Naoの誰でもわかる!英語の話

英語を勉強している人へ、面白い、ためになる話し、知識・情報などを、誰もがわかるように書いていきます。

「使える英語表現」(No. 42)「いいですよ。どうぞ。」

2008-03-23 | Weblog
表現42)Be my guest.(いいですよ、どうぞ。)

さて、今回は日常会話でよく使う表現を取り上げます。タイミングよく使うことができれば、あなたの英語がネイティブの耳に自然に響くこと、間違いないですよ。では、どんな時に使うのか…。例えばこんな感じです。

Tod: How long are you going to use the copier?
(どれくらいコピー機使う?)
Nao: I've got lot of documents to copy.
(かなりコピーしなきゃいけない書類があるんだ。)
Tod: I need to make just one copy. Can I use it quick?
(一枚コピーするだけなんだけど…。使っていいかな、すぐ終わるから。)
Nao: Be my guest.
(いいよ、使ってくれて。)
Tod: Thanks.
(ありがとう。)

文字通り訳すと、「私のゲスト(客)になって!(命令形)」になりますよね。つまり、相手に対して自分の方から、私の「客」(自分がもてなす人)になってくださいって言ってるわけです。これ、何か変ですよね。いや、そうでもないかな?例えば、誰かと食事を一緒にした時、「あ、ここは僕がおごるから、今日は、君はお客さんということで…」という状況なら、「あなたはお客さんになってください(命令形)」でも、問題ない、ですよね。実は、そんな使い方もあります。あ、ひょっとしてこっちの方の意味が先かな?

(after lunch)
Nao: How much do I owe you?
(いくら払えばいいかな?)
Tod: Be my quest here.
(ここは僕がおごるよ。)
Nao: Thanks. I will buy you next time, then.
(ありがと。じゃあ、次は僕がおごるよ。)

でも、こんな状況はあんまりないですよね。なので、日常の会話の中では、誰かに「いいかな、それで?」って聞かれた時に、「どうぞ、どうぞ」「ご自由に」「お好きなように」といった意味で使われることが多いですね。皆さんもそんな状況になった時は、「Please, please.」(どうぞ、どうぞ)と日本語的な発想で言うのではなく、すかさず、「Be my quest.」と言ってください。どうです、結構かっこよく聞こえるでしょ?では、もう一つこの表現の入った会話をみてください。すんなり頭に入ってきたら、もう完璧(Perfect!)です。

Steve: I know that you like Naomi, but I like her too.
(君がナオミのこと好きって知ってるけどさぁ。僕も好きなんだよな~。)
Nao: So what?
(だからなに?)
Steve: I would like to ask her out for dinner or something. Is it okay with you?
(彼女を夕食かなんかに誘いたいんだ。いいかな(そうしても君はオーケーかな)?)
Nao: Well, be my guest. I don't care a bit.
(いや~、いいよ、ぜんぜん。全く気にしないよ。)
Steve: Really. Thanks, Nao.
(本当かい。ありがとな、ナオ。)

本当は嫌ですよね~。でもまあ、ダメだっていうのも大人げないので、Be my guestって言っちゃったってわけですね。この表現、結局は自分が良い人になる言い回しなわけです。これ、日本人の美徳、謙虚さ(humblenes)にも繋がるような…。でも、言い過ぎはお金にも、時間にも、自分が欲しいものも失う可能性もあるので、使う時はくれぐれもお気を付けを…。では、今回はこの辺で…いいかな?「Be my guest.」Thank you, guys. See you next time. Nao

(End of Story)