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クロマグロの国内供給量養殖が2割・・・商社参入で量産期待!

2013-09-24 | 雑記
今朝のTVニュース・・・

東北辺りの太平洋の海水温がかなり高いようで、

この時期、サケがとれるはずなのに、肝心のサケは捕れなくて、

暖かい海でとれるソウダガツオが豊漁、さらには、シイラやクロマグロまで上がっているようです。

地球上の生態系がドンドンと変わって来ているような感じがします。


今朝は、クロマグロの養殖ビジネスの現状を紹介してみようと思います。

~以下、9月24日読売新聞朝刊より抜粋~

商社参入で量産期待
クロマグロ
養殖ビジネス


 商社のクロマグロ養殖ビジネスに注目が集まっている。事業参入は養殖業界でも後発だが、マグロ資源の減少が世界的に懸念される中、人工孵化(ふか)から成魚まで完全養殖するクロマグロの量産化などが期待されている。
近代の人工孵化稚魚など仕入れ
国内に供給されるクロマグロの比率の図
 三菱商事グループの東洋冷蔵は、2002年に世界で初めてクロマグロの完全養殖に成功した近畿大学が人工的に孵化させた稚魚を仕入れ、和歌山県串本町と長崎県五島市で育てたクロマグロ「ツナプリンセス」の出荷を9月から始めた。今年度の出荷量は30の見通しだが、来年度以降は400~500に拡大する計画だ。

 通常のクロマグロの養殖は、100~500の天然幼魚「ヨコワ」を採取したり、業者から
双日の子会社のクロマグロ養殖
2008年から長崎県でクロマグロの養
殖を始めた双日の子会社(双日提供)
仕入れたりして、専用のいけすで2~3年かけて30以上に育てた後出荷する。東洋冷蔵は近大から飼育方法の助言も受けており、スーパーなどでブランド魚として販売する考えだ。

 クロマグロの人工養殖では、稚魚からヨコワまで成長させる過程が最も難しいとされている。この点に注目した豊田通商は、近大が人工孵化させた稚魚をヨコワまで育て、養殖業者に出荷する事業を10年から五島市で始めた。

 商社で最も早く08年にクロマグロの養殖子会社を長崎県松浦市に設立した双日は、「今年度は採算ベースの300を出荷できる」(広報)見通しだ。日本の養殖マグロを広めようと、中国など海外市場の開拓も進めている。

 ただ、幼魚の乱獲が影響し、産卵が可能な太平洋クロマグロの親魚の数は、最も少なかった1980年代初頭の水準(約2万)まで低下している。漁獲規制を検討する国際会議は今年9月、幼魚の漁獲量を02~04年平均から15%以上削減すると決めたが、資源量が本格的に回復するかは不透明だ。東洋冷蔵は、「従来の養殖と並行して完全養殖のクロマグロも扱うことで、資源保護と安定供給に貢献したい」としている。

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