中国貴州省とそこで暮らしている苗族トン族等の少数民族を紹介しています。

日本人には余り馴染みのない中国貴州省と、今私が一時滞在中の雲南省や大理白族自治州大理古城について

中国と日本の商習慣の違い

2014年09月12日 | 中国事情

大理古城には外の地域と違い実に沢山の喫茶店があります。中国はどこでもそうですが、喫茶店等では、来店した人が全員注文するとは限りません。この様な習慣は、私にとっては実に有難い習慣です。

実は、頼まれて日本語を教えているのですが、日本語を教えるのに適当な場所と云うのは意外にないものです。で貴州に滞在して居た時にもそうですが、喫茶店のような場所で日本語を教える破目になります。貴州もそうですが、大理古城も喫茶店の珈琲は大変高いので、日本語を教える回数も多いと喫茶店の珈琲代もかなりの金額となります。

特に、日本語を学ぶ学生にとっては珈琲等の飲み物代の10元ないし15元と云う値段はとても高いのです。かといって私も最近は日本語を教える学生が増えているので、私が学生の飲み物代も全額負担すると云う事は経済的に不可能です。

有難い事に大理古城等では、私が珈琲を注文すると、後から来た人は別に飲み物等を注文しなくても店から何か云われる事はありません。それどころか新しく人が来ても、店員が注文を取りに来る事もありません。一人が何か注文すれば、当然の如く後から来た人が何も注文しなくても全く問題がありません。最近では最も多い場合5名の生徒がいますが、私一人注文すれば良いのでとても助かります。

日本に住んでいた時、中国人と喫茶店等で待ち合わせた際に、後から来た中国人に「何か飲み物を?」と云うと「要らない。いい」と云われ時々困った事を思い出します。ある程度時間を店内で過ごすので何も注文しない訳にはいかないと思い、注文したものですが、今にして思えば中国では、後から来た客が必ず注文する様な習慣が無かったようです。そのような事情を知らなかったので、「何も要らない」と云われやや困惑したのを思い出します。

昆明市はスターバックスがあり、私も昆明に行った際には必ずの様にスターバックスに立ち寄りますが、この店は左程客が居ない事もありますが、店に入って来て何も注文しない客も時々見かけます。偶々何時も立ち寄るスターバックスで珈琲を飲みながら休んでいた際、雨が降って来たので雨宿りの為もあって新しく客が入って来たのですが、何人かは店で休憩していましたが、店員が注文を促すのでもなく、結構長い間店内で休憩した後、立ち去りました。この店には店外に椅子等もあるのですが、そこには何も注文しないで座って休む人が何時云っても多いのにはびっくりします。

日本で喫茶店等では、一人だけ飲み物を注文して、後は何も注文しなかったら当然苦情の一つも云われると思いますが、ここ大理古城では、その様な事は今のところ無いのでとても助かっています。また、珈琲一杯で何時間粘っても当然文句を云われる事もありませんで、そう云う点でもとても有難いです。

また、中国では店によっては横になって休む人も多く、私も最近では長椅子がある店では、疲れて横になって休む事もしばしばですが、このような光景もおそらく日本ではみる事が出来ない光景かと思います。実は、私も長椅子で横になるのは、最初抵抗があったのですが、最近は人目も気にならなくなり横になる事も多いです。



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