ノイバラ山荘

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映画「Sir(あなたの名前を呼べたなら)」から「引っ越し大名」「トールキン」まで

2019-09-10 20:53:33 | 映画
みなさま、こんにちは(*'ω'*)

この2ヶ月にみた映画6本です。
美術館の暗さと字の小ささに目が追い付かなくて(´;ω;`)
しかもこの作品は昔観たことがあるな~と思うと、
猛暑の中でかける気力もなく・・。
映画館は座っていていい、目が楽、
観たくなければ寝ていてもいいので、
体力の落ちた私には何よりの娯楽です。


「あなたの名前を呼べたなら」
まずはBunkamuraル・シネマ。


原題は「Sir」というのですが、
こちらの方がずっといいです。
「あなたの名前を呼べたなら」だと、甘ったるい恋愛ものか~
それならインド映画だから、突然踊りだしたりするのかな~
と思って観たら、全然違いました。

ずっと「Sir」と呼んで仕えていた御曹司を
最後の電話でやっと「アシュヴィン」と呼んだラトナ。

階級の差、貧富の差をのりこえようとする意志が
その一言に現れていて、すごくいいタイトルと思います。

ムンバイ出身の女性監督ロヘナ・ゲラが
経済発展著しいムンバイを舞台として
女性の自立を描いたラブロマンス。


「カーライル」@Bunkamuraル・シネマ

ニューヨークの五つ星ホテル
「ザ・カーライル ア ローズウッド ホテル」の魅力を
ホテルを愛したセレブたちや従業員の証言で描き出すドキュメンタリー。


ジョージ・クルーニーは見たような気がしますが、
あとは寝てしまっていたので、よくわからない。
出演するセレブをよく知らないし・・
五つ星には縁のない私・・。


「命みじかし、恋せよ乙女」@立川キノシネマ


これは樹木希林の遺作というので、観たかった作品です。
「万引き家族」「あん」「モリのいる場所」「日日是好日」、
そして「命みじかし、恋せよ乙女」と最期の映画はどれもよかった。

 
死んだ人が出てくるのですが、かなしくて美しくて。
希林さんは説得力のある演技でした。


「引っ越し大名」@立川シネマシティ


「のぼうの城」の犬童一心監督の作品というので、
わくわくしながら見ました。


しかも星野源主演。高橋一生が幼馴染役、高畑充希が妻役。
及川光博が大名松平直矩役・・今が旬の役者さんばかりで、楽しかった~。


江戸時代、国替え(引っ越し)を命じられた
大名を中心とするお侍たちの七転八倒を
ユーモアたっぷりに描いています。
お金がないのを知恵と真心で乗り切ったのは
「のぼう」と似ているかなぁ。


国替えの距離が半端ないです~。
この映画は兵庫から大分の引っ越しですが、
このあとも東北を行ったりきたり。
大名松平直矩、幼少時は江戸に残ったこともあったようですが、
彼の代に7回も引っ越したらしいです・・。
参勤交代のみならず、国替えで
藩はどんどん貧乏になるのですね。
史実とは少し違うらしいけれど、
日本史苦手の私でも面白かったです。


「ディリリとパリの時間旅行」@恵比寿ガーデンシネマ
予告編でアニメーションの美しさに魅了されてしまいました。
昔のディズニー映画のような優美な動きです。


ベル・エポックと呼ばれた
19世紀末から20世紀初頭の美しいパリが舞台。
ニューカレドニアからやってきた
小さな女の子ディリリと友だちのオレルが、
パリで頻発する少女誘拐事件に巻き込まれ、
事件を解決に導くまでを描きます。


きら星のごとき有名人たち・・パブロ・ピカソ、
アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックや、
オペラ座の人気歌手エマ・カルヴェ、大女優サラ・ベルナール、
科学者マリー・キューリーら素敵な女性たちが力を貸してくれます。
大好きな時代にタイムトリップできて、ああ、素晴らしかった。


「トールキン」@立川キノシネマ
『指輪物語』の作者J.R.R.トールキン。
映画「ロード・オブ・ザ・リング」は見たものの、
彼のことはほとんど知りませんでした。


孤児となるも、母親の友人で後見人となってくれた
モーガン神父のサポートにより、
名門キング・エドワード校への入学を果たしたトールキン。
そこで3人の仲間と出会い、
「芸術で世界を変えよう」と互いに誓い合います。


妻となるエディスと。
第一次世界大戦より生還したジョンと結ばれます。

第一次世界大戦の戦闘シーン、
次々と親や親友を失っていく体験は壮絶で、
「指輪物語」のあの世界の深さは
こんな体験が反映されているのだろうな、
と思いました。いい映画でした。


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