以前私は貴州省凱里市にある凱里学院に籍を置いていた事があります。その頃学生達が中国語で、知り合いの学生等に対して「美女、去那里？」等と言うのをしばしば耳にしました。若い女性を呼びかける時に、「美女＝mei nu」と相手を呼ぶと言う事を、その時初めて知りました。
その後注意していると学生同士でも、友達の間でもお互いを「美女」という風に呼び合う学生が結構多い事にも気が付きました。また、レストランやホテル等でも、そこで働いて居る従業員の若い女性を呼ぶ場合には「美女」と呼びかける事を知りました。無論、昔ながらに「服務員」とか「小姐」という呼び方をする人も多いようですが、若い女性に対しては「美女」と呼びかけるのは、結構普通の事になっている事にも気が付きました。極たまに「同志」という大変懐かしい言葉を聴くこともありますが。
若い女性を呼びかける時に「美女」と使うのに対して、若い男性に対しては「帅哥」と言う言葉を使うようです。最初の頃は「美女」と呼びかけるのは、なんとなく抵抗もあったのですが、最近はすっかり慣れて「美女」とか「帅哥」と言う言葉を抵抗無く使えるようになりました。
ところで下の写真は、私が貴州省の祭りの時に見かけた少数民族の「美女」達です。
凱里市台江県施洞鎮の姉妹節にて。苗族。
凱里市台江県施洞鎮の姉妹節にて。平塞村の苗族。
既婚女性と未婚の女性では服装が違います。中央の女性の服装は既婚女性の盛装。多くの少数民族では、既婚女性と未婚女性では髪型や服装が違います。雲南省のある少数民族は結婚した女性はお歯黒をするそうです。
こちらは雷山県西江村の苗族。１３年に一度行われる吃臓節の時の写真。
凱里市黄平県谷竜鎮の芦笙祭りでの苗族。未婚女性の盛装です。
凱里市榕江県の黒苗族。こちらも１３年一度、場合により１５年に一度行われると言う吃臓節の時の写真。
凱里市鎮遠県報京鎮のトン族。三月三日の祭りの写真。
凱里市鎮遠県報京鎮のトン族。同じく三月三日の祭りの写真。
凱里市犂平県銅関村のトン族。やはりお祭りの時の写真。
