我 老境に入れり

日々の出来事をエッセイと写真でつづる

日溜り集落

2023-02-05 17:00:06 | ノンジャンル

カカ様が富岡の整骨院に行くと言うので

アッシー君を引き受けた、

富岡はわが家から20キロほど離れた隣町、

予約制だから待たされることもない、

40分ほどの施術を受けて帰り

好天に誘われてどこか見知らぬ道を

走りたくなってわき道に入った、

そこは関東平野の北西部に位置した妙義山の麓だ、

妙義山は危険な岩山で標高は1,100メートルある、

その手前一帯には標高100メートルにも満たない

小山の連なりが縦横に続いている、

小山と小山の間には幅の狭い平坦部が有り

集落が有り道がある、

山に囲まれた集落の一本道に降り注ぐ太陽は

見るからに日溜り感が有り郷愁を誘う、

田舎の匂いそのものだ、

田舎に似合わぬ朱塗りの建物があった、

車を停めて写真を撮った、

脇の看板には

「厄除け、開運、大日尊」と書いてある、

集落の守護神であろう、

カカ様と二人

お賽銭も上げずに拝礼した。


松本城

2023-02-04 14:26:49 | 老いの暮し

ある日の午後

暇を持て余すご老体4人組、

何かいいこと無いかと思案の末

ドライブしようと言う事になった、

その日出かけるには少し遅いので

翌日ということになり目的地を松本城に決めた、

翌朝9時に集まり

Sさんの運転で高速道に乗った、

高崎から松本は西回りと東回りの

2ルートがある、

西回りで2時間、

東回りで2時間半だろう、

行きは西回り(上信道~長野道)を選択した、

長野道に入ると辺りは一面雪景色、

途中姨捨パーキングで休憩をたっぷりとり

11時半ごろには松本城の駐車場に着いた、

近くの蕎麦屋さんに寄った、

ランチにそばと天丼のセットを注文、

天丼の美味しかったこと!

大方が醤油味のしょっぱさでエビの味は

そっちのけの店が多いが

しょっぱさがなく食感と油のうまみがいい塩梅、

店も女将さんも小奇麗で品が良かったので

お勘定の時思わず

❝美味しかったよ、また来るからね❞

と言ったら破格の笑顔を返してくれた、

松本城は初めてではないが意外と味気ない、

お堀に囲まれて天守閣が聳えているだけ

と言う感じ、

周りには公園らしい緑がないし

城に付随する諸々がない、

例えば櫓とか大手門とか、

石垣も見ごたえのあるものではない、

歩きたがらない老人の意向を組んで

天守閣には登らず

外回りの写真を撮って城を後にした、

帰りは少し遠回りになるが東ルート

(長野道~中央道~圏央道~関越道)を

走った、

道中相変わらずのボケ自慢(?)に

花が咲いたのは言うに及ばず。