9月10日(SAT)
12日の満月まで後二日。
今日は、過日御案内した “ことさん” の 「お月見の夕べ 2011」 が 広島県北広島町海応寺の吉川元春館跡歴史公園で開催された。
楽しみにしていたはずなのに仕事に一区切り付き ノーム 本社事務所 を出発したのが夕方6時を回っていた。
現地までの所要時間をナビで再計算すると。。。。。! 現地到着時間はコンサート終了15分後 !!!!
おまけに企業の休日振替出勤で広島市内は土曜日でも夕方のラッシュで込み合っていた。
結局あきらめて途中でUターン。 せっかくその気になっていたのに・・・・。
・・・ナ 訳で 自宅で
“ことさん” の笛と “リコさん” のピアノとの共演 “ ちょんまげお月様 ” のCDを聞きながらの
お月見 となった。
それにしても “ことさん” の笛の音色には心和まされる。
神楽で聞く笛の音とは思えないほど篭った感情が伝わってくる。
これが あの笛の音?! 和製フュージョンとでも言うのだろうか。
私流に言うと音域が広く低音から高音まで 言葉の様に笛の音で語りかけてくる。
音村狸の夢囃子、 Flow、 など
中でも曲名 カナカナ懐道、は田舎の夕暮れ時の情景が浮かんでくる。
言葉では表現できない “癒しの曲” だ。 聞くときの心境で風景と匂いが変わってくる。
遠い昔、小学校の低学年の頃の思い出だ。
かやぶき屋根の母の実家では田んぼを耕す為に牛を飼っていた。
縁側の下では鶏を飼い、餌に混ぜるカキ殻を叩いたり石臼で挽いていた姿が記憶に残る。
玄関前の庭には柿の木、母屋の裏側にはビワの木、イチジクの木。 季節の贈り物が溢れていた。
名前は覚えていないが犬も猫も居た。
五右衛門風呂は牛小屋の横に在り手押しポンプで井戸水を汲み上げ確か・・・脱衣場は無かったな~。
夕方になると家々の煙突から煙とご飯の匂いが漂い子供たちは夕陽を背に長く伸びた影を追うように家に帰る。
近くの小高い丘の上には小さな神社が奉られ賑やかな秋祭り。 厳粛な新年のお参り。
春の田んぼはレンゲの花のじゅうたんに早変わり! 恒例の花見に出てくるニッキ味の手づくり水ようかん。
そんな記憶を辿り寄せるのに ピッタリだ。
明日で東日本大震災も半年が過ぎ去る。 こんな田舎も在ったんだろうにな~
改めて犠牲に遭われた御霊のご冥福と早期の復旧を祈らずにはいられない。
そんな素直な気持にもさせる “ことさん” の 笛の音だ。
「今日も今週も お疲れ様!」
じゃ Mr.gnome
広島・山口・島根 薪ストーブ施工歴20年の実績で安全・快適をアドバイスします。