アートな気分で田舎とふれあおう

よみがえれ、我が母校の木造校舎よ、ギャラリーに!
「西会津国際芸術村」と周辺の四季を写真と共に紹介します

この夏、マンダラのパワーを浴びる。

2011-08-29 23:14:53 | その他

この夏、真言宗の檀家である実家で、和尚様より十三仏に関する説法を聴きました。

今まで仏教には興味があるとは言えなかった私ですが、あれこれ調べているうちに、
仏像や真言宗の総本山のある高野山にも興味が湧いてきました。

そんな矢先、本当に偶然なのですが、西会津から東京へ戻った日の駅のホームで、
デカデカとした特大の宣伝広告(看板)を目にしました。




なんということでしょう! これは正しく、空海が私を誘っているに違いない。

ということで、7月20日~9月25日まで上野の国際博物館で開催している
『空海と密教美術展』を見に行ってきました。

展示作品の98.9%が国宝・重要文化財で構成されているというだけあり、
かなり見応えがあります。
9世紀のものとは思えないほど鮮明な空海直筆の書は、
「弘法筆を選ばず」の通り、惚れ惚れするような達筆。
密教の神秘を感じる、特大の曼荼羅絵図。
そして、なんといっても圧巻なのが仏像の数々でして・・・。
特に、最後の展示室にある仏像曼荼羅は何と表現していいのやら?
私は仏像マニアではないはずなのに、とても感動してしまいました。

特に興味深かったのが、この時代の仏像は異国(インド)的な名残があること。
ゾウや孔雀やガチョウ、牛などの動物に乗っていたり、
明王がヒンズー教最高神シヴァとその后を踏みつけにしていたり・・・。
ヒンズー教と仏教の間に争いがあったとことを物語っています。

週末の展示場内はかなりの混雑、自分のペースでゆっくり鑑賞することはできないけれど、
それでもこれだけの内容のものをここ一箇所で1500円で見れるのは貴重だと思います。

あ~、もっともっとマンダラパワーを浴びたい!
次の目標は高野山。
それと、京都の護国寺(東寺)で、仏像曼荼羅の全てを見てみたいです。


<真言宗の総本山だと知らずに京都出張時に立ち寄った東寺>

(2007年12月3日撮影)