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商標の広場

弁理士の福島が商標のお話をします。

直虎と連携

2017-04-05 08:49:25 | 日記

放送中のNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」をきっかけに、須坂市と浜松市の商工会議所が地域おこしで連携しようとしている。須坂市は幕末に須坂藩主だった堀直虎、浜松市は大河ドラマ主人公の井伊直虎をPRするため、互いの地域での認知度を高める狙いだ。

須坂商議所は、今年に没後百五十年目を迎えた堀直虎に着目。大河ドラマにあやかろうと、二月ごろに浜松商議所に連携を呼び掛けた。

その一環で、浜松商議所の職員たちが三月下旬に須坂市を訪れ、観光名所を巡って堀直虎への理解を深め、五月三~五日には浜松市で開催される「浜松まつり」で、二人の直虎の関連グッズを販売したり、パンフレットを配布したりする予定。

 直虎を巡っては、須坂、浜松市それぞれの企業が「直虎」の商標を登録。浜松市などが昨年八月に「地域活性化の足かせになり、特定の企業にだけ認めるのはおかしい」と特許庁に異議申し立てをする問題も出ている。

須坂商議所の担当者は「対立より連携。同じ直虎つながりで互いに地域活性化につなげたい」と語り、小城鍋島藩最後の藩主だった鍋島直虎ゆかりの佐賀県小城市と連携することも考えている。

江戸後期の1836年生まれ。26歳で須坂藩の13代藩主となり、藩政改革を進めた。大政奉還の翌68年、徳川慶喜に進言した後に自害した。

戦国時代に井伊谷(現在の浜松市北区引佐町)を本拠地とした井伊家の当主を務め、徳川家康の側近として仕えた初代彦根藩主、井伊直政の養母とされる。連携して直虎をもりたてる事例。