みなさま、こんばんは(*^_^*)
先週になりますが、
ひさしぶりの鎌倉です。
以前からお約束してあった
信綱ゆかりの方を訪問しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/d6/7690f708daa94807b0941107664c13b1.jpg)
鎌倉彫「後藤久慶」。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/03/3c3d0fb9a35098833ff0b56265c0f990.jpg)
入り口には柿本人麻呂像が飾られています。
現在は3代目後藤久慶(慶大さん)、
運慶より29代目だそうです。
くらくらするくらい古くから続くお家なのです。
ずっとずっと仏師としてお家を存続されて、
明治時代の廃仏毀釈で仏師の道を閉ざされて
芸術品のような日用品を作られるようになってから
3代目でいらっしゃるのです。
初代と信綱とは大正10年前後のおつきあいです。
鎌倉での歌会に同人に連れられて参加されたようなのです。
歌を詠まれたのではなく、歌会でもとめられて
鎌倉のお話をなさったようです。
信綱は彼を気に入って「おもしろい人」と記しています。
初代のご長男(のちの2代目)が誕生された折に
お祝いの歌の短冊、
初節句に歌の掛け軸を贈りました。
それを大切にされて、
季節には飾ってくださっている由。
百年前の掛け軸とは思えないほど、
きれいに保存されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/3c/360a79d056d6009f557a1e516cf96949.jpg)
この菊文様の箱の中に、当時の歌会の短冊が
大切に保管されていました。
歌のお友達4人とご一緒したのですが、
T中さんとK澤さんのおかげで
ずいぶん読み解くことができました。
歌会の題から見るとばりばり旧派の歌です。
大正時代は一般では旧派と新派が並存した時代でした。
大正10年といえば、
信綱があけぼの会にはほとんど出席しなくなり
『常磐木』の歌を作り始めていた頃です。
信綱は自ら新派の歌を作りながら
先生としては旧派の歌の指導をしていたのでしょう。
歌会の参加者によってそのような要請があったのだと思います。
慶大さんはお母さまもお呼びくださり、
伝えきく当時のお話を聞かせてくださいました。
緊張して、うまくメモがとれなかったですが・・(・ω・;A
3代目そしてまた御先祖の
素晴らしい作品に囲まれて、
お茶をいただきます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/e0/da64617787e61ce1d27c8a3a406ac8c3.jpg)
お茶菓子はチーズケーキです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/d4/188f35a7e26edf1fdb848e90042f00e6.jpg)
お茶をいただきます。
漆は濡らしてはいけないのです。
粗忽もののノイバラはお茶をたらしてしまい、
あわてて拭きました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/86/90f86ccd1beb19fb5769a2888180a3cd.jpg)
こんぺいとう。
ぐいのみを菓子入れとして利用されているのです。
ステキですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/d0/50c2f478719b528b464e497ae700f146.jpg)
入り口の土間には梅の丸瓦が埋め込まれています。
3代目の作品は私のイメージする
いわゆる「鎌倉彫」だけではなかったです。
通常の桂の生地ではなく、竹の生地で抹茶椀を作られたり、
漆の作品を型どり、パート・ド・ヴェールの作品にうつされたり、
興味深いお仕事をなさっています。
5月にはお仲間と展覧会も開かれるようです。
時間が許せば是非、拝見してみたいです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/d6/3d0da8d3b56139e0746300fc2b8c9db1.jpg)
3時間もお邪魔していたのに気付き、
びっくりしつつお暇して、
鶴ヶ岡八幡宮近くでお茶します。
私はココア。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/9c/e7b20b508659001379de1cc925a8721c.jpg)
雨が降り出しましたが、
せっかくだから鶴ヶ岡八幡宮にお参りしていこう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/f3/a0ac19d63ad7d584c6e2a57cfd5ff382.jpg)
これが倒れた銀杏と新しく植えた銀杏ですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/2c/6e6c087bec286b4091d670694ec1e090.jpg)
ここで感動的な御神籤をひいたのでした。
今読んでも泣けます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/0b/e785ab477b02fbbe354f9b8c7ca27f72.jpg)
K澤さんのご案内で雪ノ下カトリック教会を
見学させていただくことに。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/07/fc6e23b5b8196bae2193238c07762584.jpg)
有名な教会らしいのです。
知らなかったです・・(・ω・;A
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/a4/134c61c6ad0d404049eb9d8c999bdbc1.jpg)
最後に見上げるとモザイクの聖母子像が。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/12/f56671aedecd447edb07910d86c6058a.jpg)
アオダモが花盛りでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/70/569b422e2aee7648ad8872c5f59da92a.jpg)
帰りにやっとビールで乾杯。
長い長い一日でした。
先週になりますが、
ひさしぶりの鎌倉です。
以前からお約束してあった
信綱ゆかりの方を訪問しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/0b/77ebe2a24ef4ddeb7bd246d59d001000.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/d6/7690f708daa94807b0941107664c13b1.jpg)
鎌倉彫「後藤久慶」。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/03/3c3d0fb9a35098833ff0b56265c0f990.jpg)
入り口には柿本人麻呂像が飾られています。
現在は3代目後藤久慶(慶大さん)、
運慶より29代目だそうです。
くらくらするくらい古くから続くお家なのです。
ずっとずっと仏師としてお家を存続されて、
