Naoの誰でもわかる!英語の話

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「使える英語表現」(No. 44)「いや…やっぱり、チキンください。」

2008-03-27 | Weblog
表現44)On second thought, I will have chicken.(いや…やっぱり、チキンください。)

その日本語、どこかで使った記憶、ありません?そう、飛行機で機内食を選ぶ時ですよね。客室乗務員の女性が、「ビーフとチキン、どちらにしますか?」って、いつもの決まり文句を言った時の答えですね。あれ、迷いません?僕は結構迷いますね~。後ろから(あるいは前から)カートを押しながら順番に来るわけですが、その声が聞こえてくると、考えるんですよね~…「さて、みんなはどっちを選ぶんだ?」「美味しい方が先になくなるのでは?」「後で後悔しないように選ばなきゃ…」なんてね。そして、声が近づけば近づくほど、「さあ、どうしよう?」「アルミフォイル開けてる人、どこかにいないかな~?」って、周りをキョロキョロ…あ、僕だけ?

そこで意を決した僕は言います。「ビーフをください。」しかし、その時です。な、な、なんと、僕のすぐ前にチキンを頼んだ人が、あのいまいましいアルミフォイルを開けて、今まさにチキンを食べようとする光景が目に入る。またそのチキンの美味しそうなこと(よだれが…)。そこで僕はすかさず言います。「いや…やっぱり、チキンください」と…。ま、要は優柔不断ってことですかね。そんな時に使う、「いや…やっぱり」「考えてみると」「思い直したんですが」「考えてみたら」にあたる英語表現が、今回の表現、on second thoughtです。

そもそも、second thoughtとは?最初に頭に浮かんだ考え(思い)がfirst thought(?)で、その後に浮かんだ考え(思い)だから、二番目の考え(思い)。つまり、second thoughtってわけですね。日本語で言うと…「考え直し」「思い直し」「見直し」「再検討」ってところです。なので、こんな言い方もあります。

□ We need to give this plan a second thought.
(我々はこの計画に、もう一度考え(検討)を与える(加える)必要がある→この計画は再検討が必要だ。)

この表現(second thought)の使い方で気を付ける点は、「考えてみると…」と、話しを切り出す時の表現として使う時は、onを付けて、でも冠詞(a, the)を付けないでon second thoughtと言い、「再検討」「見直し」といった名詞として使う場合は、冠詞のaを付けて(theではなく)、a second thoughtと言うことです。いいかな?ちょっとややこしいかも知れませんが、大事なので覚えておいてください。つまり…

○ On second thought, I will have chicken.
× On a second thought, I will have chicken.
× On the second thought, I will have chicken.

○ He needs to give his plan a second thought.
× He needs to give his plan the second thought.
× He needs to give his plan second thought.

と言うことです。では、今回の表現を使った会話をみて、覚えたことを確認してくださいね。Here you go!

(at a restaurant)
Waiter: Are you ready to order, Ma'am?
(ご注文、よろしいですか?)
May: Yes, please. I will take Sirloin Steak, medium, please.
(はい、お願いします。サーロインステーキを、ミディアムでください。)
Waiter: Okay. How about you, Sir?
(わかりました。こちらはいかがされますか?)
Bob: Well, I will have Fish Plate, please.
(そうだな~、フィッシュプレートをお願いします。)
Waite: Fish Plate…what kind of dressing…
(フィッシュプレートですね。どんなドレッシングを…)
Bob: Wait! On second thought, I will have Mexican Pork, please.
(ちょっと待ってくださいね。やっぱり、メキシカンポークにしてください。)
Waiter: How would you like it…
(どんな感じにしましょう…)
Bob: Let me think again. Well…
May: Bob! Make up your mind quick!
(ボブ!早く決めてよ!)
Bob: All right. Then, I will have Beef…no, on second thought, I will have chicken.
(わかったよ。じゃあ、ビーフね、いや…やっぱり、チキンください。)
Waiter: No more change? Good. I will be right back.
(もう変わりません?大丈夫ですね。では後で。)
Bob: Excuse me?
(あ、すみません~。)
May: Bob!
(ボブ!)

おやおや、こんなお客、困り者ですね。でも、自分も時々そうしてるような?だってよく言われるんですよ。「Take your time, Nao.」(ゆっくりしていいよ、ナオ)ってね。まあ、注文は、とりあえずゆっくり考えてからお店の人を呼ぶようにしましょう。そうすれば、on second thought を連発しなくていいですからね。でも、一緒にいく奴で注文が早いのがいるんですよね~。そんな時は、最初から、I need more timeとかI will call you laterとかをしっかり頭に入れておいてくださいね。でも、あせって前言をひるがえしたい時には…そう、on second thoughtを使ってくださいね。では、今回はこの辺で。See you, guys! Nao

(End of Story)