中国貴州省とそこで暮らしている苗族トン族等の少数民族を紹介しています。

日本人には余り馴染みのない中国貴州省と、今私が一時滞在中の雲南省や大理白族自治州大理古城について

広州と貴州省を結ぶ高速鉄道が年内に運転開始

2014年09月09日 | 貴州省

新聞等の報道によると、広州と貴州省貴陽市を結ぶ高速鉄道(新幹線)が完成し、早ければ12月中には運転を開始するとの事です。9月中旬から試験運転を始め順調に行けば、今年の12月に正式に営業運転を開始するとの事。列車で広州貴陽間は現在22時間かかるそうですが、高速鉄道が開通すると僅か4時間で広州貴陽が結ばれるそうですので、時間が劇的に短縮される事になります。広州で朝、飲茶を食べて、昼には貴陽で昼食をとる事が出来ると話題になっているとの事。

広州貴陽を結ぶ高速鉄道は、約856キロの行程を時速250キロで列車が走行するそうですが、その内の約8割が地下トンネルを走るそうです。全長約856キロの内、広東省内は約207キロ、広西省内が約348キロ、貴州省内は約300キロとの事で、広西省内は桂林や楊朔、三江等の広西省内の観光名所を通過するようです。貴州省内は、从江,榕江,三都,都,昌明,等を経て貴陽、貴陽北駅に到着するとの事ですが、広州貴陽間には約21の停車駅があるそうです。

早速、広州貴陽間の高速鉄道の運賃はどのくらいになるかと話題になっているようですが、300元から400元位と予想する向きが多いようです。高速鉄道が通過する沿線では、観光客への期待も高まっているようです。貴州省内を初めて走る高速鉄道と云う事もあり、貴州省内では広州貴陽間の高速鉄道に対する期待が大変強いようです。貴陽は海抜も高いので夏は30度を超える事もないので、夏は大変過ごしやすい事もあり、広東省などの富裕層が貴陽に別宅を購入するのではないかとの観測も流れているようで、貴州省内の不動産業者は大変盛り上がっているそうです。

広州貴陽間の高速鉄道が完成したら是非とも、私も乗ってみたいと思いますが、たまたま知っている広州出身の大理学院の大学生は春節休みには、昆明から貴陽市に向かい、それから高速鉄道で広州に帰省する予定との事です。広州貴陽間の高速鉄道の正式営業運転を待ち望んでいる人は意外に多いようです。

私は3年前河南省の鄭州市から陝西省西安市迄高速鉄度に乗った事がありますが、旅行する者にとってはやはり高速鉄道は便利です。新聞等によればさっそくツアーも計画されているようで広西省や貴州省では高速鉄道運転に伴う経済効果、特に観光客の大幅増加への期待は大変強いものがあるようです。

尚、広州と広西省南寧市間も高速鉄道が開通する予定で、南寧市迄は3時間との事。



最新の画像もっと見る