明治時代の廃仏毀釈で仏師の道を閉ざされて
芸術品のような日用品を作られるようになってから
3代目でいらっしゃるのです。
初代と信綱とは大正10年前後のおつきあいです。
鎌倉での歌会に同人に連れられて参加されたようなのです。
歌を詠まれたのではなく、歌会でもとめられて
鎌倉のお話をなさったようです。
信綱は彼を気に入って「おもしろい人」と記しています。
初代のご長男(のちの2代目)が誕生された折に
お祝いの歌の短冊、
初節句に歌の掛け軸を贈りました。
それを大切にされて、
季節には飾ってくださっている由。
百年前の掛け軸とは思えないほど、
きれいに保存されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/3c/360a79d056d6009f557a1e516cf96949.jpg)
この菊文様の箱の中に、当時の歌会の短冊が
大切に保管されていました。
歌のお友達4人とご一緒したのですが、
T中さんとK澤さんのおかげで
ずいぶん読み解くことができました。
歌会の題から見るとばりばり旧派の歌です。
大正時代は一般では旧派と新派が並存した時代でした。
大正10年といえば、
信綱があけぼの会にはほとんど出席しなくなり
『常磐木』の歌を作り始めていた頃です。
信綱は自ら新派の歌を作りながら
先生としては旧派の歌の指導をしていたのでしょう。
歌会の参加者によってそのような要請があったのだと思います。
慶大さんはお母さまもお呼びくださり、
伝えきく当時のお話を聞かせてくださいました。
緊張して、うまくメモがとれなかったですが・・(・ω・;A
3代目そしてまた御先祖の
素晴らしい作品に囲まれて、
お茶をいただきます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/e0/da64617787e61ce1d27c8a3a406ac8c3.jpg)
お茶菓子はチーズケーキです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/d4/188f35a7e26edf1fdb848e90042f00e6.jpg)
お茶をいただきます。
漆は濡らしてはいけないのです。
粗忽もののノイバラはお茶をたらしてしまい、
あわてて拭きました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/42/528f67bad446ac5e8cd0c6cb832de414.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/86/90f86ccd1beb19fb5769a2888180a3cd.jpg)
こんぺいとう。
ぐいのみを菓子入れとして利用されているのです。
ステキですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/61/f65b35320bf145db5c4ff8ccc815901d.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/d0/50c2f478719b528b464e497ae700f146.jpg)
入り口の土間には梅の丸瓦が埋め込まれています。
3代目の作品は私のイメージする
いわゆる「鎌倉彫」だけではなかったです。
通常の桂の生地ではなく、竹の生地で抹茶椀を作られたり、
漆の作品を型どり、パート・ド・ヴェールの作品にうつされたり、
興味深いお仕事をなさっています。
5月にはお仲間と展覧会も開かれるようです。
時間が許せば是非、拝見してみたいです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/28/e570471a6667798f84a37068bd2f9b32.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/d6/3d0da8d3b56139e0746300fc2b8c9db1.jpg)
3時間もお邪魔していたのに気付き、
びっくりしつつお暇して、
鶴ヶ岡八幡宮近くでお茶します。
私はココア。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/c6/b275529083da42bc4c3542bd29a4afc3.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/9c/e7b20b508659001379de1cc925a8721c.jpg)
雨が降り出しましたが、
せっかくだから鶴ヶ岡八幡宮にお参りしていこう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/b7/44e6da17260f20f7fd6ceeffcd3758d1.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/d1/881280c9afa5c2154e28f55b29b394ff.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/f3/a0ac19d63ad7d584c6e2a57cfd5ff382.jpg)
これが倒れた銀杏と新しく植えた銀杏ですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/2c/6e6c087bec286b4091d670694ec1e090.jpg)
ここで感動的な御神籤をひいたのでした。
今読んでも泣けます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/0b/e785ab477b02fbbe354f9b8c7ca27f72.jpg)
K澤さんのご案内で雪ノ下カトリック教会を
見学させていただくことに。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/e6/043b82dd0ff93f7f739fadadb6b341d8.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/07/fc6e23b5b8196bae2193238c07762584.jpg)
有名な教会らしいのです。
知らなかったです・・(・ω・;A
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/b3/e2718982e66d9adc3ea8560c282fe002.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/a4/134c61c6ad0d404049eb9d8c999bdbc1.jpg)
最後に見上げるとモザイクの聖母子像が。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/12/f56671aedecd447edb07910d86c6058a.jpg)
アオダモが花盛りでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/68/6de199ae370786ac51329e101ae73ea4.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/70/569b422e2aee7648ad8872c5f59da92a.jpg)
帰りにやっとビールで乾杯。
長い長い一日でした。