☆ListeningとReadingの得点アップ!
「リスニングテスト、どうやって解けばいいかわかりません。アドバイスくださいっ!」と、TOEICテストの得点アップがどうしても必要な学生からメールがありました。「1つの会話を聞いたあとに解く問題がなかなかできないんです…(泣)」とのこと。かわいい学生の切なるお願いに応えないわけにはいかず、早速そのメールに返事を書きました。せっかくなので、読書の皆さんの中にも同じような悩みをお持ちの方もおられるのではと思い、その内容をアップすることにしました。特に問題のない皆さんとはこのへんで…(笑)。「聞きたい!」方のみ読み進んでください。では、ここからはメールへの返事形式で。
Question:リスニングテスト、どうやって解けばいいかわかりません。アドバイスくださいっ!1つの会話を聞いたあとに解く問題がなかなかできないんですけど…(泣)。それと、リーディングは~なかなか時間内で終わらないんです。どうしたらいいんですかね~?
Naoki:それはね、短期記憶(力)と深く係っているので、いかに即座に情報を整理し、頭に入れるか、そのスキルを養うことが大事なんだよ。そのためには、次々入ってくる内容を意識して整理し、記憶に一時的に止めるよう、ポイントポイントを「力を入れて押さえて覚えようとする」ことが大事。そのためには、まずそれがどこでの発話なのか、まずその場面(ホテル、式の会場、留守電へのメッセージ等)を頭に描くこと。話しの最初の部分を意識して聞くと、その表現からそのことはすぐわかるはずだよ。
そして、こまかい情報(日時とか人数とか、数字的なこと)は覚えようとせず、その人が何を伝えようとしているのか、その主旨だけをつかむつもりで聞くこと。そうして聞いていると、なんとなく理解できてくる(それが骨子になる)ので、そのあと、いつ、どこで、どのように、等の具体的情報を覚えられるだけ覚えるようにする。頭に残るのは、どちらかというとイメージだけだけど、「力を入れて押さえて覚えようとする」ことさえしていれば、必ず記憶(短期記憶)に残っているので、心配しない!時間の制限があるからそれらを全部覚えようとしたり、また、覚えたと思うことを再度繰り返し頭に思い浮かべようとかは絶対にしないこと。そんなことをすると時間がなくなるので、問題文となる発話を聞き終わったらすぐにその作業をやめ、問題を聞くことに集中する。
問題については、まず文の最初に注意を集中すること。それは、その疑問文が、Yes, Noの質問なのか、What, Where, Who, Whose等の疑問詞を使った文なのかをはっきり理解するためにね。それがわからないと、答えの形(YesかNoか、Wh-の質問に対応する答えなのか)がわからないからね。そしてWh-の質問の時には、必ずWh-の疑問詞の後に来る言葉(be動詞、助動詞(do, does, did、should、would等)にも集中して、できればその答えの始めになるであろう文もある程度意識すること。つまり、What did he say? だったら、答えはYesとかNoから始まる文じゃなくて、He+動詞の過去形(saidとは限らないけどね)から始まる文が答えになるよね。それを意識して正しい答の選択肢を見ると、自ずと正しい答えが目に入ってくるから不思議だね。本当だよ(笑)。
また、What's going to happen...? といった形なら、その後どうなるんや!って質問やから、その内容となるものを、短期記憶として残しておいたところ(「海馬」だけど)にアクセスして、その内容を前提としてその後何が起こると思われるかを考える。ともかく、質問の形を捉えることに集中することが一番大事ってことだね。どかな?わかったかな?練習問題をそれらの点を頭においてやってごらん。必ず正答率が上がるはずだよ。
リーディングで大事なことは、「早く読むこと!」。問題を最後まで解けない人が持っている共通の癖は、文章を理解しようと思ってゆっくり読んでいくこと。それで時間がなくなるわけ。なので、その悪い癖を直すためには、ともかく、「自分をせかして早く読む!」よう心がけること。早く読むとは、飛ばし読みすることじゃないよ。ゆっくり読む時と同じくらいに確実に読むんやけど、ただ、そのスピードをあげること。早口言葉を読む感じかな?とにかく、集中して、頭をフル回転させて、早く読む努力をすることね。基本、ゆっくり読んでも、早く読んでも、確実に読む努力さえしていれば、わかるものはわかるし、わからないものはわからない!ならば、早く読んで、先に進んで、最後まで終わらせる努力をすることが大事なわけね。そうすれば、それだけでリーディングは70点から80点はすぐに上がるはずだよ。前に学生にこのことを話したら、その数日後に受けた試験で実践したって。そしたら、リーディングが80ポイント上がったって喜んでたよ。このやり方はちょっと練習してみればその感覚はつかめると思うけど、とにかく、「自分をせかして早く読む!」その気持ちでリーディングやってみ!必ずスコア上がるからね。頑張るのだ~!
