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サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

Galileo Galilei『Tsunagari Daisuki Club』@渋谷 duo MUSIC EXCHANGE 15.3.8

2015-03-09 | LIVE








昨日はガリレオガリレイとノベンバと恋する円盤、そしてPOP ETCの4つどもえの対バンを観に渋谷に行っていました。








最初に明言して置くと、自分はノベンバファンで、
でもノベンバとガリレオガリレイが互いにリスペクトし合ってるのは知っていたので
心のどこかに「絶対に良いイベントになるだろう。」という期待があって行く事に決めました
いち音楽リスナーとしては“馴れ合いでない”形でのこういう相思相愛的なイベントは常に大歓迎です
そして、その期待以上にそれぞれの個性が花開いていた素晴らしいイベントだった・・・と個人的に思いました
今では「本当に行って良かったな。」と素直に感じれているのがそんな充実の証拠でありますね。

別に同じ目線を向いてなくとも、互いを認められる関係性こそ真の繋がりなんじゃないかなー、と自分的には思ってて
変に擦り寄せたり同調圧力なんかがあったりするのは自分にとっては繋がりなどではない、と思う訳です
だから、音楽性は多少違えどもお互いが「同士」と呼び合ってるような関係性は素晴らしいと感じられるし
恋する円盤、POP ETCを含めて確かに“繋がり”だなあ・・・と深く思える空間がそこにはありました
ちゃんとした意義の元で行われた意志ある対バンイベントだったかと思います。

ちなみに渋谷のduoは来訪するのは実に3年半ぶり、
多分前回はフォズトーンと竹内電気のツーマンだったかと思われます
個人的にあのライブハウス大好きで音もキャパも雰囲気も“ちょうどいい”感覚で
それも含めて最高な一夜でした
初めて行ったライブハウスは千葉LOOKですけど、実は東京のライブハウスで一番最初に行ったのがこのduoです
それもあってduoで観るライブはいっつも何か感慨深いものがあるなあ・・・とこの日も観ながらそう感じていましたね。
大好きなハコで、めっちゃ心地良いアクトを連続で観れて、とってもハッピーな一日でした。では以下感想などを。











THE NOVEMBERS

1.chernobyl
2.Flower of life
3.Misstopia
4.鉄の夢
5.Blood Music.1985
6.Xeno
7.Romance

個人的に「2番手だろう。」って思ってたから1番手でビックリしました
でも今振り返るとそれはそれで良い流れだったかもなあ、って感じますね
憂いを含む音像から切ないポップネスを含む音像で終わって行く~という流れがね。
ただ、それ以上にビックリしたのは一曲目が「chernobyl」っていう・・・。説明すると、
この曲ノベンバのライブでは殆ど披露する事はない所謂レア曲、なんですよ
実際長年ちょこちょこ通ってるけど多分聴いたの初めて、、、ですね
4マンっていう曲数が絞られてる中で、
いきなりあんまりライブで演ってないナンバーからひゅっと始めるそのセンスも音源以上に研ぎ澄まされた歌声も実に最高でした
ザクザクした演奏も気持ち良く意外とオープニングナンバーとしてもアリだなあ・・・って素直に思ってました
初っ端から良い具合のフレキシブルさ、グッドメロディに触れられていい気分だったんですが
それを膨らますように「Flower of life」、これまた軽快で心地良い雰囲気が溢れる
サビの息が切れそう、足がもつれそうってフレーズはその時の自分の心境に近かったのでやたら感情移入してしまって参った
そして前半のハイライトだった久々の「Misstopia」もまた個人的に相当にグッと来る仕上がりになってました。


もう僕の場所じゃない
別に悲しくないから


何度も聴いてるフレーズのはずなのに、ちょっと聴いてて泣きそうになってしまいました
曲自体もところどころに美しさと良い意味での不格好さが際立ってて溜息が出るくらい抜群の仕上がり
後のガリレオガリレイのセットリストを顧みてもこの選曲はこの日に似合ってたと断言出来ます
素敵な言葉と音楽を、どうもありがとうございました。

そして不敵にキレ味の鋭いサウンドをグツグツ鳴らしていた「鉄の夢」、もう何を説明するまでもなく問答無用でカッコ良い。
佇まい的にはクールなのに鳴ってる音がグイグイ来るのが何とも素晴らしいな、と
そしてライブだと数倍化ける「Blood Music.1985」と高揚を抑え切れなくなる流れが続く
こういう不穏に始まって段々と高まって行く楽曲をプレイさせたらノベンバは本当にヤバいっすね
気持ち良さの虜になりつつありましたが、
盛り上がりパート(と、いっても観客はほぼ棒立ちですけど 笑)最後の「Xeno」に関しては益々流麗になっていたノイズの海に興奮必死、
空気読まずに飛び跳ねたくなるくらいの出来栄えであの中毒性とリフの鋭さは本当に半端ねえなとしみじみ
なんなら普通に踊れちゃうくらいのズンズン来るビート感がめっちゃ恍惚でしたね
最後に鉄の音を撒き散らすかのようにギターを振る小林祐介の演出もまた相変わらず格好良い!
グッドメロディを味わえたと同時に激しい感情もたっぷり味わえてとっても嬉しかったです。今は昔以上に音が太いので是非未見のファンには触れて欲しいですね。

最後は去年のツアーに参加出来なかったのでこれまた初めて聴けて嬉しい「Romance」、
浮遊感とちょっと憂いのある作中観にじんわりと浸れてこれまた良かったです
演奏パートが終わったメンバーから順にはけていく演出もイイ
最後に優しいメロディの曲で終わる、という構成もまたこの日に似合ってた、と思います。この日も素敵で覚悟あるステージに、感謝。



恋する円盤

ライブが初めてなら、曲も一曲も知らない状態で臨みました
けど、普通に楽しかったですね
一曲目とニ曲目が特にポップで風通しが良くて気持ちいい感じだったんですけど
メンバーも6人と所帯多めでその賑やかな感じも悪くなかったです
ボーカルの方がちょっとカジヒデキっぽいな、って思ったのは内緒(気のせいかも 笑)

実はガリレオガリレイ大好きで、メンバーにCD渡したら聴いて褒めてくれて、
その繋がりで今回の出演が決まったそうです
ある意味恋する円盤のメンバーが能動的に行動した結果生まれた出演でもあったんですね
そんなこれまた相思相愛感溢れる雰囲気もまた素敵だったステージングでした。
ちょっと懐かしい感じのテイストもまた良かったかな、と。最後の「まちのあかり」って曲は特に。



POP ETC

急きょ決まったらしい出演、ご存じガリレオのプロデューサーであるクリスさん率いるバンド、ですね
しかもガリレオのメンバーがサポートメンバーも務める、という実に豪華なセットで続々と気持ちの良い楽曲をプレイ
知識は正直なかったんですが、そんな自分でも「いいなあ。」って思えるくらいポップで歌もめっちゃ上手くて
ハンドマイクで情熱的に歌ったカバー曲がシンプルで心地良かったり、
みんなで歌える類の楽曲もセットリストに組み込んでたりと初見でもノリやすい構成だったかと
5曲披露されてたんですがどの曲もリズム感、メロディ共にゆらゆら踊りたくなる感触があったりして素直に良かった、と言えるアクトになってました。
急きょ出演に感謝。



Galileo Galilei

1.明日へ
2.老人と海
3.Imaginary Friends
4.くそったれども
5.夏空
6.バナナフィッシュの浜辺と黒い虹
7.Birthday
8.星を落とす

アンコール
9.Jonathan
10.青い栞

正直に書くとガリレオガリレイのライブを観るのはこれが初めてでした
でも楽曲は勿論ある程度知ってるし、雰囲気も良いから「きっといいでしょ!」って割とライトな気分で臨んだんですが
自分の想像以上に沁みるような、心に残る場面が多いような・・・そんなライブに仕上がってたのが余計に嬉しくなったステージングでありました
サポメン入れてるのかな、と思ったら普通に現体制の3人でプレイしてましたね
ちょっとギターロック色が強くなった感じの「明日へ」がまずそれはそれでかなり格好良かったです
尾崎雄貴の声って思ってる以上に男らしいし、また色気もあって素敵だなあ、と。
続く「老人と海」は寂しくもハートフルな作中観が兎角心地良かった。

