中国貴州省とそこで暮らしている苗族トン族等の少数民族を紹介しています。

日本人には余り馴染みのない中国貴州省と、今私が一時滞在中の雲南省や大理白族自治州大理古城について

爽やか貴陽=爽爽貴陽

2012年08月21日 | 貴州省

今私が住んでいる貴州省の省都貴陽市は、他の都市と比べ夏が涼しいこともあり貴陽市当局は、「爽爽貴陽」として宣伝して、観光客の誘致に努めているようです。確かに、貴陽市は海抜が高いこともあり、夏は最高気温が30度を超えることは極めてまれで、湿度も低いので大変すごし易いです。今年は天候が不順で8月初旬迄は曇りの日も多く、雨もいつもに比べ多かったのですが、中旬以降は、例年のように夏らしい、爽やかで、いい天気が毎日のように続いてます。

特に、貴州省に隣接している重慶市、湖南省、四川省などの、中国でも夏が暑いので有名な地域から、近年避暑のために貴陽市を訪れる人が増えているそうです。

新聞によれば、私が今住んでいる貴陽市の花渓地区にも、四大火炉(四大かまど)として有名な重慶市から避暑に来ている人が今年は特に目立つそうです。特に花渓地区にある貴州大学周辺には宿泊施設も多いこともあり、1月700元から800元程度で部屋を借りて長期滞在する人が多いそうです。7月8月の2カ月間で300人くらいの人が来ているとの事です。

また、別の新聞によれば重慶市に近い貴州省のある鎮、村にも重慶から避暑に来る人が増えているそうで、やはり1ヵ月単位で農家や普通の民家を借り切り長期滞在する人が多いそうです。但し、農村部なので麻雀をやる以外に遊ぶ所も無いので、それが難点なんだそうです。

貴陽市の気候が、「何故爽やかなのか?」について、8月16日付の文匯報(電子版)は、大変興味深い報道をしています。その記事によれば貴陽市は年間の降雨量は約1100ミリだそうですが、その内、夜間の降雨量は70%に上るそうです。つまり雨が夜間に降るので、その雨で空気が洗われるので昼間は、よけい爽やかに感じるのだそうです。

実は昨日は深夜に、雷鳴がとどろき大雨が降りました。その雨で空気は洗われ、今日は実に爽やかな一日となりました。確かに貴陽市は雷も夜、それも深夜が多く、その雷鳴とともに激しい雨が降ることが多いです。地理的な理由に因ると思いますが、貴陽市は所謂「夕立」は少ないようです。

 



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