
先々週の土曜日、anoのライブを豊洲で観ました。
今年、
anoのライブを観るのはこれで4度目
何気によく行ってるな。と自分でも思う
ただ、
最近はソールドアウトするのがやたら早くなってる気がするので、
正直今みたいに開催されたら必ず参加〜みたいな事がいつまで出来るんだろう?とも思う
仕事頑張って(チケット運の為に)徳上げるしかないのかな・・・笑
今ツアーは、
夏のツアーの追加公演という位置付けらしい
夏は前のシングルのタイミングで
秋は最新シングルのタイミングに近いので
さりげにレコ発としても機能してるのが素晴らしいですね
もっと言うと、
定期的にライブ活動を継続させたいという、
あのちゃん自身のライブ欲が高まっている様にも思える
数ヶ月に何回かはこういう発散の場、
みんなで楽しめる場を作りたい〜という想いを感じる。
あくまで個人的な推測に過ぎないですが…
あのちゃんのライブはいつも爆発感があって楽しいというか、
毎回"約束された充足"があるので通いたくなる〜のが本音ではありますね。
会場の豊洲PITは、
周りの景色が凄く綺麗なところで
前にここでsyrup16gのライブも観たし思い出の会場の一つです
しかし、
改めて入ってみると
ここってすげぇデカいね(笑)。
ライブハウスっていうか、ホールに近い感じもする
Zepp Hanedaよりもスケール感受けたりするんだけどこれも個人的な感覚、かな。
今回は始まる前のにゃんおえや、
衣装替えの演出もなく終始ストレートに展開されていきました。

チケット番号が2000番台だったので、
こりゃかなり後ろで観るはめになるな〜と思いつつ、
それはそれでスケール感受け取れるから決して悪くは無い
最初は、
なんとしっとりとアコギスタイルで「愛してる、なんてね。」を披露
時折巻き舌になりつつ、懸命に言葉を紡ぐその歌唱がまた切実で良かった
ああいうスタイルで聴くと、「死んでやるなんて強がりすぎです」とか
そういう繊細な歌詞が余計に身に沁みるな、と。
そこから、
何と
クリープハイプのトリビュートに提供した「社会の窓」のカバーを披露(!)。
これは正直驚きの選曲だった 確かに、音源で聴いてる時「ライブでもこれ聴きたいな〜」って思ってたけど、
本当に聴けるとは・・・これ嬉しかった人多かったんじゃないだろうか
エレキギターを掻き鳴らしながらデスボイスも駆使して歌唱する辺りに今のanoを強く感じたりもした
また、
生で聴くと「シングルカットさせないし。」の情念と、
「もっと普通の声で歌えばいいのに」の部分の歌唱がインパクト大で楽しかったですね
サビのリズムが原曲よりも跳ねる感じだったのも聴いてて面白かった。
最後の「愛してるぅぅ」がまた色気もあって素晴らしかった。し、
全体的な刹那感がまたダイナミックでカタルシスありましたね。
疾走感溢れる「ンーィテンブセ」(逆から読んでみよう)、
この曲では
「東京声出してけー!!」と実直に観客を煽っていく
心地の良いギターロックに夢中になりつつ、
「今日は一日よろしくお願いします。」と逆に丁寧な挨拶をし、
エモーショナルに歌唱した「デリート」へと移行していく。
時折デスボイスを放ちながら、爆音のレイヴサウンドで魅せていく「Peek a boo」
感情を剥き出しにする「ヴォイ!」のコールとは裏腹にクールに徹しているサビの歌唱がまた格好良い。
幻想的かつ刹那的な雰囲気も感じた、
「いない いない いない いないばー」のフレーズも印象的だったなぁ。
個人的に、
セトリに戻ってきて嬉しかったのは「アパシー」
この曲、サビの「今日まで一体どうやって生きてきたんだっけ
無理したんだっけ 今から一体どうやって生きてきゃいいんだろうね」ってフレーズが
聴いてて気持ち泣けるからやっぱり大好きな曲なんだなぁ
正直、
決して明るい曲ではないので、
曲数が増えていったらレア曲になる可能性もある
だからこそこの日しっかりと聴き込めたのは良い体験になりました
関係ないけど、この曲聴いてるとアートスクールと対バンして欲しさあるな笑
終わった後の凛として佇んでいる表情がまたクールでえらい格好良かった。
記憶によると、
「いつまでたっても見つからないなぁ」みたいに歌詞を崩してた部分があって、
それもまた聴いていて沁みていたと思う。
MCで、
「結構(人が)いるから、ドキドキしちゃうなァ」と発言し、
アコギ弾きながらキレイな声で歌った「SWEETSIDE SUICIDE」
そして、
より丁寧に感情を込めて
時折エモーショナルに歌唱した「AIDA」と
バラードナンバーでも魅せていくあのちゃん
強めに「バカさっ!」と歌い放つ相様はドラマチックでとても胸に来た。
「豊洲PITという事で沢山入ってますね〜」
「グッズもいっぱい買ってくれてありがとうございます。」と
ストレートにお礼を告げるあのちゃん
そこから、
みんなでブチ上がる系の楽曲を立て続けに披露!