「Imaginary Friends」が歌も演奏も丁寧に、作中観にのめり込むようにプレイされててとても素敵だったんですが
この曲の歌詞、


だってね君の居場所は
ここじゃないから
ここじゃないからさよならだよ


ってフレーズが正に先にノベンバがプレイしていた「Misstopia」にも通じているかのようで
それもあってジーンと来ちゃったり、この曲そのものにも惹かれながらしみじみと聴き惚れていましたね
ワンフレーズワンフレーズをしっかりと感情を込めて歌う尾崎雄貴の誠実な歌唱が特に素晴らしく感じられました。
凄く惹き込まれてしまった一曲でしたが、続く「くそったれども」もまたそこはかとなく受け取れる浮遊感が心地良く、いい具合に聴けた
タイトルは攻撃的ですがゆったりゆらゆら聴ける素養があってこの辺のディープな感じもまた好みでしたね。
実はめちゃくちゃオルタナティブなバンドですよね、ガリレオガリレイって。

爽やかな「夏空」(ちょっと懐かしい)をストレートに響かせて(また、歌が上手い!)
そこからポップに駆け抜ける「バナナフィッシュの浜辺と黒い虹」を勢いよく演奏、
続く「Birthday」とこれまたディープで沁み入る楽曲を披露した後、
最後は「星を落とす」。
ファンタジックな作中観と奥行きのあるサウンドが相俟って夢中になれる仕上がりでした
髪がボサボサになってボーカル尾崎くんの見た目がちょっと乱れつつもお構いなしに歌い切る熱量がこれまた印象的
とっても素敵なムードと心地良いぬくもりを残して本編は終了、個人的にバランスの良いセトリだったかと。
初見用に代表曲を交えつつ、ディープゾーンもちゃんと聴かせる、的なね。
素晴らしかったです。


アンコールではPOP ETCのクリスを加えて一緒に作った、という「Jonathan」を軽快に披露、
小気味良いロックンロールに仕上がっててこれまたバランス的に凄く良かったですね
余談ですがガリレオガリレイのお客さんは大人しくて良い感じの方が多かったです
リリースやツアーの告知をすると歓声が凄くて温かいなあ、と

そして最後の最後は「青い栞」。
生で聴くのは前述の通り初めてだったんですが正直鳥肌が立ちました
圧倒的に懐かしくも切なくもある作中観とフレーズの一つ一つにグッと来ちゃって
なんだか幼いころの原風景までも想起してしまったような・・・改めて書くまでもないですが、
それでも改めて“名曲だなあ。”としっかりと思えて個人的に大感動ものでした
清廉としたサウンドもまた絶品で、正直生で体感出来て凄く良かったな、と
丁寧な歌もまた素敵で(特にサビ)聴き惚れてしまった一曲でした。

MCでは「音楽的な繋がりによるイベントをやりたいと思って」
各バンドに対する想いを切々と語っている尾崎くんの姿が印象的でした
ノベンバには自分達の美学を守り抜いている姿に「同士」だと感じているらしいです
恋する円盤には似通ったポップネスを感じる、と語っていました
そういう演出もまた良い気分にさせてくれた一夜、
ジャンルだとかポジションなどではなく真に志を一緒にしている(と、思われる)面子がそれぞれの想いを以ってプレイし確かに手ごたえを残した
そんな有意義で単純な気持ち良さも十二分に味わえた正に“お腹一杯”って言葉が似合う夜に仕上がったな、と感じています
実際に開演が5時で終演が9時と4時間の長丁場だったのもまたその印象を持つのを手伝ってくれてました。大満足です!















ハイライトはそれぞれノベンバなら「Misstopia」か「Xeno」、
恋する円盤なら「春の嵐」、
POP ETCはタイトル忘れましたがカバー曲でガリレオガリレイは「Imaginary Friends」か「青い栞」ですかね
でもなんか全体的に雰囲気も観心地も良くてすっかりいい気分になれたイベントでしたよ。
本当に参加して良かったです。ありがとう。



【積み上げて来た想いを乗せて】SHIROBAKO 第21話「クオリティを人質にすんな」 感想

2015-03-06 | SHIROBAKO
みゃーもりは「他人を信じる才能」に溢れている人物だと思う。








「クオリティを人質にするんじゃねえ」とはよく言ったもので
正直ちょっと頷ける部分もあったりはします クオリティクオリティと口癖のように言うスタッフ、
そのお陰で何度も作業時間を延ばされタライ回しに会ってクタクタになっても手柄は全部彼彼女らのものになり
挙句の果てに自分の責任だと叱られる・・・そう考えると難儀なお仕事なのかもしれません
みゃーもりみたいな基本的にポジティブで諦めない人間ばかりではなく、
平岡さんみたいに「何か」に幻滅してああいった状態になってしまう人もいる・・・という事です
平岡さんには平岡さんなりの理由やペーソスが存在していて、決して最初から嫌味なだけの人間ではなかった、という
一面的ではない人間の描き方がやっぱり秀逸だなあ、と思えた話数でありました
勿論彼がりーちゃんに発したセリフなどは言語道断だとは思うけど
彼もまた「頑張っても報われなかった人」の一人でどこかが歪んでしまっている状態なのもまた事実・・・って事ですね
エリカさんが何度も「矢野スマイル」で問い詰めたああいう作家さんとかを一杯見て来たりしてたんでしょうか。
先週もそうだったんですが、彼の発言や劣等感からは並々ならぬ想いが溢れているように思います
真面目だった分、熱い性格だった分、不器用でもあった、、、という話でもあるのかも。
案外彼に足りないのは高梨のような楽観さ・・・なのかもしれないですね。



↑こんな表情、会社では絶対に見せないのに・・・

ただ、だからといって「このままでいい」かと言うと、それは絶対に良くないですよね
このままじゃ一人で勝手に絶望して一人で勝手に自棄的になってるだけ・・・だと個人的には思います
だからこそ、みゃーもりが平岡さんに提示した一つの「答え」が素晴らしかった。
ちゃんとコミュニケーションを取って欲しいです。
要するに意志のすり合わせをして、
お互いに話合って
納得出来るポイントを探して仕事をしよう、という至極真っ当かつ彼に一番足りてない部分をちゃんと伝えてくれた
何よりも、ここで平岡さんを降ろさず、彼の事をしっかりと「信じて」任せたという事実に個人的にグッと来てしまいました
こんなところで終わるよりも、しっかりと改善に前向きに進んで、もう一度燻っている気持ちを蘇らせて欲しい。
まだ本人は自覚してない気がしますが、みゃーもりは十分に「彼女らしい道」を歩けてると思います
周りをちゃんと気にしているし見ているし、平岡さんが名刺を渡された場面での“嫉妬”にも多分気付いてた
高校時代から他人の世話を焼いたり、そうやってみんなを引っ張っていく引力は何一つ変わっちゃいない。
杉江さんが今回エリカさんからイノシシの作画を依頼されたのだって
みゃーもりの援護があったからこそ、だと思うし
まだまだ無知で慌てんぼうだった初期とは違ってきちんと状況や経緯を考えた上で仕事出来てるなあ、という感覚を受けられたので
そんなみゃーもりの成長だったり、本当はもうとっくに備わっている彼女「ならでは」のストロングポイントが気持ち良かったりもした心地良い話数でもありました
みんなの笑顔が見たい。みんなで良い仕事が出来るように頑張りたい。そう生真面目に語る彼女の姿は眩しかった、と
同時にちゃんと今を生きている気がしました。まだまだ後輩へと伝える事も残ってると思うし、
ここからのみゃーもりの“飛躍”に関しても是非期待したいですね。
良い意味で考えさせられるトラブルパートはトラブルパートで複雑な感触が面白かったりしたんですが
それでも最終的にはキャラの成長や意志の強さにグッと来てしまう辺りが「SHIROBAKO」の素敵な部分ですね。
是非、平岡さんがもう一度消えかけた火種を燃やし始める場面もこれから観てみたいな。って思います。




また、さり気に美沙の一連のシーンが平岡さんのシーンとの対比になっているようにも感じられました
平岡さんは恐らく自分と他人を比べて劣等感に苛まれるタイプ、
だからこういう風に素直に同期の躍進を喜んだり協力したりが出来ない
でも、ずかちゃんは「ヒマだし」と多少自虐的な事をさらっと言いつつも素直に同期の躍進を喜んで快く協力してくれて
更なる飛躍を願う事も出来る・・・そんな頼りになる先輩に恵まれた美沙はとっても幸せだと思うし
その幸せに溺れる事無く一人の時でも地道に努力し続けられる美沙もまた偉い
かつての経験も活かして、懸命に頑張ったからこそ掴んだ今回の仕事。
上手く行かなくても、
塞ぎ込んで悩んでしまっても、
結局は「動き続ける」「信じ続ける」事が大切になってくるのかもしれません
そうやって互いに手を取り合って、助け合ったからこそずかちゃんも絵麻もきっと新たな経験や刺激を得る事が出来た
それもまた仕事や生活を続けて行く為にはきっと必要不可欠な事なんじゃないかなあ・・・ってふと感じました
何よりも、今回の美沙とずかちゃん、絵麻みたいな関係の方が全然素敵で健全じゃないですか。
そういう意味でも平岡さんもまた同期と少しは笑える日がくればいいな、とは感じてます。

