プロケーブルのページに書かれていたことがあるけど、私もFront Rowの音質は良いと思う（Front RowというのはOSXに標準でついてくるアプリケーションでアプリケーションフォルダの中にある)。Front RowはiTunesに比べて、音の質がかなり高いが、高域がiTunesよりも落ちるので、ゼンハンサーHD595との相性が悪かった。Front Rowだと重苦しい音になってしまい、iTunesでいいやと思いながら使っていた。Front RowをRamDiskに入れると高域が少し出てくるが、まだ不十分だった。Front Rowでイコライザーを効かす方法を見つけて、とても良い感じになった。iTunesでのイコライザー設定がFront Rowに反映されることを見つけた。iTunesを終了してもかまわないし、iTunesでイコライザーをOffにしても、プルダウンに残っている設定が反映される。この方法だと、iTuensではイコライザーをオフにして、Front Rowはイコライザーをオンにするという使い方も出来る。
また、iTunesで使っているライブラリもFront Rowに反映される。RamDiskに曲ファイルを入れて再生するときは、iTunesのライブラリをRamDisk用に切り替えてから、Front Rowを起動している。
Front Rowを起動すると他のアプリケーションが使用できないから、モニタを真っ暗にして聞いている。真っ暗にしても、音にメリットはないのだが、余計な情報が目に入ってこないので、音楽がすっと入ってくる。脳内常駐タスクを切るような感じ。
Front Rowの出力はUSBオーディオにも出力されるので(おそらくFirewireオーディオにも)、USBオーディオを使っている人にもお勧め。AMEには出力されないみたいだ。
今回、Front Rowの音の質の高さを生かしつつ、好みの音に調整できて良かった。イコライザーを使用すること自体の弊害もありそうだが、とりあえず、このまま、しばらく楽しもうと思う。