Naoの誰でもわかる!英語の話

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「使える英語表現」(No. 36)「幸運を祈る」

2008-03-10 | Weblog
表現36)Let's keep our fingers crossed.(みんなでうまくいくように(幸運を)祈ろうよ。)

この表現はけっこうメジャーじゃないかな?知ってる人は知っている。でも、知らない人は覚えてね(ん?どこかで聞いたような…)。ま、それはともかく、知らない人のためにお話しますね。

直訳すると、keep~形容詞(状態)という構造から、私達の指(複数)(our fingers)をcrossed(交差されている状態)にkeep(保つ、キープする)ようにしましょう(Let's)、となり、もうちょっと日本語らしく言うと、「私達の指を一緒に交差したままにしましょう。」となりますよね。

え?「何を言ってるか全然わかんない」ってですか?そうですね~まず、一体どの指をどのように交差するのかわからないので、「しましょう?」と言われても、「どうするの?」ってなりますよね。おっしゃる通り!

では、どうするのか…の解答です。使う指は2本。中指(middle finger)と人差し指(index finger or forefinger)です。では、どのように交差させるかというと、伸ばした人差し指の上に中指をむりやり乗せて曲げ(ん、きつい…)、十字に交差させます。この時、中指をあんまり強く人差し指に乗せて曲げると人差し指が折れる危険性があるので、注意してください。あ、冗談です(I'm just kidding)。

「格好はわかったけど、それを本当にするの、それとも言葉だけ…?」というご質問。そう、それを知らないと困りますよね。答えは、どっちでもいいし、両方一緒でもいいです。また、その格好をする場合は、片手でも、両手でもいいですが、かなり思い入れがある場合は、両手でしますね。その格好をするだけで、「祈ってる」って意味が伝わるので、状況によって相手に幸運を祈るのか、自分に祈るのか、みんなで祈ろう、になるのかは変わります。ま、使い慣れたら自然に言葉と行動が出てくるようになると思いますよ。

では、今回の表現を使った会話を見てみましょう。Here you go!

(at a high school cafeteria/高校のカフェテリアで)
Betty: Hi, Jane. I am going out with Brad next Sunday.
(ハイ、ジェーン。今度の日曜、ブラッドと一緒にお出かけなのよ。)
Jane: You are kidding me, aren't you? That Brad?
(冗談でしょ?あのブラッド?)
Betty: Yes, that handsome guy, Brad.
(そう、あのハンサムガイのブラッドよ。)
Jane: Are you guys dating?
(デートなの?)
Betty: Not exactly. We are shopping together for a class activity.
(ちょっと違うんだけど…。授業活動のために買い物を一緒にするの。)
Jane: And you want to take advantage of this opportunity…
(そして、あなたはこの機会を利用しようってわけね…)
Betty: You bet. Keep your fingers crossed for me, Jane.
(その通り。私のために成功を祈っていてね、ジェーン。)
Jane: To be honest with you, Betty. He is…
(本当のことを言うとね、ベティ。彼はね…)
Betty: Oh, I got to go. I'll call you later. Bye, Jane.
(あ、もう行かなくちゃ。後で電話するね。じゃあね、ジェーン。)
Jane: Betty. He is MY boy friend. Okay. I WILL keep my fingers crossed.
(ベティ。彼、私のボーイフレンドなんだけど。いいわ。しっかり祈っててあげる。)

おやおや、どちらの祈りが強いやら。ま、後で修羅場にならないよう、私達は、Let's keep our fingers crossed.ということで。では、次回をお楽しみに。See you all in the next story. Bye now! Nao

(End of the Story)