にしても、あんなに強烈にくたびれた絵麻を見たのも初めてのような・・・(笑
美沙も美沙で色々苦労して来た分益々報われて欲しい、ですね。
あの年で仕事辞めるって結構なパワーが必要ですから。







さて、今回はここまで綴って来た平岡さん、美沙、そしてみゃーもりの成長等とは別に
またいつかのようにスタッフみんなで自分達が作って来たアニメの初回放送を見届けるシーンがありました
今、このタイミングであのシーンを再現するかのような演出を入れて来たのにも驚きましたけど
もっと驚いたのは、当たり前っちゃあ当たり前なんですが
そのいつかとは全然印象が違うんですね。

その時は単なるキャラ紹介だったり雰囲気を掴む為の演出だったり、それと舞台の裏側を示す為のシーンだと感じてましたが
今回のこのシーンに関してはもうほとんどのキャラが自分の中で馴染んでて、キャラの顔が映る度に「こういう事あったなあ」とか想起したり
つまりは2クール目後半まで通してあれだけの人数のキャラ達をきっちり視聴者に印象付ける事に成功している
群像劇としてレベルが高い、って事を証明するかのようなシーンに仕上がってたのが見事なんですよね
その分、みんなが作って来た作品に対する思い入れも生まれますし、
色々トラブルもあったけれど、
なんだかんだ武蔵野アニメーションっていいな、バラッバラな人物が集まって一つのものを完成させるって素敵な事だな、と
まざまざと感じ取れるような屈指の名パートになっていたなあ・・・と個人的には感じる事が出来ました
何より、キャラが馴染んでる分その会話や雰囲気がめっちゃ楽しくて(笑
それを笑顔で見守るみゃーもりの表情にもまたグッと来ました
いつかとはまた違う、
紹介ではなく血の通った人達が一生懸命作ったんだなあ、、、というその感覚が素晴らしかった。
このパートを観て「すっかり馴染んで来たなあ」と思えて微笑ましくキャラのやり取りを観れるこの感触と感動こそ
今まで、これまで「SHIROBAKO」が積み重ねて来たものの大きな一つだったのかもしれません。
正直また大好きになってしまった話数でも自分の中ではありましたね。
家族みたい、とは思わないけど
一種の共同体なんだなあ・・・とは深く感じました。

上記のカットも「これまでのエピソード」を活かしてキャラに似合ったリアクションになっててお気に入りです
このカットを観てるだけでも心情が伝わって来るのが実に素晴らしいなあ、と思います
(ちなみに今回のコンテは私の大好きな「妹ちょ。」監督でお馴染み畑博之さんだったりします)

まだ、みゃーもりは自分では答えを出せてないし、まだ、弱さを見せるようなシーンもあったりはするけれど
頑張った分だけ、苦労した分だけ報われた部分も必ずあるよね・・・!って
そんな風に思えたのもまたよろしかった21話でした。
まだ悩みは尽きないと思うけど、
“みゃーもりらしく”これからも頑張って欲しいですね。ちょっと観てて気持ちホクホクする回でもありました。















ところで高梨は案外ムードメイカーとして役立ってる気もしました
みんなが不安やドキドキの中あそこまで楽観的な事を言い続けられる根性は凄いですね
それと絵麻が久乃木愛ちゃんの「き・・・」だけで「緊張するよね」って一発で理解していた辺り訓練されてるな、と(笑
あの二人は二人で良い関係性というか、観ててほのぼのにやにや出来る師弟関係だと思います。
今月で終わりなのがかなり寂しいんですが、最後まで応援は続けますよ。
胸を張って「大好きです。」と言えるアニメですね。



あとこの何気ないみゃーもりのカット、可愛い(笑




ヤングジャンプ 2015年14号 感想(ボクガール55話、もぐささん50話、妖怪少女46話ほか)

2015-03-05 | ヤングジャンプ感想








今週は・・・ヤバい・・・正に桃源郷が広がってますだ。
ハッスルして色々と絞り取られましたが(下品
心地良い疲労感を抱えつつ、行きます。
最高です(グッ)。

ああ、やっぱり青年誌っていいなあ、、、とか思いつつ
やっぱり色々な意味合いで今一番楽しんでる一般誌はヤンジャンだなあ、と。
「健全」の意味を履き違えて逆に「不健全」状態になってる雑誌が多い中頑張ってますね。
木曜は白箱もあるしもう一週間の癒しですわ。はい。












☆ボクガール #55 ボクの純情な感情

今週はセンターカラーですよぉ!
やっぱ大好きな漫画がカラーになってると本当に嬉しいものですね
まだまだ人気はあるみたいですしこれからも応援出来そうで楽しみです
そしてそのカラーイラスト・・・瑞樹が女性ものの下着を穿いて桜の花びらをスカートで掬う・・・っていう
こりゃまた堪らんっちゅうか、ありがとうございます!っていうか(笑
もう完璧に「可愛い女の子」しちゃってる感じのイラストに仕上がってて眼福も眼福なんでファンの方は是非、という所です
なんか、こう・・・抱きしめたくなる感じ?官能要素を表現しつつもめっちゃ可愛くもあるのが流石ですね。
ついつい下着を凝視してしまいますが(笑
いつかこんな瑞樹を見れる日も来るのかなあ。。。と思うとちょっとワクワクして来ますね。

本編は・・・あああああああああああ瑞樹可愛すぎなんじゃああああああああ!!!!!!!!!!
ってかんじですね(ドヤ顔)
だってもう酔っぱらって甘え上戸になってる瑞樹ってだけで最高過ぎる・・・!
これがイケメン状態の時だったら「はいはいBLBL」って一蹴しているところですが(オイ
今はすっかり「可愛い女の子」状態なんでむしろ望む所だ、って感じですよねー
こりゃもう理屈でなくドキドキワクワク出来る感覚なんですが
敢えて理屈を述べるならこれもまた普段とのギャップが織り成せる技、、、なんでしょうね
その点構成的な「上手さ」も感じてますが、まあまずは甘え上戸な瑞樹のかわゆさに沈んで下さい、、、という事で。

ただ猛にしたら理性的にゃ確実に持たないですよね
背徳感によるドキドキも手伝ってこの年代なら特に燃えちゃうだろうしねえ
いやあ猛の気持ちを考えるだけでも個人的には面白過ぎた回でした(笑
そして後半はそんな猛のリビドーが爆発しちゃうんですけどね。


酔っぱらって・・・とはいえ、心のどこかで瑞樹は猛の事が「好き」なのかもしれません
ただ、普通のラブコメと違うのはそれが優柔不断とかじゃなくあくまで性別転換の結果でもある為
ある種「仕方ない」部分が際立ってるのがまた良いと思うんですけど
そういう複雑な感情が渦巻いているのもまたラブコメ的にはすっごく楽しい
天秤がどちらに傾くのか、、、にも注目ですけど、
今は猛の欲望の行方にまず注目ですかね(笑

あの・・・まるで挿入しちゃってるかのように猛のあそこに(ズボン越しですが)桃尻を乗せているカットは確信犯的、であると同時に
瑞樹のプニュプニュしたおしりの柔らかさ、もうちょっとで見えそうなあそこ等、その、凄く・・・お世話になれるクオリティでした。
今すぐにでも行為に及んじゃいそうな空気感でしたが、案の定猛お得意の「キスの嵐」が発動(笑
まあむっつり云々以前にこの状況は男としてそうなるわなあ。
何度も熱いくちづけを交わす二人、
元男友達同士なのに(笑
その内太ももやおっぱいにまで手が伸びて「こりゃあ最後まで行く気満々だな!(超笑顔)」と興奮しながら読み進めてたんですが
ここで瑞樹の親父に覗かれる、という最高の展開が勃発。
正直めちゃくちゃ笑ったし、タイミング的にもベストだと思ったし、今後の展開的にもオイシすぎるな、と(笑
益々二人気まずくなるでしょうし、藤原さんも知ったら色々反応するでしょうし、いやあまだまだ盛り上げる気マンマンですな!

