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日本の経済は、3重苦を乗り越えられるのか・・・

2022年06月08日 | 日記

こんにちは、

コロナウイルス感染拡大防止の為、日本への入国者数の制限をしていましたが、
6月1日から入国者数上限を1万人から2万人に引き上げています。
徐々に、経済回復に向かって進めていますが、コロナ感染拡大前の2019年10月1日に
消費税の税率を8%から10%へ引き上げた結果、その年の国内のGDP(国内総生産)10-12月期は、
6.3%マイナスとなりました。そこにコロナウイルス感染が日本に入ってきて、感染拡大が起こり
日本経済も大きなダメージを受けました。

さて、日本政府は、戦後の経済成長の柱として、現在まで、住宅建築に力を入れてきたと思います。
住宅取得にあたり、住宅取得控除期間の延長、エコポイント、グリーンポイント、フラット35や
優良住宅の借入金利の引き下げなど、いろいろとな政策を行ってきました。
一般的に、住宅建築は、一番高価な買い物となり、建築件数が増加すれば、これに附随する
家具、家電製品、外構工事なども発生する為、日本経済や建築関係の雇用者数も増加し、
伸びていく事になります。
最も新設住宅戸数が多かった年は、1973年(昭和48年)の190万戸で、現在は、人口減少もあり、
86万戸程度ですかね。今後は、更に減少していくと予測されています。

コロナウイルス感染が世界各国で、収まり始めてから、食料品やガソリン価格などが値上がり、
ウッドショックという木材価格の高騰も発生しました。これにより、一番価格の高くなる住宅建築の
費用も値上がりが発生しています。更に、今年からロシアのウクライナ侵略が起こり、日本を含めた
多数の国々がロシアに経済制裁を行った事で、ロシアから木材が入ってこなくなりました。
合板などの価格は、7割も値上がりをし、夏には、在庫切れとなる材料も出てくる可能性もあります。
建築は、木材だけでなく、鉄骨もあります。アイアンショックという鉄の価格も高騰しています。
日本は、豊富な森林資源がある為、林業の成長産業化の実現を急ぐ必要があります。

次に、日本人の考え方、生き方、働き方、ライフスタイルが変化し、人口減少、少子高齢化に伴い、
人手不足になっています。特に、昭和時代につくられた橋、高速道路などの補修や防災対策の
河川の護岸工事、建築工事などは、現場作業となり、一番の人手不足になっています。
土木、建築業界の人手不足解消の対策が必要です。

更に、バブル崩壊から失われた30年と言われる長期的な日本経済の低迷が続いています。
日本の企業の中では、トヨタ自動車が有名ですが、これからは、電気自動車などが多数発売され、
今までとは違う異業種の企業が自動車産業にも入り込んでくる為、世界のトヨタですら安泰ではないと
思います。また、半導体不足、鉄の値上がり、品不足などの影響により、計画通りに自動車の生産が
できない状況になっていると思います。日本経済をリードしていく新たな産業や技術の進化により、
世界の競争力に勝てる分野をつくり、成長させていかなければ、先進国の中から、取り残されて
いく事になる可能性があります。
最近、岸田総理は、日本国民に貯蓄から投資へとメッセージを発していますが、中学や高校などで、
お金や投資の教育をしてきていない状況で、いきなり、投資と言われても、多くの国民は、
対応できないと思います。
今後、学校教育でも積極的にお金、投資の教育をしていくべきではないでしょうかね。



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