘(そうぎそう)」をもち、
熱海の遺宅「晩晴学堂」との間を行き来し、
ライフワーク『近世日本国民史』を完成させました。

山中湖の自然をこよなく愛した蘇峰は
富士山を愛で、「旭日丘」「報湖祭」の命名や
子供の名付け親になるなど、
村民との交流も深めたそうです。

「八重の桜」に若い姿で描かれていた蘇峰。
蘆花の兄、ジャーナリスト、「国民の友」「国民新聞」、
くらいしか知らなかったのですが、
さまざまな展示と映像で人物を知ると、
その偉大さに敬服しました。

旭日丘の別荘と熱海から移築された遺宅は
外観のみ見学できます。

館の方に説明を受けて、
見学に行きました。


これが「旭日丘」命名の碑。

 
ものすごく草が茂って見にくいですが、
別荘「双宜荘」です。
母校同志社大学の管理になっているそうです。

熱海の遺宅は少しはなれています。

 
ぼつぼつ歩きます。

 
「双宜園」? 富士急の持ちものですかにゃ?


ここですここです。

  
同志社の職員・学生のための利用施設になっているようです。


ここで亡くなられたのですね。


灯りがついていたので、ここまで。


ほかにも古い別荘がありました。

少し戻ります。


山中湖文学の森の中を散策しました。
句碑が点在しています。

 
芭蕉。
山中湖に来ているのですね。

 

 
万葉集。

 
地元の俳人、富安風生。

 
句碑一覧。

   
すてきな径ですにゃ❤

  

 
与謝野晶子。

   
ヤマボウシの実が落ちています。
食べられるんです❤


楽しい散策でした。
意外と山中湖の湖畔で気軽に
散策できるところはないのです。
落ち葉が散り敷くしっとりとした道でした。


最後にススキです。

   
とってもきれいでした。

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