ココヨリトワニ

野球と文章書きに生きる男、空気王こと◆KuKioJYHKMのブログです。(人が死ぬ創作文があります、ご注意を)

越智嘉彦版ではないです

2017-11-25 21:54:51 | 感想
なんか作品紹介がしたい気分だったので、先日買った「半熟英雄」のコミカライズを紹介してみる。
いやー、スマホ配信されてたのは知ってたが、漫画も出ていたとは知らなかったよ。
なお、情報は全て単行本1巻時点でのものです。

【アルマムーン主要人物】

○若様
アルマムーン王国の現君主。またの名を「半熟英雄」。
かつては大陸統一を成し遂げた名君だったが、現在は平和ボケを通り越してただのボケに。
読み聞かせをしてもらわないと眠れなかったり、おねしょをしたりと幼児退行のような症状も見られる。
一方で身体能力は非常に高く、戦闘力のステータスが「カンスト」と表記されるほど。
所有するたまごはエラベルエッグ。
今作の設定ではあらゆるエグモンが召喚される可能性があるが、名前とは裏腹に完全ランダム召喚で何が出てくるかわからない。
キャラクターデザインは原作デザインをリアル等身にアレンジしたもので、目は半開きのことが多い。
シリアスが続くと反動でらくがき風の絵柄になってしまい、台詞も何を言っているのかわからなくなる。


○セバスチャン
アルマムーン王国の大臣で、若の世話係。
頭脳労働がまったくできない若に変わり、国の実務を取り仕切っている。
老体ながら戦士としての能力も高いが、全力を出した若には及ばない。
超絶マイペースな若と、アクの強い将軍達に挟まれ胃の痛い日々を送っている。


○ゼウス
「3将軍」の一人。黒髪の美男子。
実力はたしかだが若のことを盲信しており、彼の行動をなんでも肯定してしまう。
若の命令には絶対服従な一方でそれ以外のことはおざなりで、自室は重度の汚部屋。
同僚の将軍の名前もろくに覚えていない。
ただし部屋に関しては、後述のラズベリーのおかげで第2章では大幅に改善されている。
所持するたまごはワンダーエッグ。


○ヴィーナス
「3将軍」の一人。露出の多い鎧を着用した、ロングヘアの美女。
ゼウス同様に若を盲信する一方で、それ以外の人間には冷淡な対応を取ることが多い。
第2章にて仮面をつけた謎の男に拉致され、行方不明に。
第3章では完熟プリンスに従っている。
所持するたまごはパワーエッグ。


○ココット
「3将軍」の一人。そばかすの目立つ、童顔の青年。
本編開始直前までは小隊長だったが、将軍達が多数裏切ったことにより繰り上げ人事で将軍となった。
普段は気弱で臆病だが、戦意が高まった状態で愛馬のキャセロールに乗ると世紀末覇王のような外見の「スーパーココット」に変身。
気合だけで無数の矢を跳ね返すほどの戦闘力となり、指揮能力も向上する。
所持するたまごはカラフルエッグ。


【その他の将軍・兵士】

○ミノス
ゼウスの副官。無精ひげが生えている以外は、一般兵とほぼ同じ外見。
ゼウスのダメ人間振りに、容赦なくツッコミを入れる。


○オーバル
ココットの副官。口ひげを蓄えた、やせ気味の中年男性。
気配りのできるしっかりした大人だが、ノリノリでスーパーココットの解説を行うお茶目な面も。


○ラズベリー
完熟軍に寝返った、ジョンリギ城の城主。長髪を編み込んだ女性。
ミノスが持っていた将軍勤務台帳によれば、フルネームは「ラズベリー・ベリーズ」。
ダメ人間に尽くすのが生きがいで、若の世話をすることを夢見ていた。
しかしセバスチャンやゼウス、ヴィーナスが面倒を見てしまうため願いを果たせず、その不満につけ込まれて完熟クイーンに寝返った。
ゼウスと交戦するが、そのさなかにミノスが暴露したダメ人間エピソードによりゼウスに惚れ込み、アルマムーンに復帰。
第2章では本人は登場しないものの、ゼウスの部屋に足繁く通っていることが語られている。


○マルベリー
ラズベリーの副官。
ラズベリーがゼウスに惚れたのを察し、途中で戦場を抜け出して降伏の準備に向かった。


○コリアンダー
完熟軍に寝返った、ナキューメラ城の城主。ガタイのいい丸鼻の男性。
台帳によればフルネームは「コリアンダー・セリ」。
大のはにわマニアで、完熟クイーンをモデルとした「ナイスバディーはにわ」の制作を条件に寝返った。
登場時点ですでにヴィーナスによって城を攻め落とされており、はにわコレクションを大量に破壊された上に本人もボコボコにされるという悲惨な末路をたどった。
おまけページではその後、後述のカシュー、クミン、ガンバルゾーと共に洞窟送りにされたことが判明した。


○ミント
完熟軍に寝返った、キカンドン城の城主。髪をサイドテールにし、おでこを出した女性。
貧乳に強いコンプレックスを抱いており、胸を大きくする方法を教えてもらうという条件で完熟クイーンに寝返った。
用心深い将軍として知られていたが、ココットに言わせれば「自分と同じく気の弱い」性格。
城に入らせないことを重視するあまり本丸が手薄になっていることをココットに見破られ、彼の単身突撃により戦意を喪失する。
その後本編には登場していないが、おまけページによればラズベリーと共にアルマムーンに再雇用されたとのこと。


