思考の踏み込み

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御会式

2014-11-11 00:18:59 | 日記
日記シリーズをもう少し続けよう。

長瀞の翌週末、家にいると外が騒がしい。
いや、騒がしいというレベルではない。
金や太鼓でチンチンドンドン、テレビの音さえ聞こえないほど。
しかも夜7時、8時の事である。



今年もこの季節が来た。

家のすぐ裏の鬼子母神堂の祭り、「御会式」である。
"オエシキ" と読むらしい。

なにしろこの祭りは夜、鬼子母神の周囲を何万人もが練り歩く。
それも太鼓やらフライパンやらをカンカンカンカン叩きながらだから、とてもではないが祭りに関係ない人にはやかましくてたまらない。

解決するには祭りに行ってしまうしかない。
というわけで今年も行ってみた。



祭りというのは不思議なものでそこには独特の時間軸が発生している。
このことは実は日本の文化における深い叡智と繋がっているのだが、それはいずれ機会をみてまとめてみたいと思っている。

ともかくもこの「御会式」はそうした祭りの中でも特殊な方ではないだろうか。

もともとは日蓮聖人の忌日の法会だそうだが、日蓮宗特有の戦鼓を打つが如きのお題目のリズムが、夜な夜な何万人も動かしている光景はちょっと異様である。



外国人がみたら、見方によっては一つリズムで練り歩く日本人の集団に、畏怖さえ感ずるのではないだろうか。

永い世界史の中ではごく僅かな例に過ぎないが、歴史的にもそういう集団心理で日本人が動いたときのエネルギーは凄まじく、良くも悪くも海外で渦巻いて影響を及ぼした過去がある。




何かその、雛形のようなものがこの祭りに見られるような ー これは個人的意見だが ー そんな想いに毎年私は駆られる…。

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