今朝の起き抜けに、妻が「さっき、鼻血が出た・・・」と・・・
妻が今まで、鼻血などは出したという記憶はなかったので一瞬心配しました・・・
それというのも、娘が第一子を出産する直前に
大量の鼻血で深夜に府立医大病院へ駆け込んだことが頭をよぎったからですが、
妻の場合、すぐに止まったようで6時に早朝出勤のため出て行きました。
鼻血なんて出したことの無い人なので、少々気になりますね・・・
そんな時に、今朝の新聞にタイミングを合わせるように鼻血の記事が・・・
見出しを見て・・・「えぇっ!?」
「がんのサインの場合も」・・・なんて書かれたら、余計に心配しますやん・・・
今朝は、鼻血に関する記事を転載してみようと思います。
~以下、9月2日読売新聞朝刊より抜粋~
医療ルネサンス
気になる鼻血
がんのサインの場合も
「何かできていますね。分かりますか」
昨年5月の連休明け、東京都内の主婦C子さん(63)は、地元の総合病院で耳鼻科医の診察を受けた。見せられたのは、自分の鼻の穴に入れた内視鏡の画像。ぷくっとした乳白色のふくらみがあった。身震いし、思わず傍らの看護師の手を握ってしまった。
連休中の夜に突然、鼻血が出た。自然に止まったが、鼻血が出たのは生まれて初めてだったという。両親ともに脳卒中で他界しており、脳で何か起きたのかと不安になり、受診した。総合病院で、腫瘍からの出血だろうと説明され、東京慈恵医科大学病院(東京都港区)の耳鼻咽喉科に転院した。
腫瘍が良性か悪性かは、磁気共鳴画像(MRI)、コンピューター断層撮影法(CT)などの画像検査や、組織を一部採取して判定する。C子さんもこれらの検査を受け、腫瘍ががんと分かった。画像では、がんが左の鼻腔から奥に広がり、脳を支える骨の頭蓋底まで達しているようだった。
検査から1か月後、同大学病院でがんの摘出手術を受けた。鼻から内視鏡やメスを入れて操作する方法で、頭蓋底の一部も含めて切除し、欠損した部分は太腿の筋膜を移植して補った。万一に備えて脳神経外科医も待機したが、幸い脳へは広がっておらず、開頭せずにがんを取り切れた。
その後は転移もなく、経過観察を続けるC子さんは「自覚症状は鼻血1回。今でも、がんのサインだったのが信じられないような気持です」と振り返る。
鼻腔や副鼻腔のがんは、鼻血のほか、鼻づまりも起きやすい。進行すれば目にも症状が出るし、治療による体への負担も大きい。顔など外見にも関わる。
同大耳鼻咽喉科の調査では、鼻血で受診した患者346例のうち、腫瘍が原因だったのは6例(1.7%)。悪性に絞ると4例だった。同課講師の浅香大也さんは「突然の鼻血やだらだらと鼻血を繰り返す場合、過度な心配は不要だが、がんを早期発見できる可能性があるので一度は地域の耳鼻科を受診し、出血の部位や原因を確かめてほしい。安心にもつながる」と話す。
C子さんは手術後の約1か月間、鼻の中の乾燥を防ぐ処置として、鼻にガーゼや綿球を詰めて過ごした。鼻の奥にできた傷を確実にふさぐためとはいえ、口の中や舌が乾燥し、夜中に何度も目が覚めた。「これまで鼻づまりの経験もあまりなかったので、鼻で呼吸する大切さを痛感しました」としみじみと話している。
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