という話しでした。せっかく最後まで読んでくれたのに、あまり役に立たなかった、っていう皆さんがおられましたら、すみません(冷汗)。これに懲りずにまた寄ってくださいね(ペコリ)。もし少しでも刺激されて、「よし、なんだかよくわからないけど、そんな感じでやってみよう!」と思っていただいた皆さんが少しでもおられたら幸いです。またこのようなトピックでも記事を書きたいと思います。では、今回はこの辺で。See you guys! Have a good one! nao
「リスニングテスト、どうやって解けばいいかわかりません。アドバイスくださいっ!」と、TOEICテストの得点アップがどうしても必要な学生からメールがありました。「1つの会話を聞いたあとに解く問題がなかなかできないんです…(泣)」とのこと。かわいい学生の切なるお願いに応えないわけにはいかず、早速そのメールに返事を書きました。せっかくなので、読書の皆さんの中にも同じような悩みをお持ちの方もおられるのではと思い、その内容をアップすることにしました。特に問題のない皆さんとはこのへんで…(笑)。「聞きたい!」方のみ読み進んでください。では、ここからはメールへの返事形式で。
Question:リスニングテスト、どうやって解けばいいかわかりません。アドバイスくださいっ!1つの会話を聞いたあとに解く問題がなかなかできないんですけど…(泣)。それと、リーディングは~なかなか時間内で終わらないんです。どうしたらいいんですかね~?
Naoki:それはね、短期記憶(力)と深く係っているので、いかに即座に情報を整理し、頭に入れるか、そのスキルを養うことが大事なんだよ。そのためには、次々入ってくる内容を意識して整理し、記憶に一時的に止めるよう、ポイントポイントを「力を入れて押さえて覚えようとする」ことが大事。そのためには、まずそれがどこでの発話なのか、まずその場面(ホテル、式の会場、留守電へのメッセージ等)を頭に描くこと。話しの最初の部分を意識して聞くと、その表現からそのことはすぐわかるはずだよ。
そして、こまかい情報(日時とか人数とか、数字的なこと)は覚えようとせず、その人が何を伝えようとしているのか、その主旨だけをつかむつもりで聞くこと。そうして聞いていると、なんとなく理解できてくる(それが骨子になる)ので、そのあと、いつ、どこで、どのように、等の具体的情報を覚えられるだけ覚えるようにする。頭に残るのは、どちらかというとイメージだけだけど、「力を入れて押さえて覚えようとする」ことさえしていれば、必ず記憶(短期記憶)に残っているので、心配しない!時間の制限があるからそれらを全部覚えようとしたり、また、覚えたと思うことを再度繰り返し頭に思い浮かべようとかは絶対にしないこと。そんなことをすると時間がなくなるので、問題文となる発話を聞き終わったらすぐにその作業をやめ、問題を聞くことに集中する。
問題については、まず文の最初に注意を集中すること。それは、その疑問文が、Yes, Noの質問なのか、What, Where, Who, Whose等の疑問詞を使った文なのかをはっきり理解するためにね。それがわからないと、答えの形(YesかNoか、Wh-の質問に対応する答えなのか)がわからないからね。そしてWh-の質問の時には、必ずWh-の疑問詞の後に来る言葉(be動詞、助動詞(do, does, did、should、would等)にも集中して、できればその答えの始めになるであろう文もある程度意識すること。つまり、What did he say? だったら、答えはYesとかNoから始まる文じゃなくて、He+動詞の過去形(saidとは限らないけどね)から始まる文が答えになるよね。それを意識して正しい答の選択肢を見ると、自ずと正しい答えが目に入ってくるから不思議だね。本当だよ(笑)。
また、What's going to happen...? といった形なら、その後どうなるんや!って質問やから、その内容となるものを、短期記憶として残しておいたところ(「海馬」だけど)にアクセスして、その内容を前提としてその後何が起こると思われるかを考える。ともかく、質問の形を捉えることに集中することが一番大事ってことだね。どかな?わかったかな?練習問題をそれらの点を頭においてやってごらん。必ず正答率が上がるはずだよ。
リーディングで大事なことは、「早く読むこと!」。問題を最後まで解けない人が持っている共通の癖は、文章を理解しようと思ってゆっくり読んでいくこと。それで時間がなくなるわけ。なので、その悪い癖を直すためには、ともかく、「自分をせかして早く読む!」よう心がけること。早く読むとは、飛ばし読みすることじゃないよ。ゆっくり読む時と同じくらいに確実に読むんやけど、ただ、そのスピードをあげること。早口言葉を読む感じかな?とにかく、集中して、頭をフル回転させて、早く読む努力をすることね。基本、ゆっくり読んでも、早く読んでも、確実に読む努力さえしていれば、わかるものはわかるし、わからないものはわからない!ならば、早く読んで、先に進んで、最後まで終わらせる努力をすることが大事なわけね。そうすれば、それだけでリーディングは70点から80点はすぐに上がるはずだよ。前に学生にこのことを話したら、その数日後に受けた試験で実践したって。そしたら、リーディングが80ポイント上がったって喜んでたよ。このやり方はちょっと練習してみればその感覚はつかめると思うけど、とにかく、「自分をせかして早く読む!」その気持ちでリーディングやってみ!必ずスコア上がるからね。頑張るのだ~!
という話しでした。せっかく最後まで読んでくれたのに、あまり役に立たなかった、っていう皆さんがおられましたら、すみません(冷汗)。これに懲りずにまた寄ってくださいね(ペコリ)。もし少しでも刺激されて、「よし、なんだかよくわからないけど、そんな感じでやってみよう!」と思っていただいた皆さんが少しでもおられたら幸いです。またこのようなトピックでも記事を書きたいと思います。では、今回はこの辺で。See you guys! Have a good one! nao