ただ、惜しむらくは次号休載、ってところですかね(血涙)
でも逆に言えばこんなに気になる引きだけに、その意味でもベストな親バレタイミングだったとは言える。
正直読んでて気分が高まり過ぎて鼻血が出そうでしたが(マジ)。
それくらいボクガのキャラが大好きだし、
ラブコメ的にドキドキ出来る演出も自分は大好きだ・・・という事ですね。
瑞樹の規格外の可愛さ、エロティックさとラブコメディとして真っ当なドキドキ感に溢れた傑作回でした。
カラーイラスト含めて永久保存的話数であります。全力で推します。2週間後には新刊も出ます♪

まあ、結果的にお世話になってしまったんですが(笑顔
お世話になりつつもキュンキュン出来るカットにも溢れてるのがボクガの素敵な部分ですね
キャラも基本的に良いヤツ揃いなので安心して感情移入出来る点も、好み。




☆もぐささん 第50話 サービスエリアと百草さん

祝・連載50回!
「もぐささん」の場合、飛び道具的に出て来た初期は初期で面白いですけど、
ようやく二人の恋にエンジンが掛り始めた今現在こそ最も面白い展開になっているので
むしろここから触れ始めてもOKな感じだと思います
ただ積み重ねの作風でもあるのでその点はコミックスでじっくり読んでもきっと楽しいでしょう、とも思います。

で、本編なんですが
天 国 か

という感じですね(どんな感じだ
いや、正直この漫画にサービス要素は期待してなかったし、むしろなくても良いとすら思ってたんですけど
なかなかどうして百草さんのセミヌード・・・いいじゃない(満面の笑み)
自分の予測通り、百草さんは着痩せするタイプで結構豊満な感じのお胸をお持ちのようです
小口くんがそれをもぐもぐする日はいつ来るのだろうか
いや・・・なんでもないです、はい。

にしてもラストの照れながらタオルでカラダを隠すカットはよく分かってるよねぇ
別にそばに男子がいる訳でもないのに、お腹の音を鳴らす事であたかも「恥ずかしがってる風」に自然にするテクニックは流石だと思いました
意外と・・・と言っては失礼かもしれませんが、色気というか艶っぽさもちゃんとあって感動しました
個人的に、本来官能というものは感動に近いカタルシスがあるもの「だった」はず、と
そう感じているので
その意味じゃ紅潮フェイスの百草さんのセミヌードが拝めて感動&興奮致しました
百草さんは食べごろのものが大好きですけど、実は百草さん自身食べごろであった・・・という
や、これ以上は下品になっちゃうのでもうやめましょう(笑
でも正直「可愛かったなあ」「癒されたなあ」と素直に思えた傑作回でありました。連載50回記念のサービスシリーズ、グッジョブです♪


にしても食べ物風呂ってアイディアにも驚きました
なるほどなるほど、それなら題材にも絡められるし自然でもあるしこれもまた「上手い」ですよね
ただサービス云々だけじゃなく食べ物風呂での百草さんのウルテクが見られそうで実に楽しみです(笑
まあ小口たちが覗きにいくような面白ハプニングはきっとないでしょうけど
よしんばなくてもこの漫画にはそれが似合ってる気がします。
あ、あと多部ちゃんのシマシマ眼福でした!(笑顔

・・・さり気に多部ちゃんの手にかぷりつく百草さん、とほのかに百合要素出してる抜け目の無さも素敵だ。


しかしまあ、小口と百草さんの関係性も水面下で応援されるくらいのものになってるんですね
こういう青春っぽさ、嫌いじゃないぜ。そして相変わらず食い意地が張ってる百草さんの描写も面白可愛くて楽しかった、、、と
サービス回と謳ってはいますけど、その実多角度からこの作品の魅力を表現出来ている濃密な話数でもありました。
そりゃマフラーにかくれて物食ってる姿見られたら紅潮するよね、っていう(笑
今後の進展や雰囲気も楽しみです!



☆妖怪少女-モンスガ- 第46怪 もう一人の人魚・・・!です♪

2回ハッスルしました

いや・・・こりゃ反応するでしょ!(言い訳)
っていうかここまでされて反応しなかったら男性機能の低下が疑われるレベルですよ!!(真顔)
だから俺は別に全然問題なく健全そのものだと思うんですけど(自己肯定)

う~ん、見事なおっぱいだ
ここまで見事なおっぱいは一般誌では滅多にお目に掛れない気がする。
何度見ても、読み返しても、実に素晴らしいおっぱいですね。
っていうかここまで凄まじいおっぱいの作画は初めてかも、ってくらい素敵過ぎるおっぱいです。
是非これは触れてみてもらいたい・・・っていうかその場で触れてみてむしゃぶり付きたくなるくらい魅力的なおっぱいですね。
そのボリューム、アングル、程良い乳首、ちょっと紅潮気味の表情、そして何より柔らかみに満ちたふんわり感が素晴らしい。

こう・・・つまみたくなるし、まあ色々、、、て感じもあるんですが(何が
見開きでおっぱいだけをフィーチャーしてますからねえ、こりゃ流石にクるわな、と思いつつ
元々自分は官能って「美」の一部であり「本能的な感動」でもあると思ってるのでそりゃもう傑作としか書きようのない回ですよ
もっとずっと眺めていたいクオリティのおっぱいなんですけど、これを堂々と描いてくれたふなつかずき大先生に感謝です。
ああ、なんかもう、見て!って、今回のモンスガの感想で俺が言いたいのはそれだけなんだけど(笑

ただ、上手いと思うのはその直前に人工呼吸でラブコメっぽい好シーンを描いている事なんですね
だから前提としてある程度の感情移入がある分余計に興奮出来た節はあったかもしれません
つまりはいちラブコメ要素を含む漫画としても十分に楽しめた、という事でもあります
今回のシリーズ、
自分がこの漫画に求めているもの
そしてふなつ先生が表現したいものがきちんと重なった気がして
そりゃもう大満足のシリーズでありましたよ。ええ。だからこの有頂天な感想も許して下さい(笑
主人公もきちっと格好良かったし言う事なしです。









◆リクドウ

数週前の悲しそうな表情はどこへやら、
すっかり闘志蓄えて勝つ気でいるリクが頼もしかった
正直今回はこの漫画がいかにもやりそうなボロ負け展開かもなー・・・って思ってたけど
この調子なら意外と奮闘の余地もあるかも・・・?
次号巻頭から開戦!って事でワクワクです。すべてをぶつけたあと、リクはどういう表情をするのかな。



◆Stand by me 描クえもん(読切)/佐藤秀峰

え、8年も描いてなかったっけ・・・?
なんか常に活動してる様な印象だったんですが
しかしこの作品は失敗すると分かってても応援しちゃう未来の自分の人間くささ、、、みたいなものが滲み出てて良かったと思います
ある意味本末転倒な結果ではありましたが、所謂「正論」だけでは満たされない想いがあるのもまた現実ですよね。
正しいか、正しくないか、よりも自分の素直な声に従った結果。


「“誰でもできる”だと・・・?」
「お前はやらなかったじゃないか・・・・・・」


このセリフが特に良かったですね。いつの時代も好き勝手言う人間程「やらない」人種なのが残念な事にこの世の常だったりするんですよね。
最後のコマ見たら連載にしても面白そう、って気もしましたが読切で終わっても全然アリだと思います。



◆思春期サァカス

うん、翡翠さんはツンデレキャラのが似合ってるっちゃあ似合ってる気がする(笑
正直今まで以上に可愛く感じた・・・のでこの二人の今後も是非よろしくお願いします。
後は王子の恋の行方も、、、ってやっぱり終わるのかな。
せめてきれいにまとまりますよう。











スッキリ出来て、ニヤニヤも出来て、クスクスも出来て、グツグツも出来て、アツアツも味わえて・・・と
なんとも素敵な誌面に手放しで夢中になってしまった、というのが今週の本音でありました
これからもヤンジャン愛読者でいようと思いましたね(笑顔
今週は永久保存確定です。はい。



快楽天 2015年4月号 感想

2015-03-04 | 快楽天






アンケートに小川ひだりってよく書いてたらまた次号予告に登場しました
勿論自分がよく書いてたから~などとのたまうつもりはありませんがこういうのも愛読してて嬉しかったりします
あづま煉さんの件といい意外と希望が実現する事も多いので是非アンケートを出しましょう。
そんな訳で今月も今月で最高だった快楽天の感想行きます。
本当に素晴らしい雑誌です。

表紙はみやびつづるさん。超久々ですね。
後は三巷文さんのピンナップが付随しています。









いっしょがいいの/暫時

巻頭カラーで双子姉妹もの。
お子様のくせに扇情的な目付きしやがって・・・!
っていうか妹の方はロリとは思えないくらい発育が良くて驚きました
紅潮しながらいちもつをさすさすしたり、舐めたり、大きな胸を揺らして子種注がれたり・・・
う~ん色々と堪りません。それでもって太ももの艶めかしさも子供とは思えないレベルですな。
ただ、姉の方は標準・・・というか普通にお子様体型だったのが余計にウける。
オチに使われてるし(笑
双子丼も美味でした。本当に柔らかそうな肉感が素晴らしい。



