中国貴州省とそこで暮らしている苗族トン族等の少数民族を紹介しています。

日本人には余り馴染みのない中国貴州省と、今私が一時滞在中の雲南省や大理白族自治州大理古城について

貴陽上海の高速鉄道が18日開通

2015年06月16日 | 貴州省

中国新聞網(電子版)に拠ると、貴州省貴陽市と上海市間を結ぶ高速鉄道(高鉄)の一部である貴陽市と湖南省長沙市の間が6月18日に正式に開通するとの事です。この高速鉄道は、貴陽北駅を出発して、貴州省内は、黔南貴定市、黔東南凱里市、三穂県 銅仁市玉屏等の地域を通り、その後湖南省に入る様です。湖南省は、懐化市、類底、湘潭等を経て、湖南省の省都長沙市に至るとの事。その後江西省の省都南昌市を通り、浙江省の省都杭州市を経て、終点上海市に至るとの事。7月1日中国全土の高速鉄道の運行時間が見直された後に、貴陽市発上海市着、貴陽市発北京着の運行も始まるとの事です。

貴陽市と上海市を結ぶ高速鉄道が開通する事で、現在貴陽市上海市の間は約27時間掛かるのが、最短では、約7時間に迄短縮されるそうです。また、貴陽市と長沙市の間は約3時間で結ばれるとの事。(注:現在貴陽市と長沙市の間は、約13時間) 尚、この路線は、当面は平均時速300キロで運転されるとの事です。

以前、このブログでも触れたのですが、昨年12月に貴陽市と広州市間を結ぶ高速鉄道が開通して以来、また、貴陽市と上海市を結ぶ高速鉄度が開通する事で、貴州省では二路線の高速鉄道が走る事になります。貴陽市と雲南省昆明市の間は現在工事中ですが、およそ二年後には上海市から雲南省昆明市を結ぶ沪昆高鉄約2264キロが全線開通するとの事です。(注;沪とは上海市の古称)

貴州省内では、現在、貴陽市と重慶市を結ぶ高速鉄道も工事中ですが、この高速鉄道は将来重慶市から四川省の成都市迄延長されるとの事です。また、貴州省と四川省間を結ぶ高速鉄道も、もう一路線が計画中の様で、将来は四路線が貴州省内を走る事になる様です。

私が初めて貴州省を訪れたのは2000年の事ですが、訳があって貴陽市から銅仁市玉屏迄列車で行った事がありますが、確か8、9時間は掛かった記憶があります。また、上海南駅から貴陽市迄も何度か列車で往復した事もありますが、高鉄が開通する事で7時間程に短縮されるとの事ですから便利になったとつくづく思う次第です。

私は二年前に貴州省貴陽市から雲南省に移り住んで来ましたが、こんな事になるのなら貴州省にモット居れば良かったと思わない訳ではありません。貴州省に居れば、偶には高速鉄道に乗って、湖南省長沙市や広西省桂林等に簡単に行けたのにと思う昨今ではあります。現在、雲南省内を走る高速鉄道はありませんで、来年に漸く貴陽市と昆明市を結ぶ高速鉄道が完成するとの事ですが、それまで雲南省に居るか分かりませんので、雲南省から高速に乗る機会があるかは不明です。

来月久しぶりに貴陽に行くのですが、現在昆明市から貴陽市迄約9時間位かかります。今でも年に一、二回は昆明から貴州に行くので、高速鉄道が早く出来て欲しい物だと思います。高速鉄道網に関して云えば、貴州省の方が、雲南省より一歩先を行っている様です。

 貴陽北駅発、午前11時50分の高鉄に乗ると午後13時08分に長沙南駅に到着するそうで、所要時間は3時間18分だそうです。途中の凱里南駅には12時25分着。貴陽北駅、長沙南駅間は、当面は6往復されるとの事ですが、7月1日に中国の高速鉄道のダイヤの大幅な改正が行われるに伴い、貴陽北駅から上海行、北京行、武漢行、鄭州行等が運行されるようです。貴陽北駅から上海虹橋駅迄の二等は734.5元、河南省鄭州駅の二等は661.5元、北京駅まで二等は963.5元との事。尚、貴陽北駅から長沙南駅間の二等は314.5元。

沪昆高鉄約2264キロ。来年に全線開通するとの事。

 

 


最新の画像もっと見る