ふくしまの里山を次世代に

鮫川村に秘密裏に建設された放射性廃棄物焼却処分場に反対する住民組織『鮫川村焼却炉問題連絡会』のメンバーによるブログです。

かけがえのないもの

2012-11-12 08:51:13 | 鮫川村
「安全・安心な農産物は鮫川から・・・」http://www.vill.samegawa.fukushima.jp/index.php?code=198

「阿武隈山系の豊かな自然に恵まれ栽培された鮫川村産の農産物を、一人でも多くの方に食べていただきたい。」

美しい自然の中で人々が地道に取り組んできた「ゆうきの里」づくり。
無農薬・減農薬農作物、村産大豆から作り上げた豆腐、納豆などの加工品を販売する直売所「手・まめ・館」は、地元の人だけでなく遠路からの客たちを魅了してやまない。丹精込めた手作りの品々は村人たちの夢が詰まったかけがえのない努力の結晶だ。
私もこのブランドをこよなく愛するファンの一人。
観光地の少ないこの地元でお奨めする土産物の筆頭に挙げ、東京の家族や友人たち、お世話になった人には必ずここの品を贈り、手放しで喜ばれている。」

「こんなに美味しい豆腐は生まれて初めて食べた。」

「ほかの豆腐はもう食べられない。」

私もその一人である。

 
そんな「本物の美味しさ」の秘訣は豊かな自然が育む清流の水である。
HPによると、水の安全性をこのようにPRしている。


「お米や野菜の栽培には“水”が不可欠です。みなさんに安心して農産物を栽培していただくため、農業用水の水質検査を平成20年10月22日に村内の3か所で実施しました。
 今回の検査の結果では、それぞれの調査地点で環境基準以内の数値となりましたので、鮫川村内で生産される農産物の栽培に使用する水は“安全な水”であることが証明されました。
 これからも安全できれいな水を守り続けていきます。」


村は祖先の代から守り続けてきた自然と大地と水を、焼却処分施設によって台無しにしようとしているのではないか。
先のブログにも書いたように、予定地は豊富な水源涵養地であり3つの河川の源流となっている。専門家は、「絶対に建設してはならない場所」と断言している。

風評を懸念して設置場所は非公開とされる。しかしそれでいいのか。
この政策は村を信頼して協力し応援してきた村人と全国各地のファンを裏切るものなのではないか。

一度失った信頼を取り戻すのは容易ではない。
その代償は、あまりにも大きい。




沢水を試飲する関口鉄夫先生。先生は「これは日本酒に最適」と太鼓判を押し、
「ここは神様からの贈り物のような場所」と仰った。





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