妄想セーター/雛原えみ

そこそこ長期で載ってるはずですが初カラー、らしいです
それで胸開きセーターとはけしからんですな(笑顔
まあ、「可愛いから着てるんだし!」ってセリフもありましたが、確かにポップで可愛いですから
これが“普通”になれば尚良いですよね。本当に。本当に・・・ッ(血涙)

なんだかんだいいつつ、官能に染まって、官能に染まりつつ、なんだかんだムスっとするのが面白かった(笑



デレこき姫/西安

うーん、確かにブラフだと分かっててもこれはグッと来ちゃうかも・・・
ラブラブになりそうでその実距離感が曖昧なのが余計に燃えさせるのかもしれない。
姫野さんはめちゃくちゃ可愛くて扇情的な表情の数々も堪らない仕上がりでしたが
本心はとっても読みにくく、
でもその(男子から見た)女の子の得体の知れなさ、ふわふわした感じがよく出てて上手いなあ、と。
多分こういうのは逆に男性作家にしか描けない境地だなあって思います。

ブラフが後押しする行為描写の迫力もすごく、アクメの時の姫野さんの表情なんかはセクシーでありながら美しくて素晴らしかった。
履き違えてる人も多いように思うけれど、元々官能っていうのは芸術的なものでもあったはずですからね。



Twins Twist/ひげなむち

こりゃまた性にただれちゃってますなあ・・・(笑
最近は寝取られっていうか性にただれている人々をよく描くようになってますね
紅潮したお顔で男根をねだる清純系黒髪ロング女子もこれまたこれで悪くないですなあ。
目の前が見えなくなっちゃうくらい性行為「だけ」を考えて生きている女子高生・・・
その良い意味で動物っぽい感じが興奮を煽ってくれた本作
オチで良い話風にしてますけど、
ちょっと違和感はありますよね(笑 でもなんかひげなむち作品のオチらしからぬ空気が新鮮で良かったです。



モテナシ/いーむす・アキ

正直先月のロリのクオリティが高すぎたんですけど・・・
これはこれで素晴らしい。
恥じらいつつも、従順で、エロティックで、どこか愉しんでいる様子も見受けられる、っていう
ただ単に政治的肉奴隷にされてるだけではない「何か」がさよにはあります
それがとても印象的でそういった雰囲気作りもまた上手い
色気のあるボディ、表情のみならず
ムーディな画面作りにも冴えて来た印象で年月を重ねる度に進化の度合いが高まってるのを感じます
何よりも先月の生々しいロリ中心の作風からアダルティックな作中観と振り幅が大きいのがイイですね。
濃密なおしりの描写がたっぷりと堪能出来てすこぶる良かったです。お気に入り。



追/起死快晴

か、可愛すぎる・・・
この起死快晴っていう作家さん読み手をハッとさせる美少女描くの上手いですね~
画力は高いんですが、画力が高いだけじゃ決して描けぬ天真爛漫さと男をドキッとさせる仕草の数々よ。
純粋な表情で、上目づかい連発されたらそりゃ男は弱いよね、だとか
純朴な女の子っぷりをアピールされたらそりゃ堕ちちゃうよね、とか
もう何もかもが巧みな印象で正直堪らんです、はい。

行為の最中も扇情的に男を満足させたと思ったら、乙女っぽい一面を垣間見せて読み手をキュンキュンさせて来たり
かわよいなりに一生懸命腰振って来たり、或いは責められて恍惚の表情を見せてくれたり
絶頂の時の顔の崩れ方も振り切れてて逆にキュートだったと思います
そのまま延々と情事を続けて、
最後は女性器からたっぷりザーメンが零れ落ちているカットも純愛作品でありながら高い官能を感じさせてくれてとても良かった
なんかもうかんなちゃんが可愛くて男心をくすぐるキャラですっかり夢中になって読んでしまいましたが
前作に引き続きちょっとドキドキし過ぎな男と扇情的な女の子っていう作家性を示せた作品でもあったかと
また親戚の子故手を出すまいと葛藤している男の心情描写なんかも生々しくてイイんですよね
最後のちょっと切ないオチも凄く良かったですし、
前作から続けて新作にも随分ハマってしまいました。
また、いつの日か笑顔で会えればいいんだけど(それはそれで切ないオチになりそうだけど!)。

成年漫画は、いかにして抜けるかとか性欲処理の為~とか言う人もいるけれど、
個人的にはその前にやっぱり感情移入出来るキャラと背景(バックボーン)を作れるかどうかなんじゃないかなあ、って思います
ある意味普通の漫画以上に急ピッチでその作業をやらなきゃいけないので実力差が出易い世界だとも感じます
だからこそ冒頭の仕草や上目づかいの表情だけでハッと引き込んでくれたこの作品は凄いと思ったし
起死快晴さんはやっぱり“ときめき”を与えてくれる作家さんだなあ、と。
来月以降も注目&期待、ですね。

なんかもうかんなちゃんフェラしてる姿すら美しくて・・・やはり官能は“美”でもある
繊細さと大胆さが良い塩梅で同居出来ている傑作だと思います。
柔らかそうな女性器、
スレンダー気味でありながらしっかり主張している太もももまた素晴らしい。
前述のように切なさ要素もあるしでかなり自分好みの作風でした。



Ticket to ride/Hamao

うわっ、こういういかにも思春期っぽいヤツ大好物だわ(笑
自分の世代的には田中ユタカ作品を彷彿とさせるくらい純でウブな「初体験もの」です
っていうか服脱いで裸になって涙目で主人公を見つめるカットは正に田中ユタカさんの作品っぽいなあ、って思いました
なんか女の子にいいようにされる男子とかいちいちドキドキしながら行為に勤しむ感じが凄く良かったですね
女の子が破瓜して痛くて涙するカットとか、最後に「早漏!」って文句言われて
女の子的にはあんまり満足出来なかった風なのが快楽天的に新鮮でした

といいますか「快楽天」なのに痛みや早漏っぷりがまず気になるっていう生々しい感じによく出来たな、と(笑
勿論成熟し切ってない初々しいカラダや潮吹き、痛がりながらも紅潮しているお顔など成年漫画的に楽しめる仕様にもなっております
結局快楽を感じてたのは男の子だけっていうオチでしたが(笑 キスはとっても良かったと思うし
何より超甘々なオチにめっちゃニヤニヤし過ぎてそれもまたそれで良いなあ、と 笑
多少生々しくも最終的にはド真ん中の純愛ラブコメに落ち着く構成が◎。
何だかんだ良いカップルになりそうなのが素敵でした。



勝ち組(ヒロイン)への近道/Beなんとか

陽子のキャラが面白過ぎる(笑
ただ、究極的に受け身ってだけなんだけれど
地味目でぽちゃ気味なボディとは裏腹に自信満々だったりするギャップがまたイイですねー
行為の描写も彼女のふくよかなおっぱい活かしまくりですんごく良かったんですけど
その前の日常コメディ描写だけでもかな~りクスクス出来て面白い一作でした
でもこういう嫉妬深くてわがままで子供っぽい女の子大好きですよ。
まあ「妹」代わりっていうのもあながち納得出来なくはない気はしますけど(笑

結局は自ら大胆に扇情・・・という流れでしたけど、
まあ正直「言わずとも察しろ」というのは色々な意味で無理がありますよねー・・・
それはもうね、散々分かってますから(遠い目)
草食系じゃやっぱダメよね。
ある意味そんなメッセージすら感じられた作品でした。まあ、ここまで肉食ぶる必要性はないけれど(笑

しかしやっぱ地味子でグラマーっちゅうのは本当好みドストライクでヤバかったですよ
地味目+ぽちゃ気味+グラマーっていう組み合わせは至高ですけど
これは本当にベストレベルのキャラデザ&内面でした
おしりもグッドでしたが
いちいち眼福なだらしなボディを象徴するおっぱい描写の数々が正しく至高、であった本作でした。
こういうユニークなキャラ、コミカルなデフォルメを駆使する作風は貴重なので次回作にも是非期待、です。

しかし、将来ちょっと垢抜けてるね?(笑



ミラクルチェンジ/ぼーかん

デビュー作。
絵も達者だしキャラも悪くないしイイ感じだと思います
官能描写に関しては文句なし、とってもダイナミックで快楽天向けだと思う。
欲を言えば女装主人公のルックスがかなり良かったのでもうちょっとイジっても良かったのかな、と(笑
具体的に書くとぺニバンで責める、とかそのまま街を歩く、とか。微妙に百合っぽいのも良かったですね。全然百合じゃないけど 笑
姫川さんの挑発的で良い意味で小生意気な感じ、そしてラストページの屈託のない笑顔が可愛らしくて素敵でした。
あとは高城くんの射精カットは色々な意味合いで絶品でございました(満面の笑み)



こだね温泉/もじゃりん

一人旅で温泉・・・ってだけでも最高なのに
子種出し放題ってどんだけだよって話ですよね(血涙)
これぞまさしく身も心もスッキリってヤツですね!

