今日は市の 「後期高齢者医療健康診査」 を街中の医院で受診した
受診通知が来たのは6月だが、いつも延び延びになってしまったが、無料で診査できるので利用する高齢者も多いようだ
だが当市の高齢者は全人口の三分の一とか? どのくらいの人が受診するのかは判らないが、費用的には馬鹿にならない金額になるだろう
因みに市のHPによれば9月1日現在の当市の人口は約15万人だからどこを向いても高齢者がいることになる
ところでいろいろと物議を呼んだ 「マイナンバーカード」 が今月半ば頃から世帯毎に送付されてくる予定になっている
このカードの運用、初期段階では必ず混乱すると私は予想しているが、このカードの意味はそう軽々しい内容ではないから要注意だ
そんな危惧を持ったのはこの 「後期高齢者医療健康診査」 の通知表が送られてきた時の内容だった
昨年までは同封されている受診券には昨年度までの検診結果が載っていたが、今回は空欄のままだった
何故だろう? と、市役所の担当課に電話してみると意外な事実が判った
私は昨年 「後期高齢者医療保険者」 になったのでそれを管理するのは 「東京都後期高齢者医療広域連合」 で、保険証もそこから発行されるが、それまでの保険の管理は 「当該市」 だったから、保険証も市から発行されていた
ところがこの管理者変更により、市の保管する受診者のデータが 「広域連合」 へはリンクされておらず、空欄とのことだった
でも不思議だ。この健康診査は市の主催になっているのに何故データがやり取りされていないのだろうか?
このIT技術が進んだ世の中だから、例え保険証の発行者が変更になってもプログラムの変更で処理できるはずだと、素人考えでも簡単なようなことが行われていないのは行政の怠慢としか言いようがない
こんな不具合があるとやはりこれから運用が始まる 「マイナンバー制度」 に対する不安が募ってくる
今回の受診者データとは比較にならないほどの重要な個人情報がカードには記憶されるはずだから、一歩運用を誤ればそれは甚大な情報が漏れて拡散することになってしまう
国会で混乱をよんだ 「安全保障関連法案」 も ”国民に対する説明が充分では無い” との批判を残したまま可決されてしまったが、それ以上にこの 「マイナンバー制度」 も ”国民に対する説明が充分では無い” ままに動き出そうとしている
この 「マイナンバー制度」 は国民の日常生活に身近な影響を与えるから、行政側ももっと頻度を高くして国民に説明すべきではないだろうか
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