我が家の南側に建てられた六棟の分譲住宅もやっと完売したようだが、まだ二棟だけは入居してないようだ。
我が家に隣接する三軒の方からは引っ越しの挨拶があったが、今は近くでも隣で無ければ挨拶にも来ないのが当たり前のようだ。
ところでその内の一軒の奥さんの悩みは北側の狭い敷地に生える 「雑草のスギナ」 だ。日曜日になると独りでそのスギナを抜いているが、いささか大変なようだ。
少し声掛けして話をしたが、このスギナ、半端ではない繁殖力だから駆除するのは大変だ。
だが私はこの分譲住宅を建てる過程を最初から見ていたが、建屋がほぼ完成して家周りの敷地を整理する時、私がびっくりしたことがある。
それは業者が持ってきた土を家周りに盛り土し、その上に玉砂利を敷いていたからだった。私の持っている知識では土の上に直に砂利を敷くことは雑草が蔓延る原因になると思っていたからだ。
通常、土の上には 「防草シート」 を敷き、その上に砂利を敷くのが常識だと思っていたからだった。
「これでは、いつかは雑草の天下になるのでは?」 と心配になったが余計なお世話をする必要もないことだから、その作業を眺めていた。
案の定、私の思ったとおり、スギナが異常に生えてきたが、本来この土地は農地だったからスギナは生えて無かったが、持ってきた土が種を運んできたのだろう?
さらにこの奥さんからはまたびっくりする話を聞いた。
それは家の前には狭い空き地があってそこは土の部分になっている。しかし、その土は 「樹木や草花を植えるには不適な土」 だと契約書に記されてあるそうです。要するにそんな不適な土が家周りに盛り土されていたのだ。
私に言わせれば 「手抜き工事」 で雑草が生えているようなものだ。我が家でも転居した時、家周りに白砂利を敷くように業者に依頼したが、その時は 「防草シート」 を敷いたが、それでも少しは雑草も生えてくるが、防草シートの無い隣家でのスギナとは桁違いに数が少ない。
分譲住宅の住人にとっては当分 「スギナの雑草」 に悩まされるだろう。
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