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ドラゴンズ堂上直倫デビュー。

2010-06-19 20:19:14 | 2010年シーズン
やっと出てきた。
ずっと気になっていた他球団の選手。
ドラゴンズの4年目、堂上直倫が6月12日のジャイアンツ戦で1軍デビューを飾った。

堂上直と言えば、4年前の高校生ドラフトでドラゴンズ、ジャイアンツ、タイガースの1巡目指名を受け、
くじ引きの結果、ドラゴンズが交渉権を得た12球団注目の逸材だった。

兄もドラゴンズの現外野手、父も前ドラゴンズ投手という生粋のドラゴンズ家系だ。

1軍登録されたジャイアンツ戦の前日の堂上の取り上げた新聞記事で、
彼は「坂本には負けたくない」とその豊富を語っていた。
少なからず因縁のあるこのふたり。
4年前の高校生ドラフトで堂上(愛工大名電高)をクジで外したジャイアンツが、
ハズレ1位で引き当てたのが2年目で大ブレイクした坂本(光星学院高)だった。
坂本の活躍は周知のとおりだが、その間堂上はどうだったか。

ここで堂上の数年間の成績をドラゴンズの公式サイトから見てみると、
昨年、一昨年と数試合ではあるが、
1軍登録があり試合にも出場していた(08年に3試合、09年に2試合、共に1打席づつで凡退)。
ファームでの成績はわからないから、彼の数年間がどうであったかは判断しきれないが、
昨日、今日と出場したジャイアンツとの戦いの中での彼のプレイを見た限りでは、
けっして無駄な数年間は送っていなかっただろうし、確実に成長を遂げ、
間違いなく将来のドラゴンズを支える中心選手になるであろうと確信した。

昨日のプロ初ヒットもさることながら、今日の試合、先制点を叩き出したプロ初打点となるタイムリーヒット。
そして今日の試合、後半の大事な場面で巡ってきた打順。
同点で迎えた6回、ノーアウト1、2塁。堂上のバントは際どい打球でフェア判定、
結果は2~5~3のゲッツー、この回のチャンスを潰し、ドラゴンズは次の回、ラミレスに勝ち越しホームランを浴びる。
だが次の回、森野がタイムリーは放って同点。
しかも屈指の好試合、ゲームは追いつき追い越されで結局、ドラゴンズがこの試合をものにした。
解説の立浪氏、星野仙さんいわく、犯したミスを帳消しにしてくれる「運」はいい選手の条件のひとつ。
彼にはそんな素質も備わっている。

昨日のヒットも今日のタイムリーも、バットを思い切り振りぬいての鋭い当たりだった。
しかも守るセカンドは1軍に上がる前のファーム3試合程度での急造らしく、
立浪氏は難しい処理も無難にこなしていると評価。
落合監督のコメントからも「今はセカンドでの起用以外、
スタメンを勝ち取る手立てはない(井端が怪我で登録抹消)。
オレも最初はセカンドだったな」と自身のデビュー当時(ロッテ)と重ね、彼への期待を感じる。

ライバル視する坂本と共に、彼が日本のプロ野球界を牽引する代表選手になってくれることを願う。


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