西京極 紫の館

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ライド・オン(日本語吹替版) 監督/ラリー・ヤン

2024年06月13日 23時57分59秒 | 西京極シネマ
【主演】
 ジャッキー・チェン(ルオ/声:石丸博也)
 リウ・ハオツン(シャオバオ/声:水瀬いのり)
 グオ・チーリン(ナイホァ/声:沢城千春)

【ストーリー】
かつて香港映画界伝説のスタントマンと言われたルオ・ジーロン。第一線から退き、愛馬チートゥと共にエキストラなどの仕事をこなす日々を送っていたが、債務トラブルをきっかけにチートゥが競売にかけられることとなる。苦肉の策で遠縁になっていた法学部の学生である一人娘のシャオバオに助けを求めるルオに、愛馬との共演というスタントマンのオファーが舞い込む。

【西京極の評価】
ジャッキー・チェンも70歳かぁ~。映画の中で演じたルオと現実のジャッキーとがシンクロしちゃう不思議な気持ちになりました。特に劇中で『プロジェクトA』『サンダーアーム』『ポリス・ストーリー』など自身往年のアクションフィルムを観て涙するシーンなんかドキュメントフィルムを観ているような錯覚に陥ります。VFXやCG、さらには生成AIなどの技術が映画に採り入れられる現代においてジャッキーのように自らアクションを演じる機会は減少するのは確実。最早スタントマンは絶滅危惧種。ですがCGではなく実際に危険なアクションを演じているからこそその迫力に感動するのも事実。さてこの先のアクションエンタメはどうなっていくのでしょうか?そんな複雑な想いを抱かせてくれる映画でした。本作の吹替のためだけに声優引退宣言からカムバックした石丸博也の声が聴けただけでも観る価値はありました。

【総合評価】 ☆☆☆★★(満点は☆5つ)
 ストーリー ☆☆★★★
 演出/演技 ☆☆☆☆★
 映像    ☆☆☆★★
 音楽/音響 ☆☆☆★★

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