2月1日(WED)
山口県山口市阿東町の “Oさん” 宅に昨年嫁いで入ったノルウェーの薪ストーブJOTUL F400 の燃焼が思わしくない! と
連絡が入ったのは 昨日の事だった。
モノが燃焼する 「三要素」 は御存知の通り A・燃えるもの(紙、木など) B・酸素(空気) C・熱(かなり高温) の三つだ。
薪ストーブに例えれば A・は薪であり、B・は薪ストーブの給気であり、C・はマッチの火 となる。
C・の点火は人為的に行うので残る A・とB・にどんな不具合があるのか?
それが薪ストーブ燃焼の不具合と言うことになる。
A・燃料の薪は ⇒ 乾燥(概ね15%)しているか?
B・給気系に詰まりはないか? 当然 排気が必要なので排気系 ⇒ 煙道の確認も必要である。
薪ストーブ本体にスムーズに空気が取込まれ 炉内で燃焼し 排気が スムーズに行われる一連の流れがきちんと出来ていれば基本的に不具合は無いのである。
様子からすると “Oさん” の話しではA・の薪は2年以上乾燥させていると言う事なので残るは B・の給気・排気系に問題在り!となる。
150年以上の歴史を持ち世界中で愛用されている ヨツール社 の給気系は丈夫で単純構造、しかも製品精度も高い。
となると・・・排気系の煙道に問題が・・・? 抜けが悪い。 ドラフト(上昇気流)が弱い。
シーズン初めは順調に燃焼していたものが次第に燃えにくくなるのは排気系に異物の詰まり ⇒ ススやタール類を予想するのが自然であろう。
煙道点検口から煙突掃除のアドバイスをして一度は解消されたが直ぐに同じ症状が発生! 残るは煙突トップ 。
と言う訳で 本日 “Kくん” が山口市阿東町の “Oさん” 宅をアフターサービス訪問した。
・・・ 煙道プランも OK 煙道の総長さ、先端と屋根との風圧帯に関する距離もOK!
充分 ドラフトはあるはずだ。
トップを外して見ると ・・・
予想通り ・・・ シーズンオフの時、野鳥などが入らない様に “防鳥アミ” が付いている。
その “防鳥アミ” にベッタリと すすとタールが付着して “フタ” をして詰まった状態だった。
これでは煙は抜けない。
すすやタールを発生させにくくするには A・ B・がスムーズであれば良い訳で
投じた薪(乾燥)に対して空気を絞らず適度な燃焼温度(輻射式ストーブトップ)表示200~300度の範囲で燃焼させれば良い。
選択肢が有るなら薪はヤニの量が少ない広葉樹の方が火持ちが良くすすの量も少ない。
薪ストーブで取って置き “我家流” の楽しい冬 をお過ごし下さい。
「今日もお疲れ様!」
じゃ Mr.Gnome
広島・山口・島根 薪ストーブ施工歴20年の実績で安全・快適をアドバイスします。
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