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キメる男(マン)亀井、3安打目でひと皮むける男の仕事。

2014-06-13 23:55:39 | 2014年シーズン

先発は菅野の予定が登板回避で笠原と前日から発表されていたので菅野も故障かと肝を冷やしたが、
発熱による体調不良ということで大事には至らず。
既に回復していて14日の楽天戦に向け調整中とのこと。安心。


細かな継投と、大量点で札幌連戦を連勝したジャイアンツ。
9回表、ちょっとヒヤッとした場面があった。

この日もいいところでヒットを放った亀井。
3安打猛打賞で勝利に貢献した。
その3安打目を放った9回表。
ツーアウトから多田野の4球目のフォークをうまく拾ってライト前へ運んだ。
中継のカメラが捉えた一塁ベース上の亀井は両手を胸の辺りに上げて少し顔をゆがめている。
「えっ!? どこかやったのか!?」 と、一瞬、緊張が走る。
バッティンググローブの上から指の辺りを押さえるような仕草をしている亀井。
それほど大きく痛がっているようには見えないが、
やはり表情からどこか指の辺りを気にしている様子が窺える。
しかも 「痛ぇ~」 という顔。

その次の瞬間、亀井が誰かに向かって何かひと言発した。
相手は一塁手か二塁手か、映っていないので誰かは分からないが、
亀井の口は確かにこう動いた。

「むけたぁ!」

どうやら今のヒットを放った瞬間に、指の皮がむけてしまったようだった。
顔をしかめる亀井に心配して誰かが声をかけ、それに対する 「む・け・た!」。

チェンジになってベンチに戻りながらバッティンググローブを痛そうに外す亀井を中継カメラはしばらく映していた。
実況アナウンサーらはとくに気づくことなくこれには触れることはなかったが、
カメラマンはずっと気づいていたのだ。
さすがカメラマン。
しかし、一瞬、ドキッとした。
ようやく復帰したのにまたかと肝を冷やしたが、
よかった、皮がむけただけ。

6回のトリッキーなプレイも亀井らしさが光った。
ツーアウト一、三塁でのディレードスチールはファイターズの守備のミスも手伝って見事成功。
「自分の持ち味だからチャンスがあればどんどんチャレンジしたい」
ヒーローインタビューで本人が語るように、こういったプレイは亀井の得意なところ。
亀井の一軍復帰後からチームの得点力は確実にアップしている。



打線の繫がりもさることながら、投手陣にも注目のふたり。
まずはこの日、最後のマウンドを任された土田瑞起。
前回、初の一軍マウンドではいい結果が出せなかった土田だったが、
今回は点差もあったせいか落ち着いたマウンド捌きでキレのある速球で投げ込んでいた。
試合後の原監督は 「ファームでもクローザ―やっている選手を最後使うことができ、
彼の持ち味を発揮できたのは大きい」 と好投を喜んだ。

先日、タイガースとのファーム交流戦でマウンドに上がった土田を見た掛布氏は、
そこまでの土田の成績に驚き、「20回という投球回数を投げていて防御率0.00は、
調子の良し悪しだけで残せる数字ではない」 と感心しきり。
さらに、投げ終えた土田を評し 「ストレート、変化球ともに質のいい球を投げている。
ここまでの成績が頷ける。今後、必ず一軍で投げる投手。」 と力を認めた。

そして、香月良太。
昨年、オリックスからトレードでジャイアンツに移籍してきたプロ入り11年目の31歳。
移籍1年目の昨季は一軍に定着することは出来なかったが、今シーズンはここまで見事な働きぶり。
開幕一軍登録の投手陣の中で、ここまで一度もファームに落ちることなく投げ続けているのは山口鉄也、
マシソンと、この香月三人だけ。
今季ここまで、すでに昨シーズン投げた投球回数を越え、被安打数、失点とも大幅に減っている。
本塁打もまだ打たれておらず、防御率はコンスタントに投げている中継ぎ投手の中では一番の成績。

この日も一回を無安打に抑えた。
前日の試合でも10回裏の最後の場面に登場して、自身4年ぶりとなるセーブを上げた。
ツーアウトからの起用で、しかも前を投げていたのは山口鉄也。
試合後、このことを記者から尋ねられた原監督は 「今日に関してはその方が勝つ確率が高いと思った」 。
香月への信頼の厚さを感じさせるるコメントだった。
与えられた場所で黙々と仕事をこなす。
昨年から継続した働きぶりの青木しかり、チームにとって大事な存在だ。




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