中国貴州省とそこで暮らしている苗族トン族等の少数民族を紹介しています。

日本人には余り馴染みのない中国貴州省と、今私が一時滞在中の雲南省や大理白族自治州大理古城について

不明な化学洗剤などで洗った桃

2012年08月24日 | 貴州省

貴陽でも7月、8月は街頭でよく桃を売っているのを見かけました。8月後半になってからは前ほど見かけませんが、果物屋やスーパーなどでは今も売っています。貴陽市等で売っている桃は、日本で売っている桃と違い、硬く、日本の桃と比べさほど甘くもない事もあり、私も時々買って食べていました。個人的には硬い桃の方が好きで、最近日本で売っているような軟らかく、甘い桃はあまり好きではありません。

値段は、一斤(500g)で8元から5元くらいでした。大きさも日本で見かけるよりも大きい桃もたくさんあり、その桃の大きさに驚いたものです。時には小型トラックに桃を山のように積み、桃だけを売りに来る商人も、一時期良く見かけました。その桃はやや小ぶりですが一斤5元、6元で売っていました。最近は、桃の最盛期が過ぎたのか、そういう光景も見かけません。

先日、たまたまラジオを聴いていたら、貴陽市などでも合成洗浄剤や洗濯用粉石鹸などで洗浄した桃が売られているので、桃を食べる際には注意するようにとのニュースが流れていました。

それで、ネットで検索してみたら、粉石鹸や合成洗剤で浸けて洗った桃は、貴州省だけではなく中国全土で売られているようです。洗濯用粉末石鹸や合成洗剤だけでなく、不明な化学液体に浸けた後に、売られる桃も多いとの事。このように処理すると桃は、より色鮮やかになり、より瑞々しくなるのだそうです。また、水で桃を洗っただけでは、桃の表面にある産毛が洗い落とせないので見栄えがしないので、そのような処理をするそうです。洗剤などに桃を浸け、桃を処理する事で桃の色もより色鮮やかになり、完熟したように見えより美味しく見えるのだそうです。

洗濯用粉石鹸や合成洗剤等に浸けて洗った桃は、桃の表面についている例の産毛のような物が無くなるので、よく見ると見分けが付くのだそうですが、、、、、、。

洗濯用粉石鹸や合成洗剤等ならまだしも、よく内容物や成分のわからない不明な化学液体に浸けて、処理、洗浄した桃も多いとのことで、また、桃だけでなくリンゴも同じ様に処理をしたリンゴも売られているそうですが、何故リンゴをそのようにするのかについては、残念ながら説明がありません。

ナカナカ立派な桃で、大きさも日本で見かける物と比べて遜色ありません。
一般に貴陽で見る桃は硬い桃で、甘さも差ほど甘くなく、昔日本でよく売られて
いた桃に近い。かなり硬いのでこの様に、山積みにしても大丈夫のようです。

 

7月、8月初旬には、街中で天秤棒を担いで、このように篭の中に桃を
入れ街頭で桃を売り歩いている人も沢山見かけましたが、最近はシーズン
が過ぎたのか、桃売りの人はメッキリ少なくなりました。

 

 



最新の画像もっと見る