まずは代表曲の一つだと思われる「涙くん、今日もおはようっ」
でっかい声で「存在を見せつけてやるうーっ!」と叫ぶ姿はとっても格好良かったし、
みんなのワイパーもテンション上がったし、
「おはよー!」の声にもテンション上がったし。
起爆剤としてはかなり適任だな〜と改めて感じた一曲だった
「叫ぶからーっ!!」と本気で叫んでたのにもグッと来た
僕には僕がいる…..
確かに、
身体とは別に
自分で自分を認めてあげられる意識がある事自体が一つの救いだとも思う。
oi!oi!コールが巻き起こりその疾走感で観客を高揚させた「普変」
勢いたっぷりのギターロックだけど、
サビの歌詞は、
バラード並みに沁みるものになっているそのアンバランス感が面白いな〜と改めて思った
最初から他人と違おうと思ってる訳じゃ無いのに違ってしまう切なさや哀愁が滲んでいて。
それをエモーショナルに歌い切っている姿は、
正にロックの泥臭さに満ちていて素敵でした。
終わった後の「ありがとー!♡」がまた可愛くて良かったですね。。
「コミュ賞センセーション」は、
ライブで聴くと特に楽しい一曲なんだよなぁ
サビの「一等賞あげていいんでしょう」って部分で満たされた気持ちになる
例えば仕事中汗だくになってひいひい言いながら作業してる時って
「頑張ってるよ!」って半ば逆ギレに近い感じで思いがちっていうか。
だから、
一等賞あげる。と歌うこの曲はサイコーに気持ちが良いんだと思う
ウィスパー多めで裏声中心の歌唱がまた聴いてて多幸感たっぷりでした。
ライブで聴いて特に好きになった「スマイルあげない」
やっぱり、
「出来ること褒めてくれたら1UP」のトコは強く感情移入してしまう
大人になったら滅多な事では褒められないし揚げ足取られてばっかりになるから。
そして、「やっぱ足りてない協調性」の部分もシンパシー感じながら聴いてしまっていた
そんでもってコールも発生していた「いってらっしゃーい!」の部分も気持ち良かったなぁ。解放感!
「F Wonderful World」では「中指立てて正解」と歌いながらシャウトをぶちかまし、
強烈なトリップワールドを創造していく
管理人もヘドバンで応戦し、
狂気的な世界を愉しんでいました。
ライブもクライマックスへ。
「大阪に負けてんじゃねーのか!!」と
あのちゃんが叫び倒し始まった「猫吐極楽音頭」
今ツアーは大阪〜東京の順番だったので対抗心を煽ったのだと思われる。
凄まじい一体感に包まれつつ、
「東京ぶっちぎれるかー!」と「絶対小悪魔コーデ」を立て続けにぶちかます
この曲は初めて聴いたあのちゃんの楽曲であり、
その時は芸能活動の事知らなくて
いきなりラジオからこの曲が流れて来てぶっ飛んだ思い出がある
やっぱりサビメロすっごく良いな〜と感じつつ、
「このメイクが可愛くね?」の歌声が
マジで可愛くてかなりときめいたりもした(笑
それと、歌詞のガンジーに合わせてガンジーポーズ取ってたのも面白かった
「誰かと違うなんて気にしない 天才!」のトコで、
自分もジャンプしながらブチ上がるの超気持ち良かった。
官能的でもあるダンスロックナンバー「ちゅ、多様性。」もまた楽しかった
ジャンプしたり弾けたりこれぞライブ!っていう類の楽しさだった
その流れで、
同系統にも感じられる新曲「許嫁っきゅん」も披露
これもすっごく良かった
まず、
サビの「I Love Youなのだ」っていうフレーズがとっても可愛い。し、高揚感もスゴい
世界そのものを抱きしめている感覚も憶えたのは大バコで観た影響もあったでしょう
ポップな刺激がガンガン拡がっていくカンジは想像以上にカタルシス満点だった
ラストにハートマーク作って終わったのもキュートだったな。
MCで、
「よく付いて来ましたねー。」
「歌だけはどうか届くと良いなと思って切実にやってます。」と語り、
サビメロが沁みる「You&愛Heaven」にて本編は締めでした。
この曲の「ドビュッシー蹴飛ばす」というのは、
鬱々とした気分を抱えて引き籠ってた時、レッスンで流れてくる?
