北海道の山登り・花・滝 大好きおぢさん日記

過去の記録を一つにまとめたブログで現役ではありません。

伏見岳 (25山目)

2021年08月12日 22時52分49秒 | 山登り 十勝

 

 

登山日:2010/9/5

山名:伏見岳
標高:1,792m
場所:十勝
コース:芽室山の会コース
標高差:1,062m

ガイド標準時間:登り3時間 下り2時間 計5時間
ガイド評点:60点(中級)

札幌発:2:51
登山口着:7:05
出発:7:25
山頂:10:0
所要時間:2:35
駐車場着:12:20
登山時間:4:55

 

 

先週は滝がメインだったので、日曜日の5日に北日高の伏見岳に行ってきた。
この山は日高山系の中でも初心者向きでしかも頂上からの360度の大展望が有名だ

当日の天気予報で札幌は雨だが帯広が9時から12時まで晴れになっていたので喜び勇んで出発 
今回も日勝峠は通らずトマム経由のタダ道東道だ この時ほど民主党政権に拍手したことはない

 

前回来た時も感じたが占冠の道の駅が賑わっている。
数年前、日高の道の駅へ行ったときの混雑がすっかりこちらへ移ったようだ
自治体によって悲喜こもごもだが来年には道東道が全線開通する 
そうするとこの占冠もまたしかりか・・・



さて芽室で高速をおりて美生を目指す 
今回は道も間違えず古い地図でも大丈夫だった。

山側に近づくにつれまず剣山がくっきりとかっこよいシルエットを映し出している。
その左側に伏見岳が見えるはずだが・・・あらら 頂上には雲が

 

山へ近づくときれいな伏見岳登山口への案内標識が電柱につけてある 
一つの山にこんなにきちっとした表示はあまり見たことが無い。



道はダートになり結構奥まで入っていく 
分岐にはそれぞれ案内が出ているので迷うことはない 


やっと登山口に着いたがすでに7~8台の車が止まっていて人気の山と再確認と安堵。
一人っきりは寂しいからね  ピッケル型の看板がいいねぇ


芽室山の会さん達の努力がこの伏見岳にあらわれています 
ありがたく登らせていただきます

さて空はどんよりとしているが明るくなっている部分もあり一部青空も見えた 
絶対に晴れると気合入れて7時20分出発! 

 

これは1合目で常にこのような真新しい標識がついているので励みになる

 

さて1合目をすぎて少し登ったところにこの看板があった。



以前は木にくくりつけてあったようだが割れていてテープで補強してある 
この情報は伏見岳の様子をいろんなサイトで見ていたときに見つけた 
といっても必ずここを見るはずと思うが看板を紹介していたのはただ一つだけだったと思う 
しかも滝自体はついにどのサイトでも見たことはない。

 

情報では対岸にあるトムラウシ山の山肌から落ちている滝だからトムラの滝とゆうらしい 
だが眼前には木々が邪魔でどう見ても開けてまともに対岸が見える場所はない 
立ち位置を変えて色々探るが…一箇所、枝葉と枝葉の間がすっぽり抜けていて正面に滝が見えた


このトムラウシ山はあの有名な大雪のとは違いここにこの名前の山があることを知っている人は地元の人以外どれだけいるだろう 
登山道がないので一般的ではないことは確かだが高度は堂々と1470メートルはあるのだ 
滝はその中腹やや下あたりからゆるやかに落ちていた 

落差は15メートルくらいか 
遠景で見るしかない滝だと思うのでこれがせいいっぱい 
ズームでボケてしまっているけど登り始めてすぐ見れる滝 なかなかよかった

 

 

滝をあとにし今度は頂上めざし登っていくが急登が続き汗をしぼられる 
それでも登山道じたいに問題はないので普通に登りやすいかな

 


4合目を過ぎたあたりで平坦なところも出てきてほっと一休み 


この時点でさすがに花は見ない 
少し開けたところから十勝平野が見えた。
右端は帯広岳

 

やがてまた急登に変わり小休止が多くなる 
日頃の運動不足やメタボも原因だろう。
道の笹や草が朝露以上に濡れている・・・予想どおり霧雨が降ってきた
歩きに支障がないのでかまわず進むが頂上付近はやっぱり厚い雲でもう展望はあきらめた。

早く山頂に

 

8合目あたりで早立ちの下山者に会う 
9合目を過ぎたらきついところはないのでもう一頑張りですよと 

ちなみに展望を聞いてみたがガスで一切なにも見えず風も強く寒いのですぐ降りてきましたと・・・




もう少しと元気を出し一気に登る。頭の中で「がんば、がんば、わっせ、わっせ」と

9合目を過ぎるとやっと花が!ウメバチソウがまだ残っていた

 


結構登山道脇に咲いており他にはこの時期といえばオヤマノリンドウ、トリカブトなどが咲いていた。

 

雨も霧雨からところによって小雨までになったが山頂近くなり止んできた
しかし空はやはりどんよりしてガスも多く絶対にあの大展望を見るのは無理!

最後にハイマツ帯を掻き分けると頂上が見えてきた~

 

頂上だ~ 何も見えない~ でもよかった~



確かに目指した大展望はかけらも見えない 
でも小雨降る中頑張って山頂に着いたらそれも吹っ飛んだ (あとで悔しいw)

今年、日高地区でピセナイ山に次ぐ1000メートル超えでとても嬉しいし今度は天気のいいときに絶対登ってやるんだと 
一歩一歩登る山レベルも前進するのだ

 

 

頂上には単独女性がいて話をすると地元のベテランの方で主な日高の山は皆登っており、ここ伏見岳には22回も来ているとのこと!
他にもいろんな山に登られておりまだ見ぬ憧れの山の話などしていただき楽しい時間を過ごせた。

やがて風も強くなりまた雨が降りそうなので立ち話だけで下山することにした。
まだ紅葉はないがちょっとだけ秋を見つけた。

 

下山中も滑る登山道と急坂のため気を抜けない 
怪我をしないように焦ることはないのでゆっくり降りるのだ。



やはり高度が下がると雨も止み下界は明るく見えて来た 
途中で剣山が山頂までくっきりと見える 
あっちに登っていればよかったかな笑 

 

下山中も平坦なところが楽だ 
道は雨で泥と化し何度か尻餅をついて泥だらけ・・・
それでもトムラの滝まで戻ってきたらもうゴールは間近。

再度撮影ポイントを探すがこの時期は無理だなぁ




残りはあまり急な坂ではないので楽に降りれた 駐車場では青空も広がり暑いくらいだ。
無事に下山できた喜びと展望へのリベンジを誓い伏見岳登山は終了!



画は駐車場からトムラウシ山 

*戻り道で車を止めて振り返ったがやはり山頂は雲に覆われていたね この日に来た方は皆さんお疲れでした。。

9月5日訪問 登り2時間35分 下り2時間20分(山頂での大休止含む)
夏山ガイドでは登り3時間だ 結構休んだので早い人は2時間ちょっとで登れるでしょう 


さあ 明日は沢登りだ

 

 

 



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