ELLの足跡

人は最後は一人だという・・・でも、・・・今は妻が傍にいてくれる・・・

急流「渦巻き込まれた」・・・天竜川 船転覆!

2011-08-18 | 梅肉エキス
楽しい筈のレジャーが暗転した・・・

スリルを味わう船下りが、一瞬で恐怖の現実となってしまった・・・


~以下、8月18日読売新聞朝刊より抜粋~

静岡 船転覆、三人不明
 天竜川下り二人死亡

 17日午後2時15分頃、静岡県浜松市天竜区の天竜川で、「遠州天竜下り」の川下り船(定員34人)が転覆し、乗客・船頭全員が川に投げ出された。浜松市消防局によると、船には23人が乗っており、20人は救助されたが、この家堺市北区の羽根洋子さん(74)と愛知県豊橋市向山町の社交ダンス講師木村周子さん(67)が病院で死亡し、羽根さんの夫(82)ら3人が行方不明、5人が手当てを受けた。

操船ミスか、岩に衝突

 船を運航する天竜浜名湖鉄道(本社・浜松市天竜区)は「操船ミスが原因。(川の)流れの状況と操船、かじ取りが上手くいかなかった」と認め、静岡県警は業務上過失致死傷の疑いがあるとみて関係者から事情を聞いている。国土交通省運輸安全委員会は同日、事故調査官3人を浜松市に派遣、事故原因の調査を始めた。
 同社や県警天竜署によると、転覆した船(長さ約12メートル、幅約2メートル)は17日午後1時50分頃、僚船2隻と乗船場を出発。船頭2人が手こぎで操船し、僚船に前後を挟まれる形で川を下り、約3先の同市天竜区二俣町二俣付近で渦に巻き込まれた際に乗客数人が振り落とされ、その後、岸壁の岩にぶつかって転覆したという。同2時25分頃、僚船の船頭から連絡を受けた会社が119番した。
 川下りのコースは、比較的流れが緩やかな場所が続いているが、現場付近は流れが急で、水が岩にぶつかって「スリルを楽しめる場所」に成っている。浜松市消防局によると、救出された船頭の1人は「渦のあるところで岩にぶつかった」などと話しているという。転覆現場は川がカーブし、付近の水深は深い所で9メートルあり、同社は「ベテラン船頭であれば気を付けるポイント」としている。
 後続の僚船にいた船頭の男性は、事故当時の状況について、「(先頭から)2隻目が転覆したので、乗客を(船に)引き揚げたが、10人ほどしか助けられなかった」と話している。
 また、国交省中部運輸局によると、同社からは2006年10月1日、安全管理に関する作業基準の届け出があった。基準では、遊覧船に救命胴衣を備え付け、12歳未満の子供には着用を義務付けていたが、大人については「着用に努める」との表現にとどめていた。
 同社によると、17日の乗客21人のうち7人は小学生以下だったといい、「子供には普段から船頭が着用を徹底しており、当然、来ていたと思うが、確認は出来ていない。暑かったので、成人の方は殆んどが来ていなかったと思う」としている。同運輸局は、近く特別監査することを明らかにした。
 静岡地方気象台によると、現場付近は17日午後2時時点で好天で、強風注意報などは出ていなかった。国交省浜松河川国道事務所の話では、事故当時、水位計は夏場としては雨量が少ない時期の水位だった。

 天竜浜名湖鉄道の名倉健三社長は17日夜、記者会見し、「大変な事故を起こしてしまい、申し訳ありません」と謝罪した。同社は18日以降の運行予定をキャンセルし、原因の究明と再発防止の対策をとるまでは再開しない方針。



川下りを巡る事故は、過去にも何回かある・・・

京都の保津川でも、2001年転覆し乗客が投げ出され1人がけがをし・・・

さらに、2006年川下りの船の乗客に落石が当たり3人が重軽傷を負った事故・・・

事業者も利用者もスリルを味わうという事は、常に危険と隣り合わせにあるという認識を持たなくてはいけない・・・

ただ、ベテランの船頭さんが操船するから大丈夫だと安心しきってしまうのも事実だ・・・

それだけに、事業者に問われるのは危機管理だと思うのだが・・・

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