ドビュッシーすら悲しく聴こえた事に由来するとか語ってた気がする
うろ覚えなんで正確ではないですが…
大体のニュアンスですね。
「騙されないように 今日も笑ってるの」というフレーズが切なく響いていた。
どこか物悲しい雰囲気を纏った曲をじっくり聴かせて胸に沁みる終わり方。
「バイバーイ ありがとー!」と満面の笑みで去ってゆきました。
アンコールも敢行。
ちなみに、
今回から?かどうかは分からないけど、
「あのちゅーる×3 あのちゃん!」みたいな、
昔の歌手のライブ行くと高確率で有るコール付きのアンコに変化していて、
それがなんだか楽しかったですね笑
ただ、
出て来て早々熱い想いを語り出したあのちゃんですが、
語っている内に感情が溢れ出したのか思いっきり泣いていました。
「やっぱりライブはいいなぁ、と思いました」
「今年の顔にも選んで頂いて。」
「自由には行かないところがあるので」
「ライブでは歌う事、音楽を諦めたくない」
「本来の僕だし・・・」
「全部ぶち壊したいな」
「それしか出来ないな」
「音楽でしか僕の叫びは届かない」
「(自分に)全部ぶつけて欲しい」
「あのちゃんがついてる!と思って欲しい」
「次に会う時まで絶対生きていて欲しい。」と
切々と語りながらとにかく涙が止まらないあのちゃん
MCを聞いて自分なりに感じたのは、
この世界はある程度自分を殺さなければ平穏に生きれない世界だと言うこと
そしてその中で確かに存在する本当の自分が段々消えていく…
という不条理があると言うこと。
それをぶち壊すロールモデルとして表現していたい…いや、これはただの推測だな
でも、
聞いていて色々考えてしまう良い意味で心がザワザワするMCでした。
ただ、
あのちゃんはきっとこの場に居る人達はある種のストレスを抱えて来てる人達だろうから、
そういう人達に向けて強いメッセージを残していたのは正直グッと来ました
忌憚のない言い方で表現するとイメージよりも真っ直ぐな人だな、と。
そんな空気感の中で、
鋭利な歌唱で放たれた「絶絶絶絶対聖域」は心底ゾクゾクする出来栄えだった。
この世の喜びと残酷さと、残酷さの中に喜びがあるから抜けられないというそれはそれで残酷な事実と…
歌も凛としていて堂々と不敵に歌いこなしてて、歌う前まで号泣してたとは思えない出来栄えだった
この曲を聴きながら希望がある事自体が絶望なのかもしれない…とふと感じたけど、
その希望で生きていけるのも事実だよなぁ…
という思考の永久機関を浮かべながら冷徹で温かいロックサウンドを楽しんでいた。
この曲が終わった後、
観客に
「頼むよーっ!」
「また生きて会おう!」となんだかスッキリした表情で告げていたanoは、
とても凛としていて格好良かった・・・4度目にしてまた更にanoの表現や
あのちゃん自体を好きになった記念碑的な公演でした。
「病める時も健やかなる時も君とふざけていたい」
そんなフレーズがこの日のライブの素晴らしさを物語っていました。
そもそも自分は最初から歌手としてanoに出会ったので、
これからも現場を特に大切にしてその世界観を楽しみたいと思う。
また一つ新しい世界を見せてくれた素晴らしい一夜でした
ありがとうございました!

1.愛してる、なんてね。
2.社会の窓
3.ンーィテンブセ
4.デリート
5.Peek a boo
6.アパシー
7.SWEETSIDE SUICIDE
8.AIDA
9.涙くん、今日もおはようっ
10.普変
11.コミュ賞センセーション
12.スマイルあげない
13.F Wonderful World
14.猫吐極楽音頭
15.絶対小悪魔コーデ
16.ちゅ、多様性。
17.許嫁っきゅん
18.You&愛Heaven
19.絶絶絶絶対聖域

ライブがあまりにも良かったので、Tシャツ買っちゃった。記念にもなる。
今年になってから、
新曲も増えて来ましたので、
以前の様に持ち曲全部やる〜のではなく
日によってやる曲やらない曲も出て来て
いよいよセトリにドキワク出来る段階まで持ち曲増えて来たな〜って単純に思いました
そして、
既に来年の予定も決まっていて
1月にライブ作品集が出てNHKホールにて単独ライブを敢行予定、
2月には初の対バンツアーが開催されるみたいです
ワンマンはともかく、対バンの方は相手が予想付かないですね
シンプルに考えると電電電波で出会ったミュージシャンとか?
それとも、
遂にeastern youthと対バンか・・・!?
個人的にはDIR EN GREYとか案外似合いそうな気もする
チケットが取れれば来年もanoのライブにゆきたいですね
想像を遥かに超えたすんばらしいライブでございました・・・!!