中国貴州省とそこで暮らしている苗族トン族等の少数民族を紹介しています。

日本人には余り馴染みのない中国貴州省と、今私が一時滞在中の雲南省や大理白族自治州大理古城について

広州市と貴陽市を結ぶ高速鉄道14年に完成

2012年08月29日 | 貴州省

貴陽晩報(電子版)によると、広東省広州市と貴州省貴陽市を結ぶ高速鉄道が2014年度には完成する見通しだそうです。この区間で、一番の難工事とされた貴州省榕江県内の長さ約14キロにも及ぶトンネル工事が8月末にやっと完成したそうです。このトンネル工事の完成には、3年8カ月の歳月がかかり、今月末やっと完成にこぎつけたとの事。

この高速鉄道が完成すると広州と貴陽の間は僅か、約4時間で結ばれるそうです。黎平県や榕江県など貴州省の東南部に行くと高速道路の工事や高速鉄道工事をしている所が多く、工事用の大型車両の通行も目立ちます。また、工事用大型車両が頻繁に通るため一般道路の傷みも目立ちます。修理しないのか、修理してもすぐに道路が傷むのか、舗装道路が舗装されていないような道路状況の箇所も大変に多いです。

また、貴州省内のある県の人の話では、外部からも多くの工事関係者が働きに来ており、風紀上の乱れ、治安の点でも色々と問題が起きているとの事でした。ある県の県城では中国語で「賓館」と呼ばれる宿泊施設がやたらに目立つので、何故と聞いたら工事関係者の宿泊が多いとの事でした。四川省の成都市と広西チワン族自治区南寧市を結ぶ高速道路は、貴州省内を通るのですが、貴州省内の工事は、ほぼ完成し、一部運用も始まっています。まだ貴州省内に高速道路が全くない頃にも、何度か貴州省内を旅行した事もありますが、高速が開通して、貴州省内を高速バスも走るようになり、移動には本当に便利になりました。

例えば、以前私が住んでいた凱里から榕江県まで1年前は8時間程かかったのですが、高速道路が出来た事により、今は3時間半迄に短縮されました。現在では、貴陽市から榕江県までも4時間で行くことが出来ます。貴陽市から黎平県までも以前は15時間ほどかかったのが現在では、8時間でいく事が出来ますが、今も工事中の区間が完成すれば、この区間はさらに短縮されるようです。近年、貴州も道路網の整備が急速に進み、年毎に便利になっている事を実感します。

高速鉄道が14年の何時頃完成するかについては、残念ながら新聞記事には書いてありませんでしたが今は一番早い列車で、広州まで確か20時間程度でしたから、広州まで4時間いく事が出来れば大変便利になります。




 

 



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