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サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

複雑怪奇な現実 透明人間の骨 第二話「記念撮影」 感想(ジャンプ+)

2017-10-03 | 荻野純










透明人間の骨の二回目を読んだ。










この世の中は正直一面的な事の方が少ない
ある角度によってはこう見えても、ある角度によってはああ見えたりする
そういう・・・複雑な、一言で書くと所謂“グレーゾーン”を描いている作品だと今週強く感じた
確かに人付き合いには嫌な面やしんどい面も山の様に存在するけれど(笑)
たまに「あ、楽しいな。」って思う事もあったりするんですよね
それ考えるとやっぱ複雑というか、
一概に下らないものとかつまらないものとは言い切れない面があるじゃないですか?
そういう事なんですよね
そういう事に花が気付くまでのお話だった(ような)気がする
別にすべてが良い事ばかりじゃない
でも、逆にすべてが悪い事ばかりでもない・・・
みんな本当は分かり切っているけど、
あまり表現されない部分を敢えて表現してくれている本作に対する信頼度は高い
それは自分が荻野さんのファンである以前に純粋にこの漫画を好いているからでしょう

父親をその手で葬ってから、
花は父親の幻覚をよく見るようになって罪の意識と後悔にも似た「何か」に悩まされるようになった
そりゃそうだ、やってる事は殺人で結果的に家庭の環境は良くなったがその事実だけは変わらない
悩まない方が無理だと言える
だけど、「このこと」は実感を伴い切れない今よりも
もっともっと後で響いて来そうな予感が(個人的に)する
確かにあの時点では家庭環境は酷いものだったし一歩間違えれば大惨事になっていた可能性すらあった
しかしあの行動が100%正解だったとは決して言い切れないし、グレーゾーンを描く本作に於いては
そう定義づけることすら許してくれ無さそう、とは思う(当たり前かもしれないですが)。


この先、
様々な展開が考えられるし、
展開によっては物凄くダークなものになるかもしれないですが、
それ含めて正直ワクワクする気持ちが止まらない・・・というのが本音です
個人的にこういうダークでシリアスでアンニュイな漫画は大好物だし、
やっぱり全体的に透き通るような雰囲気が素敵なんですよね
ドキュメント的というか、
映画的というか・・・
その辺は荻野さんの趣向がダイレクトに出ている感じで読んでて新鮮だし気持ちがいいです

何より、この漫画は荻野さんにしか描けない類な漫画な気もしますね
限りなく無駄を排除した構成に、
独特の背景のセンス、上手さも光ってて
ちょっとゾクッとするくらい冷淡な作劇も個性的、
その中で光る優しさ、温かさ・・・のようなものも素晴らしいですし、
主人公の花のキャラが色々な意味で立っているので読んでいて退屈しないんですよね
先週の感想はかなり熱を込めて書いたんですけど(笑
今週分を読んでたらこの素晴らしさは純粋に伝わっていくような気もしました







下らないように見えて、
実は素敵だったり「も」する世界
最悪だったように思えて、
実は幸福だったり「も」した過去
勿論、その逆も往々にしてあったりして、
人はその狭間で悩んだり、苦しんだり、喜んだり、右往左往するもの・・・
という、
「確かなもの」をしっかりと描く気概を感じさせる野心作に仕上がっていると思います
最後には新キャラが登場して若干(荻野さん的に)百合の予感も受けさせてくれましたが(笑
そういうトコ含めて良い意味で展開が読めない本作に注目&期待です

二話目のハイライトは、
やはり「今日は 楽しかった」のコマでしょうね
あそこはそれまでの事を考えるとちょっと感情移入して泣きそうにもなりましたが・・・
そういう思春期ならではの相様も含めて楽しんだり味わったりして欲しいですね
無料で読めるので是非是非どうぞ。




美しい人 ゆらぎ荘の幽奈さん 第81話「にゃんにゃんパラダイス」 感想(週刊少年ジャンプ2017年44号)

2017-10-02 | ゆらぎ荘の幽奈さん
                              
                           今週はセンターカラーです。












件のあれ以降(まだ気にしてんのか笑)、「扱いが悪くなったなあ。」と思ってたら
ほとほりが冷めたのか?普通にカラーがもらえるようになりました
ゆらぎ荘のいいところは読んでてほっこり出来る、
温かい気持ちになれるお話もあるところで
それを分からずに(分かろうともせずに)ぱっと見の印象だけで語られても困るのです
今週もラブコメっぽい雰囲気を演出しつつもきちんとJ誌のオアシスになり得るほっこり模様を演出していて、
良い意味で休憩所の役割を果たしてくれる良回に仕上がっていましたね
ま、俺にとっちゃ今作目当てでジャンプ買ってる訳なんですが・・・笑

それにしても、
夜々はすっかりコメディキャラ、
ゆらぎ荘に於ける(非恋愛系の)いい話、ほっこりエピソードに使われるキャラになったらしい
まあ、今更恋愛キャラとか言われても逆に違和感があるんでこれで正解なんでしょうが、
出て来た当初から比べるとやや方向性が変わってしまいましたね(笑

それでも、
個人的に夜々が大好きなんで
たまに彼女主役の話をやってくれるのはとっても嬉しいですし、
実際に初期の無邪気なだけだった頃と比べると確実に成長が感じられて良いキャラになってるなあ。と感じます
メバルに関してやたら執着心を見せる描写なんかがいじらしくも可愛くて大変よろしかったです
最後のコマなんかはある意味ゆらぎ荘を象徴するようなコマだと思うんで、
それ含めて楽しんで欲しいなあ。。ってのが個人的な願いですね。






