ELLの足跡

人は最後は一人だという・・・でも、・・・今は妻が傍にいてくれる・・・

東京 樹林墓地の公募倍率16.3倍!

2012-08-17 | 雑記
先日、紹介した新聞記者の話・・・
「霊園の、我が家と同じ区画に寂しい墓がある。お参りの人を見かけたことはない。墓石には鳥の糞がこびりつき、生い茂った笹が藪をつくっている
~中略~
母親の名を墓誌に刻んでくれる人もなく、守り手のいない墓は荒れた・・・。


このような墓は、今後増えてくるのだろうと思う。

私の親父は、愛媛県出身だった・・・

親父が亡くなった数年後、母は愛媛県まで行き分骨して貰い、現在の墓に先祖の遺骨も納骨したと聞いた・・・

先日、お盆で帰郷していた息子と妻が葬式についての話をしていた・・・

妻は、「お墓は要らない。いろんな人達と一緒にいられる無縁仏みたいな場所があるらしいからそこでいい」・・・と・・・


私達も、お墓の問題は真剣に考えていかなければいけない年齢になって来ている・・・が・・・考えたくもないのも本音だ。


今朝は、テレビなどでも見かけるようになった"樹林墓地"の記事を転載してみます。

~以下、8月17日読売新聞朝刊より抜粋~

 東京都立小平霊園に造られた樹林墓地の公募倍率が16.3倍を記録した。都立霊園では初の樹林墓地で、一般墓地などの7.5倍をはるかに上回った。

少子化、非婚と墓問題
世論調査部次長
   渡辺 嘉久




 高倍率の理由の一つは手ごろな価格だ。
一般墓地は、小平霊園の最小区画1.80平方メートルで、使用料約145万円に加え、毎年の管理料1240円がかかる。落葉樹林に合葬される樹林墓地は、1体13万4000円の使用料だけで済む。粉末にした遺骨なら4万4000円だ。
 二つ目は「死後は自然に還りたい」という意識の高まりだ。
読売新聞社の全国世論調査では、遺骨を灰にしてまく散骨や、樹木の下に埋葬する樹木葬を「特に問題はない」と思う人が8割を超す。遺骨が骨つぼには納められず、30年ほどで土にかえる樹林墓地は、自然回帰志向に合致する。
 そして、最大の理由は墓の承継にあるようだ。
少子化と晩婚・非婚化によって、墓の面倒をみる引き継ぎ手がいなくなるケースは増えると見込まれる。
都立霊園のあり方を検討したと公園審議会は「子供がいても墓所の承継により負担をかけたくないと考える人もいる」と指摘する。墓石もなく一般墓地の様な手入れも要らない樹林墓地は「安心して利用出来る承継が要らない墓所」(都公園審議会)なのだろう。

 前出の読売世論調査では「先祖の墓を守ることは子孫の義務だ」との回答は8割近かった。一方で「自分が入る墓の世話や供養をしてくれる人がいなくなる」という不安を感じている人は3割を超す。墓問題は悩ましく、難しい。

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