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一生懸命の仇と報い。/ナースエンジェルりりかSOS 第17話「闇にむかう二つの光」 感想

2020-07-07 | ナースエンジェルりりかSOS
カワイイ。







今日は7月7日でナースエンジェルりりかSOSの放送開始から25周年らしいです
その上、主人公の森谷りりかの誕生日でもある、とのこと
ちなみにこのアニメ、
もう何度も書いてるけど自分が小さい頃やってたアニメで、
姉か妹かどっちかの影響で自分も観ていて・・・好きだった記憶があります
多分ガキんちょが観るにはアンニュイな展開も多かったと思うんですけど、
当時はなんかそこが大人っぽくて好きだったんだと思う
セイントテールも(小学生から観ると)大人っぽいアニメでした
今分析すると背伸びしたかった時期にちょうどフィットしたのかな、って感じますね
子供って正直子供だましなものって嫌うじゃないですか(笑
そういう意味で、
色々な意味でダークな本作は興味深かったんだと思います
哀愁というか・・・ただ、その時以来観てなかったんで、今1年半前(だったっけな)に買ったボックスで
一話一話観返していて感想もその都度書いている状態なんです 観返しながら、
あー、これ子供の時に観た話数かもしんない。みたいな、
だからリアルタイムで経験しましたけど、
今振り返ってる最中なんです
しかも、
割と遅いペースだと思うんですけど(笑
まあ正直一話一話が面白いんで余韻というかあんま一気に観るのも勿体ないというか・・・
まあでも、次の話数で折り返しなんでこれからもコツコツ書いていく予定です
ちなみに子供の頃以来に観てるんで細かなネタバレは無しでお願いします笑




花と少女は絵になる。



で、この話数、
単刀直入に書くとデューイの自爆でした(爆)←文字通り!
今だったら煽られてるレベルのやらかしだと思うんですけど、
しかし身体には異常なかったんですよね・・・
多分思慮が足りないってよりは、
自信過剰な状態だったんだと思います
まあそもそもがダークジョーカーって呼称なんで、
礼儀とか規律とかきっちりサラリーマンみたいに守る方が人間臭くて変、なのかもしれない
ただ、ある意味友情パワーとかで済ませなかった分きちんとした理屈だったとは言える
(追記:上記の心情に加えて「侮られたくない。」って反骨の想いもあったかも
 なんだかんだで見栄っ張りな性格だったんでしょうなあ)。
そういったデューイのミスに助けられた部分はありつつ、
みんなの力で戦う事を決心も出来た心地良い話数だったとも思う。







りりかのやらかしとしては、
一生懸命過ぎて自分の身を犠牲にしてしまうこと
まだ幼い身でありながら延々と調べて歩いて回って、雨にも撃たれて・・・
そりゃ体調だって崩すと思う
一方で、
星夜は星夜でりりかを守ろうと頑張り過ぎてしまうきらいがあります
具体的には男の子しようとし過ぎてその力も無いのに無謀にもデューイにタイマンを挑んでしまう
ただ、
りりかには使命があるし、
星夜には病み上がりのりりかっていうフォローポイントもありました
でも現時点では二人の思惑は噛み合ってる様でそこまで噛み合ってはいない
だけど、
肝心なところでは力を合わせてダークジョーカーからこの世界を守る事が出来る・・・
それがこの二人の絆であり、アンバランスながら精神的に繋がってる部分でもあるんでしょう
正直りりかが勘付いて星夜を助けたシーンなんかは素直に感動しましたね
一生懸命になり過ぎてしまうりりかと、
もうちょっと自分を大切にして欲しい星夜の想い。
その焦燥感とすれ違いっぷりがいかにも本作らしくもある話数でした。




照れる星夜カワイイ(笑



ただ、
同時にりりかは愛されてるな。と感じたお話でもありました
星夜からの花束、男の子としての精一杯のアプローチ・・・素敵ですよね。
りりかがまるで少年誌のラブコメの主人公の如く超鈍感だったのには笑いましたが、
その分星夜が貴重なラブコメ成分を一人で放出しまくってくれてるんで(笑
途中、りりかの嫉妬?みたいなシーンもありましたし、
そういう意味合いでも良かったです
何より、
りりかが頑張り過ぎて熱出して倒れた時、
友だちや弟、病院の知り合いの皆さんまで、
色々な人が心配して駆け付けてくれたのはりりかの人望というか、
人柄の良さによる人徳というか、一生懸命だったり優しい事に対するご褒美というか・・・
星夜の一人で頑張って調べてた事も含めて周りに支えられてるな、って感じたエピソードでもありました
皆の事を人知れず守ってるナースエンジェルは、
皆からちゃんと気にされて愛されている・・・
そんな描写がとても嬉しかったです
意図が分かりやすいというか、
目的がハッキリしてきてポジ要素が増えた分、一呼吸入れるタイミングでもあったんでしょうね
りりかの優しさややって来たことは、ちゃんと苦しい時に返って来ている。
そんなメッセージを暗に伝えてるかのような秀逸な17話目でした。







細かいトコを言うと、
りりかと星夜の細かいやりとりの自然さだったり、
冒頭のみゆきさんの安定の高飛車っぷりとバカ笑い(笑)、
りりかが本を読んでるだけでからかわれるある意味理不尽なコメディ模様もまた楽しかったです
普段どんだけおてんば娘やってんだよ、って感じですが笑
なんだかんだ漫画読んでる姿のが似合うという。
派手な話数ではないんですが、
要所要所に感じられる深みやロマンがある、そんなエピソードでした。

やっぱりどこまでも優しくて、お人よしで、他人から素直に慕われる、そんなりりかが大好きですね。
割とそれまでのお話とは打って変わって希望も見えて来た、そんな17話です。





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