ふくしまの里山を次世代に

鮫川村に秘密裏に建設された放射性廃棄物焼却処分場に反対する住民組織『鮫川村焼却炉問題連絡会』のメンバーによるブログです。

青生野地区第二回説明会ー試験焼却に言及

2013-03-14 23:39:55 | 鮫川村
3月14日(木)

マイナス7℃に冷え込んだこの日、第二回目の青生野地区住民限定説明会が開かれました。
地区以外の住民、メディアは一切排除し、会場入り口で地区選出議員が立ちはだかりましたが、メディアの方々からは、事前に取材の申し入れを行い、返事待ちとしておきながらいざ会場に来てみると村長以下管理職は全て中に逃げ込み、説明責任を果たさないまま入場させないという身勝手な姿勢に不満の声が次々に上がりました。

 


IWJ配信動画はこちら

外はマイナス7℃。
総勢12人のメディアの方々とともに、玄関のたたきで3時間待たされました。
21時半を回り、ようやく終了。待ち構えていたメディアの方々と共に中へ。


<村長インタビュー>



記者:工事一時停止を再開するかどうかが焦点だが、今日の決定は?

村長:本当は今日最終的な判断をしたかった。ぜひあの仮設炉の、あのーとりあえず試験焼却までと。
だけど、反対の人達で過敏な人が、出席しないでと(呼びかけると)いう運動をされちゃったのね。
私はちょうど3日前畜産振興会の集まりにでかけていて、そういう人たちの意見聞けなかった。そういう人たちは(ここに)来ないんですよね。何人かだったと思う、20軒くらいだったかな。(←実際は34軒です)そういう人たちが一番心配ですよね。こういう人たちの不安も払拭しなければという思い。また別の機会を設けて。今度出席しなければそれはしょうがないよと思うだから今度はぜひ出席して頂いて、安全を確認してもらいたい。


記者:では引き続き粘り強く説明会をすると。(工事)再開の決断はされなかったということですね?

村長:今日は残念ですが決断しては皆さんに申し訳ない。今日、皆さんはぜひ稼働しなくちゃという人が多いんですが、こう一方的な集まりになっては申し訳ない。心配だと言う人の意見がとても大事だと思っているから、せめて実験くらいは、試験運転くらいはという思いになって頂きたい。

(メディアの方々を入れずに)皆さん悪かったね。本当に申し訳ない。(にこやかに)
ぱっとカメラ向けられると話しづらいんだよね。カメラがなければこうやって充分話できたと思う。
びっくりしたのは田人での説明会ね、あれ命がけだった。説明会にならない。反対のための集会になっちゃってる。そんならやらない方がいい、せっかく貴重な時間割いて皆さん来てくれているのに、そういう思いが分かんないんだよねあの人たちには。
ま、そういうことです。
(退席しようとする)


別の記者:ちょ、ちょっと村長、お待ちください。

村長:何?一緒に帰りましょうって。
もう忙しいんだよ、時間ないんだよ。


記者:これだけ待たせてそんな対応だけなんですか。

村長:(不機嫌そうに)だってあんた呼んでないよ私は。

記者:じゃ、好きな時だけ呼ぶわけですか?

村長:いや呼ばないよ私はマスコミは。

記者:それは余りな言い方ではないですか、村長として。
たとえば大事な施設が作られたときには地元のマスコミ、民報、民友含めて新聞社には情報出さないんですか?

村長:いや、地元の新聞ったら、それは出すよ。

記者:それも否定するんですかってことですよ。自分に都合の悪いことだけ出さないように聞こえますよ。

村長:ああ、それならそうでいいですよ。(足早に去る)


表向きはにこやか且つ丁寧に対応して、誠実さを演出しようとしているように見えますが、その言葉の端々には反対住民の数を矮小化したり、他の自治体住民のことは顧みようともしない、非常に身勝手な顔が伺えます。
その上記者の追及をかわすため、田人の説明会を持ち出して時間稼ぎを計り、言いたいことだけ言い捨てさっさと逃げる。非常にしたたかで巧妙だと感じました。



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