信助さんのオーディオ

いい音で音楽を聴きたい

ケンウッドのR-K1000-NのTAPE出力

2009-10-12 14:47:30 | オーディオ
CDの失われた20kHz以上の音をR-K1000-Nは補完するが、TAPE出力から補完された音が出てくるか確かめた。

家にピンケーブルがあるか探したら、液晶テレビについてきたものを見つけた。本当にあり合わせであるが、これを使ってR-K1000-NのTAPE端子から出力を取って、ラステームのアナログ入力につなげてみた。

まず、音は出た。そして、R-K1000-Nの高域補完モードをOFFにすると、いかにもCDという音に変わるので、TAPE出力から高域を補完した音を取れることが確認できた。あり合わせのピンケーブルで心配したが、出てきた音は素晴らしかった。スタンゲッツのクールベルベットなど、CDは平坦な音だが、R-K1000-Nの高域補完モードの音は情緒があってとても良かった。レコードの音は変幻自在で時には厳しく、時にはやさしくという音だが、R-K1000-Nの高域補完モードもそんな感じの音。これまで、CDで癒されることは難しかったが、高域補完した音だと癒されるためにCDの音を聞きたいと思える。今回の試みは、なかなかのヒットだと思う。

R-K1000-Nでのアナログ変換、ラステーム302Pでのデジタル変換と相当情報がロスしているはずだが、かなりいい音だ。それだけ、高域補完の有効性が高いということか。R-K1000-NのDAC直前のデジタル信号が取り出せると良いのだが、私の今のスキルでは無理。