○カシュー、クミン、ガンバルゾー
左から順にカストーラ城、ゴーメン城、スペンソニア城の城主。
若が気絶している間に、セバスチャンや3将軍によって打ち倒された。
その後はコリアンダーと共に、洞窟送りにされたことがおまけページで判明している。
なお、カシューとガンバルゾーはイビルエッグの持ち主だった。


○ヘーゼル
おまけページにのみ登場する将軍。
武芸者として果たし合いにやってくるが、セバスチャンにパンチ1発で倒される。
その強さに感服し勝手に自分を将軍登録するものの、「弱い上に現状が見えていない」と酷評され洞窟送りにされた。


【完熟なる者達】

○完熟クイーン
第1章のボス。露出の多いコスチュームを纏った、ゴージャスな雰囲気の美女。
いばらの塔を拠点とし、6つの城の城主を寝返らせてアルマムーンに戦いを挑む。
若との直接対決ではそれまでにたまごを無駄遣いしていたことが災いし、自ら戦うことに。
鞭を武器に奮戦するも若の身体能力に圧倒され、最後はなめくじおとこに捕縛されて降伏した。


○完熟英雄
第2章のボス。若とうり二つの姿を持つ謎の刺客。
その姿で悪事を働くことで若の信頼を失墜させ、内部からアルマムーンを崩壊させようとした。
その正体はロボットで、弱点である雷属性の攻撃を受けたことで爆散。
第2章はわずか2話で終了し(第1章は7話)、エグモンの召喚すらできずに敗れたことに不満を抱いており、おまけページではひたすら自分の不遇を嘆いている。


○完熟プリンス
第3章のボス。いかにも王族っぽい衣装を纏った、短髪のイケメン。
完熟クイーンのリベンジと称し、アルマムーンに戦いを挑む。


【エッグモンスター】
召喚者に関係なく、登場順に記載。

○ヒュドラ
半人半蛇の美女。召喚者は完熟クイーン。
クイーンが宣戦布告に現れた際、自らもたまごを使えるアピールのために召喚。
すぐに引っ込められたためか、作中では名前やステータスが表示されていない。


○クレクレ
目がなく、巨大な口を持つモンスター。召喚者は若。
いばらの塔を守る黒服達が放った矢を飲み込み、そのまま塔に乗り込んで暴れ回った。
しかし、セクシーボンバーによって若もろとも塔の外まで吹き飛ばされる。


○セクシーボンバー
体の一部がミサイルと一体化した、セクシーな美女。召喚者は完熟クイーン。
ルール無視で単身いばらの塔に乗り込んだ若を、体当たりでクレクレもろとも塔の外まで吹き飛ばした。


○エクスカリバー
マッチョな兄貴に変貌した聖剣。召喚者はヴィーナス。
「若がいる」と嘘をついて逃げだそうとしたコリアンダーへの制裁のために召喚され、はにわコレクションを大量に破壊した。


○おーでーん
ちくわ、はんぺんもろとも、巨大な刀で串刺しにされたタコ。召喚者は完熟クイーン。
ゴキブリ退治のためだけに召喚された。


○てつじん8ごう
楕円形のボディーを持つ、全体的に古風なデザインのロボット。召喚者はココット。
ミサイルを連射し、黒服の大群を迎撃した。


○ニンニクマン
ニンニクの顔を持ち、中華服を着たモンスター。召喚者はヴィーナス。
色仕掛けで若達を足止めしようとしたバニーガール軍団を、ニンニクのにおいで蹴散らした。


○ドラゴンフライ
エビフライのような胴体を持つドラゴン。召喚者はゼウス。
足止めのため用意されたお子様プレートに、エビフライが入っていないことに憤慨して召喚された。


○ダークエッグマン
黒いたまごに手足が生えたモンスター。召喚者は完熟クイーン。
黒いたまごの使用回数が限界を超えていると召喚される。
完熟クイーンは使用回数について知らず無駄遣いを繰り返していたため、若との対戦時にはこのエグモンしか召喚できなくなっていた。
登場後すぐに割れ、若にたまごかけご飯にされて食べられてしまった。
巻末漫画では、完熟軍なのに生卵だったことをエッグマンにつっこまれている。


○なめくじおとこ
全身が粘液で覆われた、見た目も言動も気色悪いモンスター。召喚者は若。
完熟クイーンを捕縛し、彼女の戦意を喪失させた。


○悪しき魔王 コルヘーサ
黒い鎧を着た巨漢。召喚者は若。
原作には登場しない、漫画オリジナルのエグモン。
元々は第1話でセバスチャンの描いた漫画の中に登場したキャラクターで、さらに元ネタは「FF4」のゴルベーザ。
若いわく元ネタの偉い人からゴーが出ており、編集と開発からもオッケーが出ているとのこと。
若の指示を「いいですとも!」と快諾し、サンダガで完熟英雄を撃破した。


○なると
その名の通りの、巨大ななると。召喚者は若。
完熟英雄の自爆に対する盾として使用された。


○フラフラ
博多弁で話す、一つ目の鳥。召喚者は若。
召喚した若が動揺するほどの低レベルエグモンで、完熟プリンスからも「ハズレ」呼ばわりされている。
案の定、見せ場もなくマシンナイトに倒されてしまった。


○マシンナイト
騎士風デザインのロボット。召喚者は完熟プリンス。
ロケットパンチでフラフラを撃破した後、体当たりで若も倒した。


○エッグマン
たまごに手足が生えたモンスター。
本編では第1話で若の枕元にぬいぐるみが置かれているのみで、本人は巻末漫画のみの登場。
「半熟英雄」のシンボル的存在でありながら出番がないことに、強い不満を抱いている。

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