日暮らし通信


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好きな力士は大鵬、忘れません

2015年01月27日 19時26分57秒 | ちょっと一言

日暮らし通信

■□ 写真タイトル と 撮影場所 □■

昨夜の雨で
今日は流れています

空堀川沿いにて
(H270127 撮影)



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優勝回数33回の記録を達成した横綱が初場所13日目の取り直しについて、勝負審判の判断を批判して問題になっている

私は大鵬の記録がモンゴル人によって破られたことがまだ理解できないのだが、この審判批判の出来事を聞いて、大鵬の記録はまだ破られていないと安堵感を持った

それは単なる優勝回数だけでは無く、横綱に求められる 「心・技・体」 の完成度が大鵬とこの横綱では雲泥の差があることである

かつて大鵬は物言いのつくきわどい一番で平幕の戸田に破れ、連勝が45でストップしたことがあった

その後のビデオチェックで大鵬の足が土俵に残っていることが判り、誤審だと大騒ぎになった

支度部屋に押し寄せた報道陣に対し大鵬は 「負けは仕方ない。横綱が物言いのつく相撲を取ってはいけない」 と自分を責めたという

この逸話、審判批判の横綱にとくと伝えるべきである

勝負審判は5人。相撲に対しては皆経験豊かな親方でもある

違った角度から見ている審判の目が、物言いという形で公平に、勝ち、負けを決めるようにとのルールでもある

その判定を批判するとは既に横綱としての常識を逸脱していて、即引退に結び付くような暴言でもある

多くの力士の頂点にいるこの横綱が安易に喋ったこの審判批判の過ぎたる言葉の影響を、本人はどのような形で責任を取るのだろうか?

優勝の数では大鵬を越えたが、精神的にはまだまだ(はる)か下で、大鵬には多く及ばないことを自らが理解し、日本の大相撲界を甘く見るなと苦言を呈したい

それと日本人が持つ独特な細やかな心情と礼節を重んずる観念は、残念ながらこの横綱には理解できないだろう

それにしても大鵬は偉大な力士だった

心・技・体の揃ったその姿は、日本人の心に永遠に焼きついて忘れられない力士として今も生き続けている