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傷だらけのヒロイン。/ナースエンジェルりりかSOS 第25話「招かれた最後のパーティ」 感想

2022-10-31 | ナースエンジェルりりかSOS










随分久々の感想になった。
生誕祭(七夕)以来ですが、本当は毎月一本ずつ仕上げる構想を練ってました。
ただ、夏はお仕事関連でバタついてたので結果的に無理でしたね
ま、それもぶっちゃけ言い訳でしかないですけど。
 
で、この25話目です。
前回の感想でも書いた通り、
いよいよブロスとの決着の刻が来たる・・・!というエピソードでした
向こうから招待状が来て彼の土俵で戦う、、、っていう明らかに罠でしかないんですが、
かといって、
それに乗らないのも解決には繋がらない。という判断を聴いて「それもそうだな。」とは感じました
正直、
こちらから探しに行くのも難しいですし、
よしんばそういうまどろっこしいやり方でやってたら、
きっと周りの人が酷い目に遭う。という言い分も理解出来る。
こういうトコ、このアニメの脚本は良く出来てるとホントに想いますね。
罠ですら打ち砕く気概で決着に臨む~という漢らしい決断。。
更に唸ったのはその後の展開でした。







なんと、
幻覚を創り出し、
それらと戦わせる・・・!という残虐性極まりないやり方でした。
幻覚自体は常套手段なんですが、本作はファンタジーでありながらリアリティ重視なので、
「仮に本物で屠ってしまったらどうしよう。」っていう水面下の思いを感じさせる戦闘シーンでした。
正直、
本作では何回もダークジョーカーの手によって味方が動かされて来てるので、
それを考えると迂闊に手を出す方が有り得ないと言えるでしょう。
これもまた巧い・・・・・憎らしい程にね。
同時に、
招待に乗らなければきっと仲間や誰かが酷い目に遭う、
招待に乗ったら巧妙な罠にハメられる、、、っていうのは将棋で言う所の「詰み」に値しますな
そして、この状況を創り出したブロスもまた策士であり実力者と言えるでしょう。







しかし、
最も仇になったのはりりかの❝優しさ❞だと感じましたね。
本作では良くも悪くもりりかは「人の善さ」を利用されやすい
けど、
仲間の命を奪ってまで掴んだ平和に価値があるのか?という彼女の気持ちもまた分かる
人間の命はそれほど重い・・・それは人には感情があるっていうのも大きい。
ただ、
最終的に彼女を救ったのも、
彼女の❝正義❞であり❝優しさ❞でした。

最後まで足掻いて、傷だらけになって・・・
冒頭に引用したカットなどは美少女ヒロインとは思えぬ傷だらけっぷりだと感じました。
ちなみに、今回の記事の見出しタイトル「傷だらけのヒロイン」っていうのは同じ90年代アニメの
「とんでぶーりん」の第7話のタイトルから拝借しました(果林も可愛いよね!)。
観てたら自然とその言葉が浮かんで来たので使いましたね。
 傷だらけになってまで、
ほぼほぼ抵抗せず、
みんなを救いたい。と奮闘する彼女は聖母のようでした
仮に、ここで力尽きたとしても自分はその❝正義❞を讃えていたでしょう。
りりかを救ったのは、土壇場で出した身体から全方位に放出する類のフラッシュの必殺技でした。
恐らく、囲まれたので出したんでしょうけど、まばゆい聖なる光を放った事に因り、
それを愉悦の表情で悦楽していたブロスに直に刺さって、
起死回生に繋がる、っていう。
正しく貫き通した慈愛と正義の勝利・・・!!と、同時に、
これって他人の悪夢を眺めて愉しんでいたブロスに対する因果応報の様にも思えて、
そう考えるとある種のメタファーの様にも感じられなくもない、と思った。
傲慢さが招いた罰、、、とも表現出来るでしょう。







その後の展開は熱かった・・・!
デューイが「ブロス様」から「ブロス」に言い方を変えたのも良かったけど、
デューイと星夜の共闘だったり、全員の力を合わせての撃破だったり。。
信念を曲げなかったりりかの勝利はこみ上げるものがありましたが、
同時に、
ここであっさり消える程ブロスは弱くない。とも感じていました。
結果的に、カノンに力を移動させて今度は本気でりりかを潰しに来る模様。
りりかは、
カノンを倒せるのか、
それとも・・・?
正直、
各話感想という体を貫いてるので次の内容の事までは語れないんですが、
もう今すぐ見直したい想いでいっぱいなので、次の感想は多分11月中にはUP出来ると思います・・・!
こうやって宣言する事で自分を追い込んでいくスタイルに切り替えて頑張ってゆきたい。
りりかが、ブロスに対して「絶対に許さない。」と言い切って激昂した場面は、
「大切な人たちを護りたい。」という彼女の本懐を感じさせて非常に素晴らしかったです。

まだまだ戦いは終わってませんので、
まだまだ当ブログもりりか達を応援してゆきたいと思います。。
それにしても、
傷だらけの姿を厭わず、
懸命に耐え抜き誰かを護る為に命を尽くすりりかは本当に格好良かった。
美少女なのに、ここまで泥臭く足掻いてるりりかの姿にはリスペクトしか有りません。
完璧な感想だとはまだ思えませんが、りりかというキャラの素晴らしさは是非伝わって欲しいですね。







ところで、
序盤のスクールパートも良かったです!
そうか、りりか達にとってはデューイって「敵」から入ってるので、
結構・・・「昨日の敵は今日の友」みたいな感じでフレンドシップな関係なのかもだけど、
他の女子から見れば普通のクールビューティというか・・・美少年なんですよね。
なので、
ここからのりりか達との関係性も非常に楽しみです。。
それと、ドキドキしちゃってるみゆきさんの描写なんかも中々良かったですね(笑
ラブコメアニメの監督してた方が絵コンテなのでその辺は巧いな~と思いながら観てました♬
それにしても、
このりりかのカットめちゃくちゃ可愛いな・・・!
今後はこういう日常&ラブコメ的パートにも期待しつつガンガン観返してゆきたいです。
星夜とりりかの思春期(?)男女っぽい微笑ましいやりとりもまた素敵でした。
ごちそうさまでした。











天使だ。。



にしても、
りりかSOSの戦闘シーン、バトルは、
結構理詰めというか勢いだけではない説得力があって毎回痺れますね~。
これまでの展開があったからこそのブロスの完璧な罠、
そして、
それを馬鹿笑って呑気に愉しんでたからこそ足元救われる展開もまたある種現実的で面白かった。
天罰というか・・・
最後まで信念を貫き傷だらけで奮闘し続けたりりかの雄姿にもまた、拍手を。
自分を救ってくれたりりかに忠義を果たすデューイも何気に侍的な気質を感じて格好良かった!
まだ今年は2か月もあるので出来れば最低2回は感想UPしたいところですね。。。




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