人の心にはちょっとした悪魔が住み着いてるんだと思います・・・

レスリング女子の伊調馨選手が栄和人氏にパワハラ行為を受けた

とする文書が内閣府に提出されたとのニュースに驚きを隠せませんでした・・・

オリンピックなどの映像を見ていても、

金メダルを取った時など二人で喜び合っていた姿がまぶたに残っているのに・・・なぜ？・・・


人と人とのつながりは、非常にもろいものだとは解ります・・・

私の場合、人生の出直しの時でも真剣に相談に乗ってくれた先輩・・・

私の心の中では「大恩人」やったんです・・・が

私の売上の粗利の取り分を半分半分と決めていたのに・・・

6年後、私が完全に独立した時、判明したのですが

私に教える原価に己のマージンを上乗せしていたんです・・・6年間もですよ・・・

「大恩人」と思っていたのに、全てがガラガラと音を立てて崩れ去りました・・・


人の心の中には、ホンマにちょっとした悪魔が住み着いているんだと思います。


今朝は、読売新聞「編集手帳」を転載してみようと思います。

～以下、3月2日読売新聞朝刊より抜粋～

編集手帳

人生、よい人ばかりに会えるとはかぎらない。夏目漱石『こころ』に、こんな一説がある◆＜そんな鋳型に入れたような悪人は世の中に在るはずがありませんよ。平生はみんな善人なんです…それが、いざという間際に、急に悪人に変わるんだから恐ろしいのです。だから油断ができないんです＞。告発内容通りであれば、指導者の変貌ぶりにたまりかねての事だろうか◆レスリング女子で、五輪4連覇を果たした伊調馨選手(33)が、日本レスリング協会・栄和人強化本部長(57)からパワハラ行為を受けたとする文書である。関係者が政府機関に提出したという◆鍛錬には欠かせない男子チームの合宿に参加することや、特定のコーチの指導を受けることを禁じ、練習環境を不当に妨げられたと主張している。これには栄氏も協会も、全否定のコメントを発表した◆栄氏といえば、過去五輪でリングに駆け上がって選手を肩車したり、投げ飛ばされてみたり、ほがらかな場面が印象に残る。国民の関心は高そうである。調査を行うとすれば、嫌がらせの有無が要点だけに、人の心の内側に善悪を探すことになろう。