ノイバラ山荘

花・猫・短歌・美術な日日

いちご大福と古生代

2016-05-22 15:22:55 | 短歌
みなさま、こんにちは(*^_^*)


日差しが強くなりましたね。
日焼けと熱中症に気をつけなくてはいけない季節です。


昨日5月21日は忘れられない日になりました。


朝からお友達Kさんの電話で
ノイバラの歌集のいちご大福の歌が
新聞に掲載されていることを知りました。


うちは新聞を取っていませんので、
すぐさま家族がコンビニで買ってきてくれました。


うちの結社の歌集は必ず取り上げてもらえるらしいので、
そんなに大騒ぎをしなくてもと思うのですが、
「全国紙に載る」というのは、
母など年配の人にとっては大きなニュースらしいのです。
(NHKに出るのと同じかな)


鎌倉からも、フランス旅行でずっとご同室だった方から
新聞見ましたとお電話いただきました。

この歌のいちご大福はUさんにいただいたものです。
Uさんは編集の日に大福だの牡丹餅だの
たねやの和菓子をいつも全員の分、
重いのを提げてきてくださっているのですが、
いちご大福は昨年1月ごちそうになりました。
歌を見るとその時のことを思い出します。


ツイッターでも歌をあげてくださる方が
3名もいらして有り難いことです。


今朝またお友達Hさんが
書店のHPで取り上げられていますよ~と
教えてくれました。


同じ日付。
びっくりしました。

今度は古生代の歌、鳥のさえずりの歌です。。
文末、「死を扱ってなお明るく、世界、存在への
信頼感が伝わってきます。」には泣けました。
私を知らない人が、私の本質を言い当てることの不思議。

この歌は、女性に人気です。
石垣島からのお手紙でも、この歌があげられていました。

もう10数年前に結社賞に応募した「パンゲア」の歌です。
ごく最近の歌が認められるのもうれしいですが、
引き出しの奥に眠っていたお気に入りのイヤリングを
ふたたび手のひらにのせて眺めるようで、
古い歌をひいていただけるのも
うれしいことです。


最後になって申し訳ないことですが、
昨日は結社のお仲間の歌集、
倉石理恵『銀の魚』のお祝い会でした。


会場の「La Corona」は
光輪、月の暈の意。明るい作者のイメージにぴったりです。
イタリア・スペイン料理のお店ですので、
『銀の魚』が何やらお料理のように見えますが・・。


一首選をもとに批評をしました。


出版元、批評を書かれた方、装丁の方のお話に続き、
結社内東京歌会のメンバーも。
ノイバラは当たると思っていなくて、
あわあわしながらお渡しした文章を読んだのでした。


すっかりビールとサングリアで酔いましたので、
お料理の写真はありません。


産土の地であり、現在もお住まいの逗子周辺の歌がいいと思いました。

・三浦終・九里終・浦終 終電が岬のさきへ闇を運べり  
・米軍の専用改札置かれたる神武寺駅に蜻蛉(あきつ)飛び交う    
・接収をされし大戦前夜より池子の森は池子無番地 

家族の歌はたくさんありましたが、この歌が一番好き。

・蓬湯の素がよもぎの湯となれば春の子供の髪の匂いす

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