どうでもいいけど「子種」って言い方は良い具合に興奮出来て単純でもなくて
個人的にはかなり好きです。はい。



好きすぎて/ぴかお

寝取られフェチ・・・ってなんじゃそりゃーっ!!
とか思いつつ、世の中広いですからねえ。
確かに他の男に子種注がれてる、とか思うとちょっと興奮するかもしれないですね。うん。
そんな早苗ちゃんも何だかんだいって可愛いから不思議だ。



カノジョはどっち/かるま龍狼

心が入れ替わる設定の親娘もの。
親に娘の心が入ってる時に彼氏と行為をして、
その事を知った親が発情して・・・という至極当たり前の(?)パターンに突入
そりゃ自分の知らないところでカラダじゅうの色々な部分をむしゃぶられたと思うと、ねえ?
めちゃくちゃ上手い設定&構成で素直に作風にノる事が出来てすこぶる良かったです
こういう「久々に燃える女の本能」的なテーマにもちょっと弱いです
ド迫力のおっぱい、そして年季の入ったあそこの描写もまた良かった

おしりもおっぱいもきちんと柔らかみ、食べごろ感を受ける事が出来るのでまだまだ全然若い作家にも負けてませんね。
特に絶頂時の胸の形と乳錀のサイズのちょうど良さは必見です。ドキドキするオチもロリの肢体も楽しめる塩梅もまたポイント高し。
面白かったです!




ノーパン乙女/ちょびぺろ

憧れの先輩は露出狂・・・!?という切り口も良かったが、
それを官能的展開だけじゃなく純愛のきっかけにもしちゃうセンスがまたイイですね
そりゃ自分の特殊な性癖を知って尚ストレートに愛してくれたら惚れちゃうよねえ・・・。
相変わらずの良い具合の桃尻描写やフェチ的なカットなど良かったですが、
何だかんだ一番良かったのは純愛模様がちゃんと伝わって来る表情の数々だったかな、とも思います。
最後の半見開きはインパクト大でしたが涙目なところにちゃんと葉山くんへの愛情が感じられてとても良かったですね
っていうか笹乃先輩超可愛いッス(笑














なんか書く度に長くなっててアレですけど(笑
今月は新風も良かったしベテランも良い味出してたしで新旧作家陣の良さが際立っててとても良い気分で読めました!
益々読んでて楽しい/面白い誌面になってますが来月も個人的に超豪華ラインナップでとってもワクワクです。
久々の小川ひだりさん、そして早くもカラーで登場のカタセミナミさんにまずは期待。
今月もごちそうさまでした♪



COMICエウロパ 2015年3月号 感想

2015-03-03 | COMICエウロパ







発売から1ヶ月も経っちゃってるんですが、まあ隔月誌という事で(笑
早いもので来月号で1周年なんですね。個人的にお気に入りの雑誌なのでこれからも末長く続けていってもらいたい。
後はほぼ1回しか参加してないレア面子を出来れば載せてもらえれば最高ですね。今回は珍しく全作品感想で行きます。では以下。









隣人は○○がお好き?!/めの子

顔は格好良いのに、くつ下フェチだなんて・・・とても残念な人ですね(笑
でもなんか、そんな風に堕ちていくのもまた楽しいよ、と言わんばかりの作風が潔くてあっぱれ!でした
巻頭カラーの美琴さんのおっぱいの描写の柔らかさ&眼福っぷりは流石ですね。
こういうちょっと強く押すと断れない系の女子に男は弱いよね。



ティムティム~thimuthimu the fairy~/broiler

随分と汚なくて臭くて、そしてエロティックな妖精さんですね(笑
ティムティムねえ・・・正直な話、自分も幼いころにやった事があります(告白)
いや、あくまで、あくまで幼いころなんですけど、今考えれば物凄く滑稽でシュールな事をやってたなあ・・・と
ある意味こういうのこそ本当の意味での黒歴史ですよね。他にもまあ(略

しかしまあ弥生ちゃん本当に美少女然としたルックスだし
そんな娘にティムティムを「純粋に」(笑) なでなでされたら堪らないものがありますよねえ
正直良い具合に興奮は出来たのですが、ただ将来気付いた時は大変そうですね(笑



ガンカケ/鈴月あこに


変態的作品(良い意味で)が2作続いたと思ったらすっごく初々しい思春期ものだとか・・・
まったくこの雑誌は最高ですね(笑顔)
肉付きの良いボディにとびっきりのスマイル、と素材の味だけでもイケちゃう系ですが
さり気にお小水の場面を下からのアングルで描いてたりするセンスもまた素晴らしいです
パイズリしながら切なそうにカリを舐めてるカットとかべらぼうにイイですね

その後、散々我慢して来た甲斐があっておっぱいを揉んだり
あそこをいじったりと
フラストレーションの解放や正気に戻ったヒロインが恥じらいを見せるなど興奮の度合いもまた凄い
プニュプニュしたあそこの描写に恥ずかしがってんのに訪れるアクメなど成年漫画的にポイントの高い箇所が目立ってて良いです

それでいて読み応え的にはきちっと純愛なのが余計にイイですね
なんというか、あんまり女の子とイチャ付きたくない硬派ぶる少年の幼さというか(笑
それが解消されたオチは甘々ですっごくよろしかったと思います
青春ですなあ・・・(遠い目)。
純愛と官能を良い具合に両立させている傑作。ほの花ちゃんヒロイン力高すぎて堪りません・・・!



留学girlは日本男児にご執心/来太

英語のセリフのあまりの適当さに吹いた(笑
にしても今どきサムライを信じてる人っているんでしょうか・・・
主人公の顔がごっつい系だったのもあって行為の描写の読み心地は中々良かったです。

「WAO!!」
「BIG SIZE!!」
の辺りは正直声をあげて笑ってしまった・・・笑
ある意味“単純明快”って言葉が似合うような作品でしたね。好き。



放課後スパッツ/Yukian

絵がすっごく可愛いなあ・・・と思ってたらまたしても変態系イケメン(笑
スパッツも悪くないけど、個人的には元々の勝負下着のが好きだったかも。
まあでも、それを見れただけでも十分眼福か。

しかし体育会系、かつ素直な後輩というポジションって凄くいいなあ・・・笑
元気一杯天真爛漫なのに良い意味で従順で結花ちゃんめっちゃ可愛いですね。
さり気にグラマラスなバストをしてたり、
全体的にむっちりと柔らかみが感じられるのがとてもイイですな
何だかんだ言いつつスパッツアクメはエロティックだったし絵は垢抜けてキュートだしで満足、ですね。
読みやすかったのも好印象。



こんしぇるーじゅ/oberon


ま た チ ○ ポ と 会 話 か


いや、どうなってんのこの雑誌!?・・・と書きつつまたも興奮した事は秘密です
しかもこっちは良い年こいてアホの子だよ・・・でも、こういうのもまた良いよね!って事で。
ネームも以前より読みやすくなってるし純粋なのにも関わらずムッチムチな赤(あか)さんのボディ、というバランスも良かった
何も知らずに男根を天然の表情で舐めるカットは流石にグッと来ましたねえ

また柔らかそうなおっぱいの作画に加えて、
服がちょいちょいセクシーめなのが分かってるなあ、というかフェチ的にも凄く良かったです
こういう性的行為に無自覚な女の子が感じてたりエロティックな事をしたりするのってムラッと来るな、と(笑
そういった内面的な部分から見ても中々仕上がりの良かった本作、この調子で是非次もストレンジかつ可愛い一作を。
正直この作家さんが描いて来た作品の中で一番良かったんじゃないかと。

・・・にしても引っ越し祝いがおち○ぽミルクっていうのはどうなんだろう(笑)。



保健室の先生/ichiro


この方の作品毎回素晴らし過ぎますね
先に散々無頓着な一面を見せてたからこそ些細な嫉妬やドキドキが生きて来るし、
醒めた大人のフリしてても、実はまだ根底にくすぶってる火種があったんだなあ・・・という
ちょっとリアルな感じが刺さって来て今回もまた良い塩梅の作品になっていたかと思います。