にしても、
猫化した二人を眺めていると
本当に「お似合い」っていうか、
若干コガラシが少女漫画の相手役の男に見えるくらいに格好良くて(笑
そういうパッと見の「美しさ」こそ他のラブコメと一番違うとこなのかも・・・って個人的に感じました
所謂美少女キャラときっぱりと釣り合ってるっていうのかな。。それも、「いい人」というだけじゃなくて
見た目的な釣り合い感も果たしている少年誌のラブコメの主人公は早々居ない気がする
そういう点でも感心してしまった今週の「ゆらぎ荘」でした

というか、
若干少女漫画のテンションだったような気がしなくもないですが・・・笑
特にコガラシが舌で舐める演出とか、その後のUPのコマもコガラシが美し過ぎて、
コガラシ様のご尊顔ばかりに目が行ってしまう、という、、、、、
何気に美少年も嫌いじゃないんだな、自分。って思いました
お似合いだから別にそのままでもいいじゃんね
・・・いや、なんでもないです。はい。


なんというか、コガラシのように有りたいものですね。
コガラシはラッキースケベを傍受する機械という感じではなく、
「素で格好良い」気がするんですよね
なんかそれが(二人の回ではないにも関わらず)出ちゃってるところが流石というか凄いというか(笑
まあ早い話がときめきました。って事ですね。ごちそうさまでした(大満足)。
















・・・実に最高です(超笑顔)
なんつーか、無防備過ぎてたまらん感じになってますね
なんなら常にこの状態でもいいですよね
むしろ飛び掛かりたいっつーの!!(欲望に忠実)。



秋アニメと最近のアニメ(視聴)事情を語る

2017-10-01 | アニメ(情報・グッズ)










かつてアニメブロガーとして活動していて、
サークルに入って同人誌にまで参加していた人とは思えないくらいアニメの話題がゼロになっちゃってますね
これには色々な理由も絡んではいるのですが・・・。


まず、夏は結局1本も視聴してませんでした
正直な話グルグルの初回を観てアホガールを何度か観たくらいです
感想は・・・「とんでぶーりん」だけ書いたのかな?
視聴意欲も無かったし、
視聴してなくても平気な自分もいて
こりゃとうとう揺り戻しが不可能だと思えるくらいアニメ離れしてしまっているのが現状です。

なんでしょう、アニメっていうのはポピュラリティが基本高いので
そうではない相対的に見て閉じられてる、まったりと触れられるメディアに夢中になりがちなのが正直なところで
まあ、「あんまりノイズを傍受したくない」というチキンな性格通りの取捨選択になっている気はします

「潔癖男子!青山くん」のアニメもやってたんですが、
毎週ヤンジャン購入して読んでる身として漫画のイメージを壊したくないという理由で一度も観ないままでした
「漫画は漫画でいい」的な考え方が今更出始めて来ているのもどうしたものだろう。。と悩みますね
ゆらぎ荘も好きなんですが、アニメ化されちゃったら漫画のいいところがスポイルされそうで
観るかどうかも正直分からないくらい原作主義になっちゃってるのも幼い頃の純粋さが消えてるな、、、と笑

取り合えず、秋アニメで気になるものをピックアップしてみる。





10/3(火) お酒は夫婦になってから 東京MX 1時

10/4(水) このはな綺譚 東京MX 12時

10/5(木) URAHARA 東京MX 10時
      Just Because! 東京MX 11時半

10/6(金) Dies irae 東京MX 1時5分

10/7(土) 魔法使いの嫁 東京MX 1時半

10/8(日) アニメガタリズ 東京MX 10時
      妹さえいればいい。 東京MX 10時半

10/9(月) ネト充のススメ 東京MX 1時40分
      Wake Up,Girls!新章 テレビ東京 2時5分~

10/11(水) 僕の彼女がマジメ過ぎるしょびっちな件 東京MX 1時5分~






今回はかなり厳選しました
ポピュラリティ云々を一切排除して、
取り合えず「自分が観たいもの」だけを観ようかな、と

アニメを観なくなってしまった理由の一つに、
あれこれ観ようとして結局時間が無くなってしまう。。という単純な理由があるとも思ったんで、
正直1~3本も通して観れないくらい集中力が無くなってしまった奴に
15~20本も観る体力なんてねえよ。。って感じたんですよね
自分が(昔と比べて)若さや集中力が無くなってしまった事をまず認めるとこから始めよう。と思いました
そこを無視して理想だけが高くても何の意味もないし、まずコツコツとやっていくのが一番良いのかな、と。


今回のラインナップを見ていて思ったのは、
まず「しょびっちとは??」ってことですね
調べたらタイトルを変えさせられちゃってたらしい
そうそう、アニメ化の弊害ってこういうところにもあるんですよね
やっぱり漫画の方が好き勝手やれるんじゃ
・・・いや、なんでもないです
相当アニメ化に関して懐疑的になっちゃってるのを個人的に痛感してますが、
まあなんでもそうですが「まずは触れてから」
これらの作品を自分なりの感性と見方でチェックしつつ、
時に感じたことを吐き出して行ければ。。と、今は思ってます
思ってるだけで終わるかもしれないですけど(笑

パッと見「URAHARA」と「アニメガタリズ」が良さそうですね
WUG!は監督とかが違うんでああいう反骨精神的な作劇をちゃんと出せるかどうかが気になります
案外逆に成功するパターンもあるかもしれないですけど・・・どうなるのかな。








本当はいっそ3~4本に絞って、
「最低限観よう」って感じにしたかったんですが
なんとなく「あ、これ観たい。」って追加してしまった結果こうなりました
今年に入ってから自分でもビックリするくらいアニメ離れしてしまって、
いよいよ卒業も秒読み段階か・・・?ってレベルになってしまっているので、
そうなる前に少しは揺り戻したいな。。というのが本音ですね
っていうか、揺り戻させて欲しいですね。期待です。