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のんびりおじさんの社会科見学

今年の博多山笠はいつもとちょっと違った

2016-07-03 07:02:00 | 街を徘徊して


博多山笠は7月1日のご神入れ(飾り山、かき山に櫛田神社の神を迎え入れ、関係者の安全を祈る神事)をしてから本格的に動き出します。
飾り山もこの日までは幕を下ろしていて公開されません。

それが今年は福岡市でライオンズクラブの国際大会があるからということで、
(来福した外国人に見せようと)1週間早い公開となったので驚きました。
福岡市からの要請でしたが、へ~ェ融通をつけたのかと思った次第。
私が今まで知っている50年間はガチガチの伝統行事でしたから意外でした。

融通をつけると言えばこんなことも。
写真の飾り山はスサノオノミコトがヤマタノオロチを退治している場面ですが、
神話本来の「蛇」では外国人には分からないということでドラゴン風にアレンジしてしまいました。
“ライオンズクラブバージョン”として下写真のように。
日本の神話が変わってしまうような内容ですがこれも博多の持つ融通性でしょう。

ところでこれとは反対のことも。
5月に行われた博多どんたく、初日はあいにくの大雨でどんたくパレードは中止になりました。
しかしいつもパレードの前に行われていた昔からの伝統行事はずぶ濡れになってでも行ないました。
いつも思うことですが博多にはこんな柔と剛の両面があります。

そしてついでに博多らしいこんな話も。
博多にある古い造り酒屋で行われていた結婚披露宴の最中に、何と(漏電から)火災になってしまい参加者は隣にある福岡高校に避難することになりました。
高校は日曜日で休みでしたが、校長の計らいでしょうか避難者を会議室に入れて披露宴の続きができたそうです。
この高校は県立の有名な進学校ですがこんな融通性があったとは。
普通なら避難するだけで終わっていたと思います。





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