そして、黒髪キャラも良い・・・♪
っていうか同人誌含めてichiroさんの黒髪キャラ見たの初めてだっから正直新鮮でありました
年齢的には大人なのでダイナマイトボディですけど、結構内面は繊細なのが良いギャップを生んでるなあ、と
無表情のカットが多かったので余計恍惚フェイスが際立つ演出もまたベターでした。

何より、相変わらず官能描写が冴えてますね
よがり顔も柔らかそうなおっぱいの作画も紅潮フェイスも独特の擬音も含めて
読み手を興奮させつつ、同時にすっごくキュートで可愛い。という感情をも抱かせる事に成功しています
クリいじられておっぱいがビクッと震えたり、クリをぎゅっとされるというエロティック極まりない行為の描写なのに
その時の沙更さんの顔がすっごくラブリーな表情をしてたり官能と「カワイイ」の塩梅が実に見事なんです
フェラしてて出した時のラブリーな表情なんかもこの方しか描けないんじゃないか・・・ってくらい
キューティーな表情しててハートマーク多用の演出もそれを手伝っているなあ、と
あと乳のいじり方も良い(笑


正常位になった時のわがままボディの目立ちっぷりも興奮を煽ってくれるんですが
急に突かれた時の「おおっっ」ってセリフと表情がまたグッと来て(笑
普段クールだからこそ乱れた時や、
不安がって泣く時のギャップが堪らなくてですね
その辺も上手く考えて演出や構成されているなあ、とichiroさんの実力の高さが遺憾なく発揮されている作品になっていますね
フィニッシュの時の独特の擬音ラッシュもまた興奮度合いを高めてくれました
キャラもお話も官能も良いバランスで楽しめる傑作・・・ですね
いい大人の嫉妬って正直可愛いです(笑



従属のダブルトラップ/跳馬遊鹿

40ページの大作・・・なんですけど
正に因果応報、大量レ○プも仕方なし、って内容になってます
まああの姉妹の最大のミスは大人になっても誠意を学習出来なかった事にあるのかも
せめて誠実に謝っていれば、あるいは・・・



ある女子バレー部における日常についての話/涼宮和貴

同じ逆レ○プの話でも随分テイストが違うな(笑
こっちはただただ欲求不満なだけやね
オチも真逆過ぎる(笑
まあダラダラ性行為ライフ最高、って話です(たぶん)。
ちょっと元気そうな娘が挿れられて即座に切なそうな表情をするのがとても良かった。



恋せよ乙女/竹之内すあま

タイトル&冒頭詐欺過ぎる・・・笑
ところでこのタイトル見るとWANDSの某曲を思い出しますねえ。



秘密の匂い/松鷹ぞん

イケメン、だが変態、、、って今号何人目だよ!
流石に飽きるわ・・・と思ったら今度は強烈な匂いフェチでまま良かったです(笑
そもそもむわっと来る匂いが「動物(雌)っぽさ」を感じさせて逆にそそるっていうのは理に適ってますよね
イケメンのくせに行為の最中には完全に馬鹿と化している一樹、
そして怒りつつも男根の良さにあっさり快感を選択するまりちゃん・・・と
キャラの思考が短絡的「すぎ」なのが逆に成年漫画的にはプラスに働いた感じですね

ただ、「日高昆布の味わい」って・・・
発想が天才的過ぎる(笑


最後の男根を狙っていじくるまりちゃんがやたらエロティックだったり、
そもそもスレンダーっぽいのに意外と着痩せするタイプで柔らかそうなおっぱいが目立つボディ、など
設定だけでなく官能的な部分もすこぶるよろしかったと思います。個性的な良作。
っていうかここまでストレートに男根に目をキラキラさせるヒロインも久々に見たかもしれない(笑
その直接的な感じが余計興奮を手伝ってくれたのかもしれません。イイ。



革命男子 前編/うみうし

この方前後編にするのお好きですよね(笑
でも隔月だからか尚更続きがちょっと気になる辺り目論見は成功してる気がする。
こんな革命が起きたらそこら辺でザーメンが飛び交っちゃうよ。



満淫電車で待ち合わせ/五月雨せつな

この雑誌、電車もの好きですよねぇ・・・笑
もうタイトルの時点で「ああ」ってなるあたりが流石ですよね(何が?)
五月雨せつなさんのめっちゃ可愛いらしい絵柄で痴漢ものだなんて、、、
や、結構良かったです(笑顔
しかも普通に彼氏との付き合い持続すんのかよ、っていう 笑 
可愛かったけどね、それも。

にしても毎回作画に気合い入りまくってますね 特に髪の毛のツヤと下着の皺が素晴らしい。



ビールのつまみは後輩クン/むーんらいと

こりゃ単なる争奪戦ですな(笑
オチが面白かったです。ある意味職権乱用ですね(ドヤ顔)














という訳で今回は珍しく・・・
というか他の雑誌含めても初の?全作品に感想を付けました
どれも個人的に取り上げたい気持ちがあったので自然とこうなりました
まあそのくらいバラエティに富んでて楽しかった号、という事ですね結局は。
ハッとする美女、美少女も多いので改めてユニークでしっかりと成年誌的にも楽しめるエウロパをよろしく、って事で。
良い作品/作家さんが多いので是非1周年後も引き続きよろしくお願い出来たら個人的に嬉しい、です。




FoZZtone 「Return to Earth」 TOUR『TOUR FINAL』@赤坂BLITZ 15.2.28

2015-03-01 | LIVE







昨日はフォズトーンのライブを観に赤坂に行って来ました。







率直な感想を書くと、実は前半の時点で体力を使い果たした感があって(笑
後半足が引き攣ってたんですけど、それでも全力で盛り上がって、感動もして・・・もう最高でした。
活動休止前最後のワンマンライブだったんですが、湿っぽさはなく、感慨深さは多少残りつつも
笑顔でしばしのお別れをするような、突き抜けるようなパワフルさとエネルギーに満ち溢れたむしろハッピーなライブに仕上がってたように思います
ここ最近のフォズトーンのライブでよく感じていた歯を食いしばりながらも「俺が俺が」の気持ちで精一杯報われる事に邁進していくような、
聴き手の心に静かに明りを灯すような・・・そういうテイストがめちゃくちゃ心地良くて終始笑顔でいられたライブだったかと。

このライブを観ながら個人的に色々と考えていました。
あまりに単純な視点だけで目の前の物事を捉えて行くと結果的に自分をすり減らすだけでしかなくて
そうじゃなくて、視点は一つでも二つでも三つでも全然構わない、自分が前に進んでいけるような視点をもっと意識するべきだし
この日演奏された数々の楽曲を聴いていて自然とそういう風な思考が自分の頭の中を占めるようになっていて
苦しみながらも這いつくばって進んでいくようなロックンロールの格好良さがステージ上では常に拡がっていました
もっと自らの幸福に自覚的になって、
それを糧に進んでいく事を推奨するような音楽。
本当に素敵だったと思います。

ちなみになんですが、2月1日がツアー初日で竹尾さんしかMCしないっていう異色の(笑)ライブで2月が始まって
そして2月28日がツアーファイナル、とびっきりのエネルギーを聴き手に注入したライブで2月を終えて・・・っていう
正にフォズトーンで始まり、フォズトーンで終わるといった月になってたんですよね
それがちょっと面白かったと同時に、
それ以外にも今年の2月は色々と印象的で心に残るような日やライブも多くてですね
趣味趣向的にはめちゃくちゃ充実してたんじゃないかな、、、と今少し振り返ってしみじみと感じました
あ、日常生活のショボさに関してはスルーの方向で(笑










会場に着くと既に大勢のお客さん、
正直若干の「スシ詰め」感は否めなかったんですが(笑
でもなんかこの日はそれが逆に嬉しいっていうか、ブリッツだしねえ。という感じでした
ちなみにブリッツでフォズトーンを観るのは実は「INNER KINGDOM」ツアーのファイナル以来・・・だったかな
いつの間にか恒例の箱になっていましたが、個人的には久々だったのでワクワクしながら開演を待つ。

初っ端から「口笛男」、「LOVE」、そして「Reach to Mars」という飛ばし気味なセトリに驚きました
この日はアルバムリリースツアーファイナルでしたが同時に活動休止前最後のワンマンでもあったので
初日の千葉とは別モノってくらいガラリとセットリストが変わってました
(それは千葉でしか聴けなかった曲も沢山あった、という事でもあります)
早速心の中にはアストロノート~っていう勇ましいフレーズに元気をもらいつつ、

