中国貴州省とそこで暮らしている苗族トン族等の少数民族を紹介しています。

日本人には余り馴染みのない中国貴州省と、今私が一時滞在中の雲南省や大理白族自治州大理古城について

中国で飲食店の倒産が増える

2012年09月03日 | 中国事情

8月31日付けの貴陽晩報等によると中国で飲食店倒産が増えているそうで、毎月倒産する飲食店・企業の数は全体の15%にも上るとの事です。倒産の理由は、食材の値上がり、賃金の高騰、店舗の借り賃の高騰等によるものだそうです。倒産しないまでも、多くの飲食関係業界の利益は、以前に比べ大幅な減益となっているそうです。ここ10年間では2003年のサーズの時以来の低い伸び率となったようです。

しかし、貴陽晩報によれば貴州省内では飲食業界は、他の地域と比べると好調で、貴陽市では、去年14684戸に増えたそうで飲食関係の業界は、今後も好調な状態が続くだろうと予測しています。

ある関係者によると、貴州省の飲食業界が好調な原因は、貴州省の経済が好調な事で所得も増えている事、貴州人の生活習慣の変化、貴州省を訪れる旅行客が年々増加している事、また都市化もそれほど進んでいない事等がその原因ではないかとしています。

8月頃には、貴州省の今年上半期の旅行関係収入は830億元を超え、前年比34%増加し、また旅行客も前年比で32%も増加したとの報道もありました。真偽のほどは不明ですが、省政府は、今後10年間で3兆元を支出し、特に旅行関係部門に重点的に配分するとの報道も出ています。また、貴陽市の都市部に住む住民の平均月額収入(2994元)が、四川省成都市に住む住民の平均月額収入(2953元)の収入を超えたと、貴州では大変話題になり、このニュースは新聞等でも大きく報道されました。

昨年に喫茶店を開いた知人は、業績が好調で今年4月には、2号店をオープンしました。今後も別業態の店をオープンさせるという話です。また、以前から時々通っている珈琲店はここ1年で2店舗増やしましたが、今のところ好調のようです。

これは从江県で見かけた飲食店。オーナーが宮崎アニメが好きで、店を千尋(おしゃれ)と名付けたそうです。以前は、この様な店は、从江県には一軒もなく、知人と会った時などには、話す場所探しに苦労したものです。

 

店内の様子。この店で出された、お冷が美味しかったので聞いたら井戸の水でした。したがって、飲んだ珈琲も非常に旨かったです。豆も貴陽で買っているとの話でしたので、それなりのコダワリがあるように見受けられました。開店して一年ほど経っているとの事でしたが、お客も多く順調のようでした。お客は、地元の人が多い。

 

 


こちらは榕江県で見かけた飲食店とこの店のオーナー。2階には
個室もあり、結構客の入りも多く、流行っていました。飲み物類の
値段は10元から15元位でした。
このときは開店して半年位でしが
今年3月にも立ち寄ったのですが、経営は軌道に乗っているよう
でした。

店内の様子。60年代の白黒のアメリカの写真を飾るのが流行のようで、こういう光景は、貴陽の店でも良く見かけます。

 

この店で出された珈琲ですが、珈琲カップの中に、最初からスプーンを入れて、このようにして珈琲が出されました。これは中国で一部の地域では珈琲も、このスプーンで飲む事関係があるようです。以前は上海、北京などでもスプーンで珈琲を飲む人が多かったです。何故か解らなかったのですが、以前はスプーンで珈琲を飲んでいる人が多く不思議に思ったものです。



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