北海道の山登り・花・滝 大好きおぢさん日記

過去の記録を一つにまとめたブログで現役ではありません。

ユニ石狩岳 (27山目)

2021年08月16日 20時48分12秒 | 山登り 上川

 

登山日:2010/10/17

山名:ユニ石狩岳
標高:1,756m
場所:東大雪
コース:由仁石狩川コース
標高差:635m

ガイド標準時間:登り2時間50分 下り1時間40分 計4時間30分
ガイド評点:55点(中級)

札幌発:3:22
登山口着:7:05
出発:7:18
山頂:9:19
所要時間:2:01
駐車場着:11:22
登山時間:4:03

 

10月17日の日曜日 上川町の天気予報は昼まで快晴その後に雨とまずは登山からスタート。

今夏に行った銀泉台や高原温泉への道はすべてゲートが閉まっている。
由仁石狩川コースへの林道もゲートに鍵が掛かっているが事前に管理局に確認済なので解錠し登山口を目指す
駐車場へ着いたが登山もシーズンは終了したのか入山ポストはついに見つからなかった。



先行者はいない・・・晩秋の雰囲気が寂しさを募らせる。

十分に準備体操をし7:20分気合を入れて出発

 

最初は沢に沿ってあるくが道が少々不明瞭だ だがこれでもかとゆうくらいのピンクテープのおかげで迷わず進めた。



やがて登山道になり緩斜の登りになる。
道の左側には苔が蒸し、またそこかしこに穴があいているのでナキウサギの巣であろう 
途中10メートルほど先で小動物が活発に動いている と思ったら木を登りこちらを見ている 

「エゾリスだ」とっさにカメラを向けるが素早く上まで登ってしまった 
すぐに「チキッ」とナキウサギが鳴く あわてているうちに巣穴に入ってしまった・・・



とにかくこの辺は穴だらけでいやおうなくナキウサギ撮影のスポットになっている。



登山口7:20~鳴兎園7:50

 

 

大崩、小崩れの崩壊地域を通りブヨ沢を右に分けて十石峠への登りに入る。



ここでもナキウサギがチョロチョロと・・・こんなに見ることが出来るとは思わなかった シーズンオフで人も少なくなったからだろうか

ここまでさして疲れるような箇所はない 
大崩の岩場もあわてず石を選びゆっくり歩くとそんなに難しくはないので。



ただ十石峠までの登りが意外と時間がかかる 
それでも急登でもないし周りのユニ石狩岳や音更山方面の山を見ながら高度が上がっていくので楽しい
ピークに達するといきなり展望が・・・正面にニペソツ、ウペペサンケ山方面がど~~~んと と・・・



雲がかかって全然見えないよ!



登山口7:20~十石峠8:40 これから登るユニ石狩岳をバックに

 

十石峠から一度下りコルから登り始める 最下部から望む

 

ダケカンバはすぐに無くなり、ハイマツとザレ石の道を登っていく 
高度が上がると再びニペソツ方面、音更山や石狩岳方面、表大雪方面が段々と見えてくる。

ニペソツは相変わらず雲の中だが表大雪と音更山は山頂が見えてきたぞ



夏にはコマクサはじめ花々が咲いてきれいなんだろうな~

 

ふう

 

山頂が段々と手の届く位置までくると足元には少々の雪。
それと風が強くなってきた 飛ばされるほどではないがとにかく風が冷たいのだ 
今は登りなので汗をかいてるのでまだ心地よいが頂上はどうだろうか?

 



そしてついに22峰目の頂上へ 




この標識は石で押さえているだけなので好きな方角に廻すことが出来る
画は標識をはさみ右に音更山、左に石狩岳  やはり雪があると綺麗だぁ



8:45十石峠~8:50コル最下部~9:20山頂

 

 

360度の展望を 

まずは表大雪 一番高く見えるのが今年登った白雲岳。



雪が降って良かった きれいだね

 

すぐとなりに北大雪のニセイカウシュッペ山から平山への稜線

 

同じく北大雪の武利岳 重なってみずらいが手前に今年登った武華山

 

クマネシリ山系から然別の山々は逆光で良く見えず 右はしに光っているのは然別湖??
残念ながら斜里岳は肉眼でも見えず

 

ウペペサンケ山はとうとう見えず
だがニペソツ山が・・・もう少し・・・もう少しでトンガリ山頂が・・・



結局このあとまた雲が厚くなり断念 これが本日のベスト

 

 

十石峠を見下ろして

 

石狩岳がやっと姿を現す よかったよかった

 

ラストは音更山 となりの山なので常に見えていた あそこまでは遠いかな

 

山頂の寒いことといったら 日が当たっているのがまだ良かった。
強風と冷たい風が汗をかいた体を襲う 
隠すもののない吹きさらしだけにこれ以上長居は出来ない!
下山を始めたらやっと単独男性とすれ違った やはりシーズンオフなんだな~

 

ラストカットはニペソツをバックに



さて十石峠に戻らずブヨ沢に向けて降りているときまたしても「チキッ」とナキウサギの声 
お!目の前をチョロチョロしている!「カメラ!」もたもたしているうちにまたしても逃げられた

がっかりして岩場を見ていると・・・なんと日なたぼっこ中のナキウサギ発見!
今度は静かに最大ズームでパシャッ やはり遠い もう少し近寄るが
あ~またしても逃げられた ガックリ
だが写りは今ひとつでも始めての記念だね



戻りは特に問題なく無事帰還でした。

 


山頂9:45~駐車場11:20

 

人気では銀泉台や高原温泉に勝てないがとてもいい山で好きになった。
なにより展望がいい山なので天気さえ良ければ万歳だ 
あとナキウサギは固体も濃い?こんなにたくさん見ることが出来るとは思わなかった。

道はしっかりしているし長い急登もない ナキウサギに注意し大崩などの変化が逆に楽しい 
十石峠に上がったときの展望、そして頂上までには春からきっと高山植物が出迎えてくれるだろう 
登りの2時間50分がまったく退屈しなかったし辛くもなかった。

ただ一つ・・・ナキウサギの山だろうか 撮影だけに来ていた人が居た。
私には何の迷惑もないのだが、独り身でもあり必ず熊鈴を鳴らしながら降りていく 
するとなんとなく「うるさいな」的な目線を感じた。
確かに音に敏感なナキウサギならすぐ巣穴に逃げるだろうけど 
札幌でも熊が出るのにこんな大雪で単独で音なしで降りるのは自殺行為と思う。
実は赤岳でも同じようなことがあった 私の被害妄想なら良いのだが・・・



でも最高に楽しかった!

次回はあと二つ 高山植物とニペソツが見れたら言うことなし!!

 

層雲峡ではすでに紅葉は終わり
帰りは滝見をして帰った。

 

 



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