「レインメーカー」のイントロ、と見せかけて「開きっぱなしの扉か俺は」というトリッキーな構成(笑
ちなみに「レインメーカー」も12月の千葉LOOKでのスリーマンで実は聴いてたりしました
今考えるとある意味再開の時の伏線としてそういう演出をしたのかも(勿論単なる想像ですが)
その「開きっぱなしの扉か俺は」は絶品でした
ペーソス入り混じる歌詞、
演奏ではそれぞれのソロパートをスタイリッシュに演出したりフレキシブルな格好良さがあったなあ、と
続く「Anomaly」もハードロックよろしくギターリフと物憂げな歌詞が相俟って聴いてて気持ち良い一曲になってました


で、前半で体力を使い果たした要因の大体を占めたのが「JUMPING GIRL」でしたね
大ハコで飛び跳ねて、拳突き上げて、我を忘れて踊って・・・それはそれは楽しかったんですが
後先考えずにぴょんぴょんしてたら後々に足を攣る要因と化してしまいまして(笑
でも、そんな風に全力で盛り上がるのも良い経験だし結果的には良かったです
またこの曲の歌詞、


また多数決してる

感動は好きに選ぶよ


これらの歌詞が自分はめちゃくちゃ大好き・・・というか聴いてて自然に感情移入してしまうので
その点でもこの曲が聴けて本当に嬉しかったです
あくまで個人的に、ですが今の世の中多数決とおせっかいの嵐みたいな感覚ですからね(笑
正直このフレーズを久々に生で聴けてちょっと気持ち助けてもらった、みたいなところは確実にありました。
だから全力で、フルパワーで盛り上がりたいって感じたんでしょうね。最高だった!

続く「GO WAY GO WAY」もリズミカルなビートで踊るのがとにかく楽しい(笑
この曲の歌詞には、最近ヘビロテ中という事もあり相当感化されてたので定番とは言え聴けてすっごく嬉しかったのでした
この曲では観客の方々も統一感なく思い思いに踊ってる様が逆に素晴らしく感じられますねえ。
拳も何度も突き上げてこれまたすっごく楽しかった一曲。勇気ももらえました。


歌詞に感情移入しながら聴いた物憂げながらも光も感じられる「Cry for the moon」、
そしてこれまたいつ以来だろう、っていう「Black Sheep Dog」も哀愁漂ってて凄く良かったですね
この辺は不安定な心情を歌うパートだったなあと今振り返って思う

懐かしの「ひかり」、
今ツアーではこういうデビュー時期の楽曲もよく披露してましたよね(まあ自分が参加したのは千葉と東京の2か所のみ、ですが 笑)
しみじみと「Stairway to you」、
そして個人的にお気に入りの「Morning Glory」はかなり聴き入ってました
この曲ちょいちょいユニークな箇所が光ってるんで生でそれらを聴けてとても気持ち良かったですね
結構ひねりのあるフレーズが多いので実は今も、これを書いてる最中もこの曲のフレーズが頭の中で鳴ってたり(笑


心に光は挿しているか

特にこのフレーズを生で何度も何度も聴けて本当に良かった。
自覚のない幸福は、正直もったいないなと思うので確かな気付きになり得ましたね。


新譜でも大好きな「風によろしく」、音源以上にストレートに響いていて素敵でした
そしてゲストに星羅さんを加えての「溺れる鯨」、「青い炎」とグッドメロディながらムーディな楽曲が続く
「青い炎」はコーラスも含めて完璧にキまってて新譜でも随一のクオリティだったような
そしてひたすらに陽気で楽しかった「Shangri-La」を色々妄想しながら聴きつつ(笑
個人的にずっと生で聴きたかった「TWILIGHT」も聴けて嬉しかったですね
この曲のBメロはやっぱ最高だなあ、とか思いながらこれまた物凄い快感だった「Stomp the Earth」!
この曲は12月のルック以来でしたが相変わらず地面にスタンプしながら盛り上がるのが最高過ぎて生の実感まで意識出来るような感覚さえありました(個人的に
こういう楽曲はやっぱ大ハコに似合うなあ、と思いつつ次は新譜でも特に大好きな「Gloria」!!

歌詞がちょっと飛んでましたが(笑
この曲の歌詞はやっぱ自分に似合っているなというか
そうそう、ポジティブさとネガティブさが同居してるから余計に辛いんだよね・・・って頷きながら聴いてました
だからこそ“報われようぜ”って歌詞がめちゃくちゃグッと来るし、この日も正直堪りませんでした
拳突き上げて、一体感に恍惚を覚えて・・・こういうタイプの音楽を表現しつつあるタイミングでの活動休止は惜しいなあ、と思ったと同時に
でも活動休止前最後のワンマンで思いっ切り盛り上がる事が出来た感覚に嬉しさなんかも覚えちゃったり。
続く「Fortune kiss」は静かにたおやかに盛り上がる感じの楽曲ですが、


いつでも どこにいても
幸せの方角を知っているから


って部分に特に感化されました。やっぱり、安易に嘆く前に感じれる事「も」あるはず・・・です。
ベースの音がデカくて心臓にドクドク来ていた「Message from the front」を「風によろしく」以来に4人だけで演奏し切って本編は終了
ペーソスと、それに対する喜びにまみれていた色々な事を感じて持って帰る事の出来る類のワンマンライブでした。
ありがとうございました。












セットリスト
1.口笛男
2.LOVE
3.Reach to Mars
4.開きっぱなしの扉か俺は
5.Anomaly
6.JUMPING GIRL
7.GO WAY GO WAY
8.Cry for the moon
9.Black Sheep Dog
10.ひかり
11.Stairway to you
12.Morning Glory
13.風によろしく
14.溺れる鯨
15.青い炎
16.Shangri-La
17.TWILIGHT
18.Stomp the Earth
19.Gloria
20.Fortune kiss
21.Message from the front

アンコール
22.音楽
23.茶の花
24.世界の始まりに

ダブルアンコール
25.NAME
26.フラッシュワープ









アンコールの時にはもうヘトヘト状態になってたんですけど(笑
それでも最初の部分をアカペラで歌う演出も良かった「音楽」の情熱にジーンと来たり、
個人的にフォズトーンの中でもトップクラスに大好きな「茶の花」で気分が盛り上がったり、
「世界の始まりに」では大きな声で「ありーがとぉー!!」と歌う明るい音像に逆にグッと来たりして
すっごくキラキラしてて眩しかったなあ。。。と単純に過ぎる感想ですが素直にそんな風に思えました。
こちらこそ、今まで素敵な音楽で自分を何度も良い気分にさせてくれて、ありがとう。

ダブルアンコールでは気高さを高らかに歌う名曲「NAME」、
そして最後の最後は「フラッシュワープ」っていう粋過ぎる、思わず感慨深くなるような選曲でホントに素晴らしかった
しかも以前よりも音源の持つ小気味良い感じを上手く再現出来てるなあ、と如実に進化も感じられたりして
その点でも長年のいちファンとして正直聴けて良かったなあ、と
最後の「笑った~」の部分でやたら目頭が熱くなりましたが、
この曲を最後の最後に持って来るという構成含めて活動休止前最後のワンマンは大成功に終わったんじゃないか、と個人的に思います
この楽曲の歌詞には昔からやたら感情移入してしまうんですが、前述のように今まで生で何度か聴いたどの「フラッシュワープ」よりも心に残った
それがまたすっごく嬉しくて良い糧になっていくような、そんな気が今しています。本当に感謝、ですね。

フォズトーン歴は、実はNHKのラジオでインディーズで一番最初に出した音源の時に初めて知ったくらいなので
長いっちゃあ長い方・・・だとは思います 色々な思い出がライブを含めて強く強くあります
ただ、逆に言えばそのくらい精力的に熱意を持って常に活動して来たバンドって事です
だから、いまいちここでしばらくお別れ~ってイメージが沸きづらくもあるんですが(そういやmarbleの時もそう感じたっけ)
また、いつか再開したら再会出来るように、そして、「レインメーカー」をまた生で聴けるように
頑張って生き続ける、それだけですね。
竹尾さん曰く「また全力で口説く」そうなので
その時を是非心待ちにしながら残された数々の思い出に浸って名曲を聴き続けていたい、と思います。
ちなみにトリプルアンコはなかったんですが、あまりにも長くシンガロング&拍手し続けてたので挨拶には出て来てくれました(笑
セカイイチの岩崎慧さんも来ていて2階席でめっちゃ盛り上がってましたね。また、いつの日かここ赤坂で。





千葉LOOKの店長サイトウさんの寄せ書きを発見。「竹尾のくちびる」って・・・笑