東野圭吾 疾風ロンド

東野圭吾さんの最新長編書き下ろし文庫　疾風ロンド　を読みました。
舞台としてのスキー場は違いますが、3年前の　白銀ジャック　と同じく
根津昇平と瀬利千晶のコンビが、事件解明に奔走し活躍する娯楽ミステリーです。

あらすじ・・・・（「BOOK」データベースより）
強力な生物兵器を雪山に埋めた。
雪が解け、気温が上昇すれば散乱する仕組みだ。
場所を知りたければ３億円を支払えーそう脅迫してきた犯人が事故死してしまった。
上司から生物兵器の回収を命じられた研究員は、息子と共に、とあるスキー場に向かった。
頼みの綱は目印のテディベア。
だが予想外の出来事が、次々と彼等を襲う。
ラスト１頁まで気が抜けない娯楽快作。

東野作品には、白夜行に代表されるように重たく硬派な作品が多いですが
こちらは気軽に読める、ライトな作品群の一つです。
なぜ全く警察が介入しないの？なぜそんなに簡単に済ませちゃうの？と言った感じで、突っ込みどころ満載ですが
軽いテイストながら、楽しく仕上がっているので
ディープなものを読み飽きた時に間に挟むと、毛色の違った東野作品が楽しめます。

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